【スカーフ】で春服を盛り上げる、最旬コーディネート15選。上手な取り入れ方のヒントが満載!

おしゃれな人が実践するスカーフ使いが目に留まるシーズン。本記事では、コレクション会場のオフランウェイでも多く見られた多彩なスカーフの楽しみ方を、スタイリストの山﨑静香さんが解説。基本の使い方や着こなしをブラッシュアップする今どきのアレンジ術、それぞれのスタイリングに適した色柄やサイズの選び方など、さまざまな角度から深掘りする。

おしゃれな人が実践するスカーフ使いが目に留まるシーズン。本記事では、コレクション会場のオフランウェイでも多く見られた多彩なスカーフの楽しみ方を、スタイリストの山﨑静香さんが解説。基本の使い方や着こなしをブラッシュアップする今どきのアレンジ術、それぞれのスタイリングに適した色柄やサイズの選び方など、さまざまな角度から深掘りする。

山﨑静香プロフィール画像
スタイリスト山﨑静香

2021年に独立し、現在は雑誌やweb媒体、広告のスタイリングを担当。2022年冬から「ヤエ」のディレクターとしても活躍している。スカーフはヴィンテージを中心に15枚ほどワードローブに所有。「髪が伸びてきたので最近はスカーフを使ったヘアアレンジが気になります」

【ループノット巻き】装いのフックになる計算づくのバランス

ループノット巻き スカーフコーディネート1
Photo:Getty Images

まず押さえるべきは、初心者でもトライしやすい単色のスカーフを使ったループノット巻き。「シンプルで気負わず取り入れられるという点でも、単色のスカーフは個人的に気になるアイテムです。黒のコートとベージュのシャツ、どちらにも調和するカーキというチョイスが秀逸。剣先を短めにすることで、マニッシュな雰囲気を損なわず、モダンにまとめていますね」

【ループノット巻き】ノットをサイドにずらす、技ありスタイリング

ループノット巻き スカーフコーディネート2
Photo:Getty Images

フロントで片結びする王道のループノット巻きに、ひと手間加えることでモードなツイストを効かせて。「わずかにノットを斜めにずらすことで型にハマりすぎず、街中で目を引くこなれたスタイルに仕上がります」

【ルーズなループノット巻き】肩の力を抜いた大人の余裕を感じさせて

ループノット巻き スカーフコーディネート3
Photo:Getty Images

ケープのように肩にかけたスカーフをゆるく巻いて、胸下でひと結びしたら完成。「無地のトップスにスラックスを合わせたこちらは、ベーシックな着こなしを楽しむ大人がスカーフで遊びを足すイメージ。スカーフのネイビーの色を拾って、トップスも同色でまとめたところがポイントです。柄スカーフを巻く時は、トップスと色をリンクさせると品よくまとまります」

【チョーカー巻き】スカーフを長く垂らした背中に視線集中

チョーカー巻き スカーフコーディネート1
Photo:Getty Images

胸もとがざっくりと開いたチューブトップにトレンチコートをラフに羽織って、白いスカーフの存在感を際立たせたスタイリング。「細長いりぼん状のスカーフを、首にチョーカーのように巻いて。背中にスカーフを垂らすアレンジは、簡単でありながら即座にモードな後ろ姿を演出できて一石二鳥です」

【ケープ風アレンジ】ワードローブの定番コートにスカーフで彩りをプラス

ケープ風アレンジ スカーフコーディネート
Photo:Getty Images

スカーフを襟と身頃の間に挟み込み、ノットが目立たない位置でひと結び。トレンチコートと一体化するように重ねたアレンジは、歩くたびに風になびく様子が軽快なムードを加速。「肩をぐるりと包み込める大判サイズを選ぶのが重要。見える布面積が大きい分、着こなしの雰囲気をガラリと変えることができます」

【キャップonスカーフ】ヒョウ柄をスポーツシックに昇華

ブランドのランウェイや海外セレブの発信をきっかけに、じわりと勢いを増しているのがキャップonスカーフの重ね技。その先駆け的な存在が、おしゃれ番長のヘイリー・ビーバー。昨年のコーチェラ・フェスティバルに出席した際、その姿をインスタグラムにアップした。「アニマルパターンはやや上級者ですが、エレガントに寄せず、ラフでスポーティな着こなしとなら好相性」

