ニューヨークのモードなカントリースタイルに注目!

昔懐かしいフローラルプリントのドレスやキルトで仕立てたワークジャケット。アメリカ伝統のハンドクラフトをモードな感覚でブラッシュアップしたカントリー調のデザインがこの秋新鮮!

BATSHEVA(バットシェバ)

ロマンティックが止まらない!都会のプレーリーガール
幼い頃からヴィンテージの花柄、特にローラ アシュレイのドレスが大好きだったというデザイナーのバットシェバ。お気に入りのドレスが古くなったのをきっかけに立ち上げたブランドが、今、ファッション業界でコアなファンを獲得している。「昔、母が洋裁して作ってくれたようなホームメイドの雰囲気を大切にしているの。綿100%の生地だからじゃぶじゃぶ洗えて、着心地もいい。そしてプリティでスペシャルな気持ちになれるドレス」。子ども用サイズも展開し、母娘お揃いのルックも楽しめる。

photo:Alexei Hay

1 最初に作ったドレスを着て
2 ルックブックのモデルにはクリエーターのアナ・クラを起用
3 エプロンドレスとブラウスのセット$460
4・5 素材はヴィンテージのデッドストックやアーミッシュがキルトを作るのに使うフローラルプリントなどを使用。各$400

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バットシェバ・ヘイはスタンフォードとジョージタウン両大学の法学部を卒業した才媛。弁護士として活躍しながら、約半年前にブランドを立ち上げた。コレクションはオンラインのほか、今季は世界で唯一ロンハーマンジャパンで販売。
http://www.batsheva.com

BODE (ボディ)

ノスタルジックな物語をのせたキルトのコレクション
エミリー・ボディが手がける「BODE」はアメリカ東部の伝統的なヴィンテージキルトをワークジャケットやパンツ、シャツなどに仕立てたコレクションで話題。基本メンズだが、ユニセックスなデザインも特徴だ。「祖父母の代からうちの一家はアンティークを集めるのが好きで、生まれたときから古いものに囲まれて育ちました。手仕事の美しさをリスペクトし、それに新しい命を与える、というのがコンセプト。ファストファッションの反動もあって、改めてハンドワークのよさが見直されていると思います」

6 布のアーカイブに囲まれたアトリエにて
7 アフリカのインディゴ染めを使ったパンツ$745
8 アメリカ伝統のパッチワークの技法を用いたシャツ$445
9 一点もののキルトを使ったジャケット$1,554
10 ’17-’18年秋冬コレクションのルック

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デザイナーのエミリー・ボディはアトランタ出身。パーソンズではメンズファッションデザインと哲学を専攻し、1 年前に自らのブランドを立ち上げた。コレクションは彼女のアトリエで購入可能。アポイントはeメールで。
https://www.bodenewyork.com

※$ 1 =約110円です( 8 月2 日現在)。
※この特集内の掲載価格は本体価格(税抜き)にて表示しています。米国で付加される消費税は含まれておりませんのでご注意ください。


SOURCE:SPUR 2017年10月号「ニューヨーク、アイ・ラブ・ユー!」 
photography:Minami text:Akiko Ichikawa

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着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!

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