HYGGE FOREST(フィゲ フォレスト)휘게포레스트/モダンな施設と自然が調和する、ユニークなキャンプ場
ノルディスクの体験テント。「キャンプに慣れてない人にも楽しんでほしいから」という思いで、2023年内は通年宿泊受付。1泊₩250,000(土日は₩300, 000、大人2名基準)
2022年6月にオープンしたばかりのHYGGE FORESTは、ソウルのキャンパーたちが訪れてみたいと口を揃える最注目のアドレス。「以前訪れた際に、この江原道のロケーションの素晴らしさに魅了されたんです」とオーナーのイム・ジヒさんも語るように、背の高いカラマツの美しさが印象的だ。
シャワールーム、洗い場、冷蔵庫なども完備した施設は、シンプルな北欧モダンをベースにした内装。売店には、鍋で煮るだけのプデチゲセットから韓国のクラフトビールまで、オーナーが実際に試していいと思ったものだけをセレクト。ロッジ泊(1泊₩190,000〜)やテント体験を利用すれば、調理器具のみの持参でOK、本格装備がなくても楽しめる。もちろんオートキャンプ場も充実。多様なスタイルにこたえる。
標高800mにあるHYGGE FOREST。渓谷沿いの遊歩道もあり、滝は小さいながらも迫力満点
ノルディスクテントのベッドルーム。電気毛布もあり安心
オーナー夫妻の愛犬の名前が由来のショップ「トッキ商会」。珍しい地ビールなど独自のセレクトに目移り
着火剤と薪、マシュマロは売店で入手。焚き火台はテント体験を利用すると無料で貸与(他ゾーンはレンタル料1日₩10,000)
オートキャンプエリア。芝生に面していたり、森の木々に囲まれていたりとゾーンごとの個性も楽しい。1泊₩80,000〜
ノウルキャンプ場 노을캠핑장/ソウル屈指の夕焼けとともに、気軽にバーベキューを楽しんで
到着したら管理事務所でチェックイン。一区画のスペースは6×8mと十分で、隣との間隔も広く快適。利用料は日帰りも泊まりも一律₩13,000で、電気が使えないエリアは₩10,000
市内とは思えないほどの広い空と、青々とした天然芝に出合えるキャンプ場。場所はソウル西部に位置し、中心部からもアクセスしやすいワールドカップ公園内にある。ノウルは韓国語で「夕焼け」という意味。その名前の通り、ここでは美しい日暮れの空と、夕陽に染まったソウルの街並みを一望することができる。
テントやシュラフなどキャンプの最低限の装備を持参すれば、場内には必要な雑貨や食料がひと通り揃う売店、水飲み場、トイレ、シャワー室、調理場、テーブルなどの設備が完備されていて安心。場所によっては電気も利用可能だ。日帰りで身軽にバーベキューやピクニックを楽しめることもあって、仕事帰りにふらりと訪れる人もいる。周辺の遊歩道は、散歩するだけでもリフレッシュされる。
炭火焼きで豪快にバーベキュー。
網やトングなどの道具から、生鮮食品、飲み物まで基本的なものは売店で購入可能。日帰りなら最小限の荷物で訪れてもOK
完全に日が落ちる前のマジックアワー。ノウルキャンプ場全体が穏やかな空気に包まれる
ワールドカップ公園内の移動には、環境に配慮した「メンコンイ電気自動車」を利用。涼しい風に当たりながら景色を見ることができ、ドライブ気分を味わえる。運行は10時〜21時(火〜木曜は20時まで)。往復チケット(₩3,000)は、ノウル公園駐車場前の券売機で購入できる
DATA
ソウル特別市麻浦区ハヌル公園路108−1
02-304-3213
営業時間:4月〜11月(チェックイン14時〜22時、チェックアウト翌12時)
定休日:月曜
※毎月15日の14時から翌月分を先着順に予約受付
tickets.interpark.com/goods/22002652
photography: Kyutai Shim 〈STUDIO HARU〉 coordination: Hyojeong Choi 〈TANO International〉 text: Mai Ueno