街ゆく彼女は、ビッグバッグ

近年、小型化が加速していたバッグトレンド。そんな中、今季はビッグサイズがカムバック!ワードローブに大きなカバンを投入して、着こなしの新たなバランスを発見したい。

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アクセサリー代わりにプラスワン
巾着風ホーボーバッグ

80年代のランウェイを再現した今シーズン。新たに発表したバッグ「CHANEL 22」は西暦から数字を取っており、伝統的なデザイン要素を現代にアップデートした。しなやかなレザーは軽量でありながら丈夫さが特徴。持ち手のチェーンを引くと、開口部分を絞って使用することもできる。大きな開口部はどんな荷物もしっかり受け止める。オールインワンは、潔く素肌にまとうのが今っぽい。ボディコンシャスなスタイルに、ホワイトのキルティングを映えさせて。大きなバッグをジュエリーのように持つ時代の到来だ。
バッグ〈H48×W45×D10〉¥687,500(参考価格)・ジャンプスーツ¥1,456,400・ピアス¥111,100・ネックレス¥190,300・サンダル¥155,100/シャネル

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質感と色彩で気分高揚
カラフルクッションバッグ

ビーチパラソルの鮮やかなストライプに着想を得たバッグが、バカンスのきらめく太陽を感じさせる。持ち手まで立体的に仕立てられた造形は、小脇に挟むとまるでクッションを抱えているような感覚に。持ち手のカーブに沿って、丁寧に縫いつけたファスナーにも注目だ。バッグの色と遊ぶように合わせたのは、パステルのニットとスカート。くるぶし上のロング丈も、大胆なスリットで自由な動きを遮らない。無駄な要素をそぎ落としたデザインが、体の自然な動きを誘う。
バッグ〈H65×W48×D12〉¥264,000・ニット¥264,000・バングル 各¥91,000(参考価格)・スカート¥236,500・靴¥155,100(すべて予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

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周囲の視線を独り占め
主役級トートバッグ

アイコンバッグの「THE ARCO」に、ラージサイズが新登場。ブランドを象徴するイントレチャートを、ラバーの立体感で表現した。大胆なサイズ感とビタミンカラーが、スタイリングにユーモアとポップさをプラスする。合わせたのは、光沢感のあるグリーンのセットアップ。フードがパッカブル仕様になっていたり、機能面も抜かりない。全身で色彩のパワーを享受しながら、旬の食材をチェック。身も心も、ポジティブな力で満たしたい。
バッグ〈H51×W48×D12〉¥181,500・フードパーカ¥403,700・パンツ¥193,600/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

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(右)イラストレーターであるアントニオ・ロペスのアートモチーフを躍動的に配した。ストラップつきで、斜め掛けも可能。
バッグ〈H31×W35×D17〉¥385,000/フェンディ ジャパン(フェンディ)

(中央)上質なナッパレザーに大きなスタッズをあしらった。ファスナーつきの内ポケットで、小物の収納もおてのもの。
バッグ〈H30×W43×D11〉¥470,800/ヴァレンティノ インフォメーションデスク(ヴァレンティノ ガラヴァーニ)

(左)3色のラフィア風素材が混ざり合い、唯一無二の存在感を演出。持ち手にはロイヤルブルーのカーフレザーを用いている。
バッグ〈H29.5×W44×D21.5〉¥341,000/ジョルジオ アルマーニ ジャパン(ジョルジオ アルマーニ)

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スタイリングの引き締め役
シャープなフラットバッグ

アイコンバッグである「Hourglass」のシルエットを再解釈した「XX L BAG」。装飾と厚みをそぎ落としたミニマルなデザインに、なだらかな曲線美をさりげなく取り込んだ。クロコ風エンボス加工が、端正な造形をエッジィに仕上げる。装いは、ビスコースウールのテーラードコートを羽織って。落ち感のある素材を用い、超オーバーサイズの不均衡さをエレガントに昇華した。オールブラックの中に、個性を放ちたい。
バッグ〈H35×W36×D8〉¥284,900・オーバーサイズコート¥453,200・中に着たトップス(参考商品)/バレンシアガ クライアントサービス(バレンシアガ)

