2020.07.31

林 秀靜さんの風水指南は、ヘルシーでハッピーな心身を育む「火」の気を活かす!

林 秀靜さんからのアドバイス

五行の「火」に関連する色やアイテムで、パワーチャージ

風水では、世の中の全事象は「木・火・土・金・水」の5つのエレメント(要素・気)に分けられていると考えられています。2020年下半期は、五行でいうところの「水」の気が強い時期となります。「水」の気が強いと、社会全体になんとなく暗い雰囲気が漂い、皆々の気分も沈みがち。そんなときは「水」の気を弱めてくれる「火」に関連するアイテムを積極的に取り入れて対策しましょう。

まず揃えたいのは、「火」を表す色の、赤やピンクのアイテム。雑貨はもちろん、マグカップなど普段使うものでも何でもかまいませんが、常に視界に入ることが重要です。「火」を連想させるものとしてキャンドル。キャンドルホルダーを工夫すれば飽きることなく楽しめます。なお、「火」をイメージさせる、暖色のライトなどでもOKです。また、「火」=温もり。リラクゼーション効果もある、香りから取り入れるのが私のおすすめです。

また、どんな風水術においても、掃除・整理整頓はとても大切だと言われています。生年月日から自分の五行を調べ把握し、その五行のエレメントに合った整理整頓を心がければさらに幸せを重ねることができるでしょう。運気アップのためにぜひトライしてみてください。

レシピ1 冷え切った気持ちをグッと上げる、赤やピンクのアイテムを身近に

「水」の気が蔓延して、世の中の雰囲気はもちろん、心も体も冷えがちな時期。「火」のエレメントの代表格、赤やピンクのアイテムを暮らしに取り入れ、温かさを取り戻して。

「心と体を温め、ポジティブ思考を手に入れるためには、暮らしの中に赤やピンクのアイテムを取り入れるといいですね。私自身も冷えやすいので、家には赤いものを多く取り入れています」と林さん。カーテンやシーツなどを真っ赤にするのはハードルが高いので、ラッキーアイテムでもあるランプシェードや、足元から温まるラグ、小物などで差し色的に取り入れると良さそう。

赤は少しパワフルすぎると思う人はピンクのアイテムを。林先生によれば「ピンクを選ぶなら、青みがかった紫寄りのピンクではなく、華やかで活気溢れる、温かみのあるピンクを選んでください」とのこと。紫寄りだと「水」に関係してしまい、逆効果なので気をつけて。

レシピ2 炎の力で血行を促進して、冷えやむくみ、だるさを解消

体を温めるのであれば、温泉に浸かるのもよし、台湾茶の東方美人のような発酵茶を飲むもよし。キャンドルなどで「火」のエレメントを直接取り入れるのも効果大なのでぜひ試して。

「キャンドルの灯りは血行を促進してくれるのでぜひ取り入れて欲しいもののひとつ。火を使うのが心配なときはキャンドル風のライトでもOK」と林さん。キャンドルを模したライトも進化を続けており、ぱっと見では、ほとんど本物の火と変わらないものも増えている。優しい炎で「水」の気を払いたい。

インテリアにキャンドルを取り入れるなら、キャンドルホルダーにはこだわりたいもの。陶磁器のキャンドルホルダーは、火をつけていない時にもオブジェとして活躍するので便利。世界トップクラスのキャンドル消費量を誇る北欧のプロダクトにはどんな空間にも合うデザインが多いのでおすすめです。炎によって表情を変えるものを選んでみて。

レシピ3 温熱効果のある香りを選んで、心も体もリラックス

林さんによれば「お香の天然原料の中には、体を温め、心を穏やかにしてくれるものがあります。 『水』の気が強い時期はお香を炊いてみるのもひとつの手」とのこと。リラックスできる香りを選んで、おうち時間を温かく。

自他ともに認める“お香好き”の林さんによれば、「白檀や桂皮、伽羅などのお香は温熱作用があるのでおすすめ」だそう。古来よりお香の煙は邪気を払うとも言われているが、懐かしくも柔らかな香りにはリラクゼーションの効果も。漢方の原料としても使われる生薬の効果で、優しく体を緩めながら温めたい。

せっかく暮らしに香りを取り入れるなら、少しエキゾチックなテイストのものを選んで、旅気分を楽しんでみるのも◎。実際に血行促進効果のある香りを選ぶのはもちろん正解だけれど、温かな場所にいるようなイメージの香りを選んでみてもよさそう。香りひとつでインテリアの見え方も変わってくるはず!

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教えてくれたのは……

林 秀靜/Shusei Lin

中国命理学研究家。1991年〜1998年、台湾の老師より専門的に五術を学び、風水学、中国相法、八字、紫微斗数、卜卦などを修得。1999年~2008年、玉川学園漢方岡田医院にて、命証合診を研究。2013年~2016年、台湾に留学し、張玉正より、風水学と紫微斗数をさらに深く学ぶ。著書に『日本で一番わかりやすい四柱推命の本』(PHP研究所)ほか、国内外で約70冊を刊行。
http://www.lin-sunlight-fengshui.com/

 

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