My SOS アプリのインストール & PCR陰性証明をアップロード
PCR検査の陰性証明書を入手後には、日本入国時にファストトラックを利用するため(迅速な入国審査通過のため)の手続きをする必要があります。
申請締め切りは、日本行き便の到着予定時刻の6時間前まで。
具体的には、アプリMySOSをインストール、もしくは、MySOSのウエブ版(7月7日から運用スタートしました)から、入国に必要な書類・情報をアップロードします。
このMySOSに陰性証明書の画像をアップロードし、そのほかの必要事項を入力することで、入国前の事前審査がスタートするということです。GW時点では、事前審査が終了&認証されるとアプリ画面が赤からグリーンに変わりました。現在は青に変わるようです。
※陰性証明書の画像をアップロードの際は、iPhoneユーザーのかたは、画像形式がHEICではなくJPEGになるようにご注意を。iPhone独自の形式HEICだとアップロードができません。
スワンナプーム空港のANAカウンターでチェックインの際は、MySOSの画面を見せてチェックインOKになりました。陰性証明書の提示は求められず。ただ、国やエアラインによっては、MySOSの提示だけではダメで、紙の陰性証明書そのものの提示も求められることがあるようです。なので、陰性証明書もすぐに見せられるようにしておくのが確実かと。陰性証明は、前述のように日本政府が入国の条件にしていて、搭乗の条件にもなっています。搭乗航空会社が日本政府の代行でチェックをしているということです。なので、航空会社によっては、証明書原本の提示がない場合、搭乗を認めないとの内規があるのではないかと。 ここで航空会社から拒否されるとどうしようもないので、とくに日系ではないエアラインに搭乗の場合は注意が必要かと思われます。
このMySOSで事前申請していなくても帰国便へのチェックイン&日本入国はできるようですが、ファストトラックを利用できないため、入国審査に時間がかかるものと思われます。特段の事情がなければ、MySOSで事前認証を取っておくのが安全ですね。
というか、スマホを持っていない旅行者はどーすんだ!? かなーりいろいろなハードルが高くなっています。もともと持っていない場合だけじゃなく、旅の途中でスマホ壊れたとか無くしたとか盗まれたとか、その時点でかなりお先真っ暗ですヨ。ひとりっPは、危機管理の意味でも常日頃スマホを2台持ちしていますが、ほんと2台持っててよかった、と思う昨今です。
「コロナ禍の海外旅は、スマホが命!」by ひとりっP(「ひとりっP's 旅の格言」より)。
※MySOSの使い方に関しては、厚生労働省のサイトで詳しく解説されています。
ホテルからスワンナプーム空港まではGrabタクシーにて移動
帰国便は21時35分発。ホテルからはGrabタクシーにて向かいました。滞在していたハイアット リージェンシー バンコク スクンビット(スカイトレインのナナ駅すぐ)からスワンナプーム空港までは、所要1時間10分、345バーツ(うち25バーツは高速代、20バーツはGrab手数料。走行料はメーター料金。現金支払い)。ホテルを出たのが18時40分で空港到着が19時50分でした。
この時間帯だとどうしても渋滞に巻き込まれてしまうので、ホテルから高速入口までが40分、高速に乗ってからはめちゃくちゃスムースで30分。ラッシュアワーのアベレージですね。帰国便がもう少し遅い出発だと、ホテルを20時以降に出られて、渋滞もほぼなく空港までは40分程度で行けるんですが。まあ仕方ないですね。
2年ぶりのスワンナプーム空港出国体験
空港はコロナ禍以前よりは空いていましたが、思っていたよりは旅客がいます。先に書いたように、ANAカウンターでのチェックイン時にはMySOSの画面を確認され、陰性証明書そのものの提示は求められませんでした。
出国の保安検査場は少しだけ並んでいて通過に5分、出国審査場はガラッガラで待ち時間ゼロ! 入国時と同じく、あっという間の出国完了。コロナ前は保安検査〜出国完了まで1時間かかることもザラだったので、これまた天国〜〜!