【キャップonスカーフ】同系色でリンクさせるレディな名脇役

キャップonスカーフ コーディネート1
Photo:Getty Images

トラックジャケットを軸にしたスポーティな装いに、スカーフやプリーツスカートなど、華やかな要素を足したセンスフルな彼女。「カジュアルに転びすぎないよう、上質なシルク素材や花柄のスカーフを選んでいるところが見事! キャップとスカーフを同系色で揃えると、すんなり取り入れやすいです」

【三角巾巻き】髪を包み込み禁欲的なムードを漂わせて

三角巾巻き スカーフコーディネート1
ザ・ロウ2025-'26秋冬コレクション

シックなカラーを基調に、洗練されたルックを披露したザ・ロウの2025-'26秋冬コレクション。黒い服をまとったモデルの多くが、頭に同色のスカーフを三角巾のように巻いていたのも新鮮だったと話す山﨑さん。「端正なジャケットスタイルに、ストイックなスカーフ使いが違和感なくなじんでいます。髪の毛をタイトにまとめて中に入れ込んでいるのもモードなアクセントに」

【三角巾巻き】甘さを中和する辛口なワンポイントに

三角巾巻き スカーフコーディネート2
Photo:Getty Images

黒一色のスカーフを三角巾巻きにして、ミニマムにまとめた甘辛スタイリング。「一見するとレトロ感が強く出そうな巻き方ですが、彼女のようにかえってクリーンな魅力が際立っているのは、柄スカーフではなく単色の黒を選んでいるから。あえてロマンティックなアイテムを掛け合わせた全身のバランスにも惹かれました」

【真知子巻き】ストリートでは断然“コンパクト”が旬

真知子巻き スカーフコーディネート
Photo:Getty Images

今や定番となった真知子巻きにも新たな流れが。「真知子巻きをする時は、大判ではない小さめのスカーフを選ぶことが肝心です。浅めに頭に被り、顎下できゅっと結んだ布端は控えめに見せるのが小粋なバランス。程よくカジュアルなので、普段から真似しやすいテクニックです」

【スカーフでヘアアレンジ】三つ編みと柄スカーフの絶妙なハーモニー

スカーフでヘアアレンジ
Photo:Getty Images

いつものヘアスタイルをスカーフでアレンジするのもおすすめ。「こんな風に細身のスカーフは三つ編みの延長で一緒に編み込んだり、太めのスカーフならポニーテールにくくったりするだけで、一気に顔まわりがこなれた雰囲気に」

【バッグに結ぶ】一点投入で華やぐボリューム感が正解

バッグに結ぶ スカーフコーディネート
Photo:Getty Images

忙しない日々にスカーフを身につけるのが少し億劫だと感じる人は、あらかじめバッグにつけておくというのもひとつの手。「大判スカーフをストラップの端に片結びして、長く垂らすだけでエレガントな印象に。ベージュのコートに黒小物を合わせたクラシックなスタイルも、一気にドラマティックに見違えます」

【バッグに巻く】ハンドルに実用的な遊びをプラス

バッグに巻く スカーフコーディネート
Photo:Getty Images

ハンドルを覆うように柄スカーフを巻きつけて。「ベーシックなデザインのバッグに程よいひねりを効かせたアレンジ。こうすれば取っ手も汚れにくくなるし、小さなバッグの中に入れる必要もないので、かさばらずにスカーフを持ち運べる!  差し色として機能してくれるのもうれしいポイントです」

【巻きスカート風アレンジ】ボトム感覚で柄on柄のレイヤード

巻きスカート風アレンジ スカーフコーディネート
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大判スカーフをラップスカートのように腰に巻き、長らくトレンドに浮上しているボトムの重ね着を彷彿とさせるルックに。「ややハイウエスト気味にセットすることで、スタイルアップ見えも実現。全身の配色をスカーフの色から拾ったカラーにすれば、自然とまとまりのあるスタイリングに。トップスとスカートのワンツースタイリングもぐっと格上げしてくれます」

【ビスチェ風アレンジ】スカーフをスタイリングの主役に

ビスチェ風アレンジ スカーフコーディネート
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大判スカーフで三角巾を作りトップスとして着用するアイデアは、これからの時期にぴったり。「素肌の上に着ることに抵抗がある人は、タイトなシルエットの白Tシャツに重ねても。ホールド感が気になる場合は、手持ちのブローチなどで留めるとずれ落ちにくいのでおすすめです」

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