【水晶玉子さん】「寅年」のうちに訪れたい！ 神楽坂「善國寺」

2022年後半の開運スポットのひとつとして、「寅年」のうちに訪ねてほしいのが、寅と縁の深い毘沙門天が祀られている寺院です。

毘沙門天は古代インドの財宝の神でしたが、仏教では仏法を守護する神となり、四天王のひとり「多聞天」、財宝や福徳を授ける七福神のひとりとしても知られている神様です。そんな毘沙門天が姿を現したのは、「寅の年、寅の月、寅の日、寅の刻」だったということで、虎は毘沙門天の化身とも使いともされているのです。

東京で、毘沙門天で有名なお寺といえば新宿区神楽坂の「善國寺」です。神楽坂のメインストリートにあるお寺なので、それと知らず、訪れている方も多いかも。よく見れば、本堂前には狛犬ならぬ「石虎」が鎮座しています。虎モチーフの授与品もたくさんあるので、食事やお買い物のついでにでも、ぜひお詣りを。

干支でいえば、「寅」とは“三合”という発展的な相性となる「戌」の月（10月8日～11月6日）、“支合”という、つながりが深くなる相性の「亥」の月（11月7日～12月6日）はお詣りにおすすめの時期です。

他にも、東京では、映画『男はつらいよ』の寅さんゆかりの地として有名な葛飾区の「柴又帝釈天」（題経寺）にも「帝釈天」が従える「四天王」の一体に「多聞天」（毘沙門天）がおいでです。また京都では、北の山中にある「鞍馬寺」の御本尊が毘沙門天です。そして、全国の毘沙門天を祀る社の総本山とされる奈良県の「信貴山朝護孫子寺」も、寅年のうちに足を運びたい場所です。
　
一般的なパワースポットとして、今年後半に訪れてほしいのは、身近な所にある「最近、リニューアルオープンした場所」です。

「オリエンタル占星術」では2022年は「参宿」という”浄化と刷新“の年です。また西洋占星術でも、今年後半、幸運の星・木星は12星座の最初の星座の牡羊座と最後との星座の魚座を行き来します。ですから、“新しく生まれ変わった”と実感できる場所は、どこでも開運スポットです。また牡羊座が司るスポーツや魚座が司る癒しが同時に味わえる、スパやジム施設で汗をかいたり、のんびりするだけでも、運気をアップさせることができるはずですよ。

DATA
毘沙門天 善國寺
桃山時代末の文禄4年（1595年）に創設された、由緒あるお寺。開運、厄除け、商売繁盛、金運のご利益があるといわれる。本堂に鎮座している石虎は、江戸後期に作られた歴史あるもの。

東京都新宿区神楽坂5-36
03-3269-0641
https://www.kagurazaka-bishamonten.com/

著書を発売時に願掛け！ 日本橋「小網神社」

都会の一角にある、小さな神社ですが、創建は15世紀。東京大空襲でも戦争を免れ、出征した氏子の方はみな生還したとも伝えられ、強運厄除けの神社として有名です。私的には、本を一冊、脱稿し、発売する前には必ず、お詣りする場所です。その“小網”にひっかかって、本に間違いがないように。また本を買ってくださった方ひとりひとりに、もれなく幸運が届くように……とお願いしてきます。

また、原宿の「明治神宮」も欠かせない場所。
大都会の真ん中ですが、鳥居をくぐれば、そこは深い森に守られた別世界。違う時間が流れているようで、気持ちを切り替えたい時、深く呼吸をしたい時には、時々、足を運びます。お詣りと同時に森林浴もできる場所で、帰りには、元気に気持ちよくなって、原宿や青山、新宿でつい美味しい物を食べたり、買い物をしたりしちゃうんですけどね（笑）。

特に神社やお寺でなくても、行けば元気になれる場所、それはあなたのパワースポットです。あなただけの大事な場所、探してみてくださいね。

DATA
小網神社
東京都中央区日本橋小網町16-23
03-3668-1080
https://www.koamijinja.or.jp/

教えてくれたのは……

水晶玉子／Tamako Suisho
占術研究家。東洋・西洋の枠を超え、数々の占術を研究、執筆。「オリエンタル占星術」「マンダリン占星術」「運景」「フルーツ・フォーチュン」などのオリジナルの占術を考案。数々の女性誌でも連載し、「当たりすぎる！」と大評判！ シリーズ累計56万部となる『水晶玉子のオリエンタル占星術　幸運を呼ぶ365日メッセージつき　開運暦2023 』を2022年９月26日に発売。『水晶玉子の夢を叶える 60アニマル占い』（集英社）も話題に。
https://suisho-tamako.net/