“ラゲージ” は「リアル・モード」の象徴
撮影終わりのスタジオにて、彩良さんをキャッチ。ラフなTシャツにデニム姿にさり気なく“ラゲージ”を合わせた、ミニマムでクールな佇まいが美しい。無造作に持っても様になる、エブリディバッグ
１歳からパリで暮らし、スタジオ・ベルソーでファッションデザインを学んだ国木田彩良さんのモード観はやはりパリジェンヌらしいもの。
「私の定番はデニム、白いTシャツ、黒のヒール靴のように手に入りやすくて間違いがないアイテムです。でもそれだけじゃつまらない。ファッション＝コミュニケーションツールだし、その人を表すもの。だから自分が気持ち良く取り入れられて、自信に満ちたオーラを出せるものをひとつ足すのが理想。私にとってそのひとつがセリーヌの“ラゲージ”でした。」
彩良さんの“マイ・ファースト・ラゲージ”は、パリのアヴェニュー モンテーニュ本店で買ったオールレザーの黒、サイズはマイクロ。「品揃えがいいパリの本店でのショッピングが好きです。たくさんある中から最初のラゲージとして選んだのはやっぱり基本色の黒でした。TPO問わず使えるし、汚れが目立たず長持ちするし、大満足です。パリジェンヌは大きなバッグにドカドカと荷物を入れて歩き、無造作にその辺にドン！って置いたりします。私もそういうタイプですが（笑）、“ラゲージ”ならそれもさまになるんですよね」。
黒をほぼ毎日くらいの頻度で愛用しつつ、２つ目の“ラゲージ”としてチョイスしたのが今日持った、ネイビーブルー。
「やっぱり色が入るといつものスタイリングがフレッシュになりますね。差し色で遊ぶのは楽しいです」。
“ラゲージ”とともに、モード界を邁進！
ファッションを本格的に勉強し、モデルとしても活躍、さらに将来は自分の雑誌を作りたいという、いわばモードの次世代を担う存在の彩良さんにとってセリーヌは特別なブランドだとか。
「モードの最先端をいくブランドですが、いつもターゲットはリアルでアクティブな女性ですよね。セリーヌのクリエイティブ・ディレクターであるフィービー・ファイロもそうあるように。やりがいがある仕事があって、大切な家族がいて、ファッションを愛していて。そういうリアルが伝わるからとても好き。洋服もバッグもアクセサリーも無駄な装飾がないけど、主張はある。それって現代女性にぴったりと寄り添うものだと思います。身につける女性によって洋服もバッグも違ったものに見える感覚かな？だから女性そのものに目がいくんです」。
モデルとしてのキャリアをスタートさせて1年。毎月のように海外に飛び、東京に戻れば日々、撮影や取材が目白押し。ラゲージに自分が元気になれるグッズをたくさん入れて、今日も明日もモードの世界へと出かけていく。
「モデルのお仕事を精一杯頑張りたい。毎日、違う女性になれることが楽しいんです。今は撮影を通して日本女性やカルチャーについて勉強しているところ。日々、成長していけたらと思っています」。
くにきだ さいら ロンドン生まれ、パリ育ち。
2014年、東京に拠点を移し、モデルとして活躍中。
国木田独歩の玄孫