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(右)女性の体のラインに注目し、丸みを帯びたシルエットを取り入れた。ヒンジ技術という手法で、2枚のレザーパーツをドッキング。一見シンプルなデザインに、ユニークなディテールが光る。
バッグ〈H28.5×W49×D2.5〉¥277,200/リシュモン ジャパン アライア(アライア)

(中央)レーヨン100%のラフィア糸2本を、丁寧に手作業で編み込んだ。サイドにはさりげなくロゴを忍ばせて。
バッグ〈H36.5×W33.5×D8〉¥270,600/トッズ・ジャパン(トッズ)

(左)ベーシックな形にブランドロゴとチェーンをきかせた。肩掛けと斜め掛けができる絶妙な長さ。
バッグ〈H35×W40×D6〉¥264,000(予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)

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十人十色の個性を演出
自由型ボストンバッグ

スポーツウェアとメゾンの伝統技術を融合させた新しいライン、「DIOR VIBE」。バッグの底面のラバーに施したスターのエンボス加工は、スニーカーのソール部分から着想を得た。ゴールドのジップやなめらかなカーフスキンが、アクティブな中に上品さも演出する。立体的なアーチシルエットで、手荷物の収納力も抜群だ。クラシカルなシャツスタイルに、鞄でテック要素をプラスして。
バッグ〈H21.5×W33×D15.5〉¥561,000・シャツ¥165,000(参考価格)・スカート¥484,000・ベレー帽¥148,500・シングルピアス¥61,600/クリスチャン ディオール(ディオール)

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(右)「5AC」バッグに、生分解性ラバーを使用したニューフェイスがお目見え。黄色のラバーとチェック柄ファブリックのコンビネーションで、デザインにツイストを。
バッグ〈H24×W38×D14〉¥235,400/マルジェラ ジャパン クライアントサービス(メゾン マルジェラ)

(中央)直線的なボックスシルエットに、動きのある幾何学模様が大胆に躍る。なめらかなベルベットの質感が心地よい。
バッグ〈H39×W37×D20〉¥182,600/エミリオ・プッチ ジャパン(エミリオ・プッチ)

(左)新作の「RHOMBI BAG」。薄いパッドが入ったストラップが、体にやさしくフィットする。
バッグ〈H26.5×W40×D18.5〉¥302,500(予定価格)/バーバリー・ジャパン(バーバリー)

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アクティブな彼女に寄り添う
機能性バックパック

THE NORTH FACEが1968年に発表したオリジナル デイパックが、GUCCIとのコラボレーションでこのたび復刻。ブランドを象徴するGGパターンとアウトドア要素のミックス感が、着こなしに意外性とフレッシュさを与える。「ユーティリティー」がトレンドの今季に、ぴったりマッチするアイテムだ。全身パターンで楽しむアイコニックな着こなしに、鮮やかなオレンジをきかせて。再生可能なナイロンを採用し、環境にもやさしい。
バックパック〈H49×W33×D13〉¥209,000・ジャケット¥495,000・パンツ¥258,500・アイウェア¥51,700/グッチ ジャパン(グッチ)

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(右)循環するものづくりを目指す「I AM A Plastic Bag」コレクションの最新作。ペットボトルを再利用した再生繊維と、上質な牛革を使用した。
バッグ〈H41.5×W27× D25.5〉¥110,000・チャーム¥29,700/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)

(中央)コットン100%の天然素材を採用し、表面の装飾はすべて手仕事。内にはレザーのミニポーチつき。
バッグ〈H53×W45×D3〉¥286,000/ジルサンダージャパン(ジル サンダー+ バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)

(左)軽量で耐久性に優れる。コンパートメントやポケットの位置まで計算しつくした一品。
バッグ〈H37×W27×D16.5〉¥132,000/マルベリージャパン(マルベリー)

 

SOURCE:SPUR 2022年4月号「街ゆく彼女は、ビッグバッグ」
photography: Takeshi Takagi 〈SIGNO〉 styling: Satoko Takebuchi hair: HORI 〈BE NATURAL〉 make-up: Asami Taguchi〈Home Agency〉 model: Viki G. cooperation: Transportation Bureau, City of Yokohama 

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