セリーヌの秘めたパンク魂を感じる逸品
足し算のスタイリングで楽しむ、カラフル“ラゲージ”
スタイリスト遠藤彩香さんが愛用する“ラゲージ”はカラフルなストレッチニットの編み地を配したもの。
「赤と青は私のフェイバリットカラー。その2色のニットがバッグに施されてるなんて見たことない!と一目惚れして購入しました。実際使ってみると、噂通り、荷物の収納力は抜群。そして、意外と軽量なところ、雨にも強く汚れないところも気に入りました。主に“お仕事バッグ”としてたくさんの資料を入れて持ち歩いています」。
今日の着こなしのテーマはパンク&スポーツ。
「シンプルでエレガントなデザインの中に宿る、セリーヌのパンクテイストが好きなんです。だからこの“ラゲージ”もパンチの効いた素材やテクスチャーのある洋服と合わせる、足し算のスタイリングで楽しむことが多いです」。ラインとラメ、ボタン使いが目を引くジャージーパンツはヴィンテージ。Tシャツはロエベ、中に着たカットソーはアカネ ウツノミヤ。
「夏までは耳に大きなピアスやイヤリングを一つだけ、という気分だったアクセサリーも、秋は手元に小さなものをジャラジャラと重ねづけする感じに変わりました。そうすると“ラゲージ”を持つ手がパワフルになり、バッグの持つパンクなムードをより強調できます」。
次に狙うは体に沿う“クロワッサン ”
“ラゲージ”の次に買ったセリーヌのバッグは、2016年春夏シーズンの黒のバイカーバッグ。「洋服のアイテムとして、永遠に愛することができるバイカージャケットがそのままバッグに!それが大好きなセリーヌから!さらにライニングのイエロースエードカラーもとても好み!と興奮し、10月にパリコレを見に行った際にパリのアヴェニューモンテーニュ本店で購入しました。これも“ラゲージ”同様、荷物がたくさん入って無造作に持って歩いてもモード感を損なわないところが魅力。仕事はもちろん、一泊くらいの旅行なら行けちゃいますね」。シーズンが進み、買い物モードは当然、秋冬コレクションへ。
「秋のプレコレクションからショッピングリストに入れたのは、イエローベルベットのボリュームパンツ。そして細いフラットチェーンを斜めがけし、ボディにぴったりと沿わせて持つ“クロワッサン”バッグも気になります。メインコレクションでもオーバーサイズのアウターに合わせていた、薄いバッグが俄然、今の気分。今シーズンもセリーヌのコレクションからたくさんのインスピレーションを得ています」。
えんどう あやか モード雑誌や人気ブランドのカタログ、広告まで幅広く活躍する大人気の若手スタイリスト。