世界中から魅惑的な秋冬の新作が揃う時期。ファッションのプロたちはどんな視点でウィッシュリストを作るのか? 熱を帯びて語る運命的な出合いやスタイリングの構想、目指す人物像など、ひたむきな思いに迫る

2026.10.17

セリーヌのベルト、エルメスのレザーバングルetc. おしゃれプロが今欲しい小物

世界中から魅惑的な秋冬の新作が揃う時期。ファッションのプロたちはどんな視点でウィッシュリストを作るのか? 熱を帯びて語る運命的な出合いやスタイリングの構想、目指す人物像など、ひたむきな思いに迫る

INDEX

CELINEのベルト

CELINEのベルト

マイケル・ライダーによるセリーヌのファーストコレクションで発表されたベルトに、新色のホワイトが登場。きゃしゃなベルトと存在感のある大ぶりのバックルが美しいコントラストを描き、シンプルな装いにも映える。スタイリングの主役として活躍する一本。ベルト¥132,000(予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ)

丸山佑香さんの欲しいもの

マイケル・ライダーがセリーヌのアーティスティック・ディレクターに就任して以来、ショップに足繁く通っています。この秋は数あるアイテムの中でも、デビューシーズンから目をつけていたベルトをリピート買いする予定。自分のワードローブに細いベルトやバックルに主張のあるものはなかったのですが、スタイリングで使っているうちに、これはすごいぞ!?と開眼。Tシャツとデニムなど、シンプルになりがちな夏の着こなしをぐっと底上げしてくれたのは、まさにこのベルトだったんです。

秋冬に登場したオールホワイトのデザインは、シックなゴールドのアクセントやレザーのツヤ感などが好みで、思った以上にいろいろなアイテムと相性がよさそう。黒でまとめたスタイルに1点きかせるか、あえてホワイトでまとめた中にひそませるか、目下想像中です。アメリカ出身のデザイナーが手がけただけに、プレッピーなおしゃれ心を感じるデザイン。しかしそれだけではなく、メゾンのクラシカルな精神を両立したいいとこどりなルックスです。入荷するたびに売り切れてしまうので、今回は早めにオーダーしました。

Yuuka Maruyamaプロフィール画像
スタイリスト Yuuka Maruyama

スタイリスト。モード誌を中心に、広告、アーティスト、俳優など幅広く手がける。アクセサリーブランドTONのデザイナーも務める。

HERMÈSのレザーバングル

HERMÈSのレザーバングル

エレガントなボックスカーフ。レザーをひとひねりすることで、さりげない遊び心を醸す。赤みを帯びたルージュカラーのレザーに、白いサドルステッチがモダンな表情を差して。ブレスレット〈右〉¥136,400・〈左〉¥111,100/エルメスジャポン(エルメス)

浜田英枝さんの欲しいもの

展示会で見て、絶対に買いたいと狙っているのがエルメスのレザーバングルです。上質でしなやかなレザーにツイストを加えたデザインですが、ありそうでなかったアイデアに打ちのめされました。原型となったのはマルタン・マルジェラが手がけていた時代のエルメスで出していたものだと思うのですが、そちらも持っているので、自分のアーカイブスとひもづけられる気がして運命を感じました。当時のデザイン哲学を受け継いでいて、まるで名建築のような美しさが楽しめるんです。

幅が異なる2種類があるのですが、ツイストの印象が強い太いタイプが好き。構築的なデザインとのコントラストによって、身につけた瞬間に大人の女性の手もとを美しく演出する。二つをレイヤードしてもいいし、ニットと合わせてもメリハリを生み出してくれそうです。

Fusae Hamadaプロフィール画像
スタイリスト Fusae Hamada

スタイリスト。SPURをはじめモード誌や広告で幅広く活躍。最新モードを軸に、エッジのきいた独創的なスタイリングに定評がある。

Leo Costelloeのネックレス

Leo Costelloeのネックレス

セントラル・セント・マーチンズでジュエリーデザインを学んだ、アーティストのレオ・コステロが手がけている。ロンドンを拠点に活動しており、作品はすべて彼が手作業で製作。同じものがふたつとないユニークピースになっている。ネックレス〈SV〉¥286,000/インターナショナルギャラリー ビームス ウィメンズ(レオ コステロ)

丸山恵利佳さんの欲しいもの

カトラリーや彫刻など、造形物として魅力的なレオ コステロの作品がずっと気になっていてデザイナーに連絡を取ってみたんです。実際に話してみると、アーティスティックでクレバーな人柄でした。数ある作品の中でもシグネチャーはリボンモチーフ。昔、フラワーアーティストのシモーネ・グーツさんのアシスタントをされていて、アレンジメントで使ったリボンから着想を得ているとのこと。そんな背景もあり、アーティな感覚でつけられるジュエリー、というのが彼の作品の魅力です。

このネックレスは人気モデルで、ペーパーリングがシルバーで作られているようでとてもユニーク。ハンドメイドだけど、精巧さとクラフト感が絶妙なバランスで落とし込まれていて、肌にのせたときとても素敵なんです。レオ コステロは基本的に受注生産で、顔が見えるお客さまに向けて製作するスタイル。これまで、卸売は世界で2店舗だけだったんです。でも今回、インターナショナルギャラリー ビームスになら、と展開を許可してくださってオーダーが実現しました。このブランドを皆さんにご紹介できるのがとてもうれしいです。

Erika Maruyamaプロフィール画像
International Gallery BEAMS Women's ディレクター、バイヤー Erika Maruyama

International Gallery BEAMS Women’sのバイヤー。審美眼に定評があり、スタイリストなどファッションプロからの信頼も厚い。