出国後の免税店エリア。店は見た限り、ずべてオープンしていました。旅客はコロナ禍以前に比べるとかなり少なかったですが。
唯一「クローズしてる!」と思ったのが、両替所。以前なら、閉まってるとかありえません。 やっぱりまだまだ観光客は戻ってきてないんですねえ。
ただ、2022年7月からタイ入国の条件がかなり緩和されたので、旅行客はこのときよりも増えているのではと推測。スワンナプームがこんなに空いてたり、出入国がこんなにスムースなのも今が最後かもなあ、と思ったら、またすぐにタイに来たい〜〜〜!と思ってみたり。
スワンナプーム空港内に数カ所あるスターアライアンス用ラウンジ(by タイ航空)ですが、GW時点では、なんと大半のラウンジがクローズしていて、オープンしていたのは1か所のみ! それを知らずに搭乗ゲートからいちばん近いラウンジまで行ってみて「げ! 閉まってる!!!」。
ただでさえ横になが〜〜〜〜くて歩かされがちなスワンナプームなので、イヤ〜〜〜な悪寒はしたんですが、現在のラウンジの様子がどうなっているのかをチェック&パトロールしたかったので、開いているラウンジを無理やり目指すことに。
案の定、遠かった! 閉まっていたラウンジから5分以上歩かされて(しかも搭乗ゲートからはどんどん遠ざかる、、、)、ようやく唯一オープンしていたラウンジに到着。パトロール目的じゃなかったら絶対に途中で行くのをやめて引き返してましたよー。
ここ1カ所しか開いてないせいか、ラウンジ内は結構混雑していました。フードのラインナップはコロナ前と同じで、タイフルーツ、タイフードなどもあり、わりと充実。タイカレーはかなりの辛口で食べるのを断念しました、、、。
ちなみに、スワンナプーム空港の充電スポットは、こんな感じで、通路途中に待合イスとともにときどき設置されています。
要注意! とにかくゲートが遠いスワンナプーム空港!
ラウンジから再びのロングウォークで搭乗ゲートへ。は〜〜〜〜、遠い、、、!!
ひとりっぷシリーズにも書きましたが、スワンナプーム空港はとにかく横に長くて、さらに縦にも伸びていて、搭乗ゲートまでかな〜〜〜り歩かされます。「え!? まじで!?」というくらいゲートにたどり着くのに時間がかかるので、早めにゲートへ向かうことをおすすめします。
やっとついた、、、!! ぜーはー! ラウンジから10分以上歩かされました、、、!!
帰国便もまあまあの搭乗率な様子。
以前と変わったこと。それは日本入国時の検疫書類が加わったことです。機内で税関書類とともに配られます。ひとりっP、必要書類は離陸前にさっさと記入する派なので、早々に書いて、あとは爆睡態勢に。
個人的にすごーーーく気になったのは、当初は空いていた自分の隣の2席のうちの1席に、ほかから移ってきた人が座ったこと!! 当時、MySOSアプリには自分の座席番号を登録する必要があったんですよ。「日本入国時の抗原検査や入国後に陽性になった旅客が出た場合、周辺座席に座っていた乗客には濃厚接触者通知が来る」と経験者から聞いていたので、そのためだなと認識していました ← いや、コレ、たぶん間違っていないかと。
なので、「ちょ、、、!! 勝手に席を移動したら、アプリに座席登録した意味ないじゃん! 勝手に移動するのはナシでしょーー!!!」 と、内心憤慨するひとりっP。とはいえ、座席移動不可との機内アナウンスもなかったので、「、、、アプリへの座席登録、つまりザルか。いや、てか、濃厚接触者通知来ても来なくても、もはやあてにならんってことね! 機内では自衛するしかない!」と憤まんの鼻イキ出しながら、N95マスクをきっちり装着です。
(※MySOSへの搭乗便の座席登録は現在なくなっているそうです。つまり、もしも機内で隣の席に座っていた人が日本入国後にコロナ陽性になっても、MySOSシステムからのアラート通知は来ないものと思われます)
深夜便につき基本的には爆睡していますが、機内食のときにはガバッと起きて、絶対に食べます。食い意地、張ってるので。復路便も機内食はあらかじめオーダーしていたフルーツプラッター。往路便と違って、ドラゴンフルーツやパパイヤなどトロピカルフルーツが入ってくるんですよ〜〜。
日本入国ドキュメント
ほぼ定刻の早朝5時半すぎに羽田空港に着陸。が、ここで、「乗り継ぎ客と日本入国客のどちらを先に降機させるのか、空港からの指示を待っている。指示がくるまで全員機内待機」との機内アナウンスが入り、「へええ〜〜〜!」とコロナ禍ならではの体験に興味津々。結局15分ほど待たされたのち、入国客から先に降りてくださいとアナウンスされ、降機です。
GW当時は、入国前に全員が抗原検査を受ける必要があったので、このあとは検査場まで、えんえん歩かされました。140番台ゲートエリアをぐるっと1周させられる感じでしたね。
床の波柄カーペット〜〜〜(涙)!! と、ここでも内心コーフンしていたアホなひとりっP。
こちら、羽田空港国際線ゲートエリアの限定(?)柄です(国内線は格子柄)。歩く通路はテープで仕切られていて、適宜係官がいてチェック&案内していました。
「これがウワサに聞いていた、かなーり歩かされるってやつかあ」と思いながら、サイドには、羽田のゲート140番台から見る駐機中の国際線機材! ここからの眺めが大好きなんですよ〜〜。「やっとここから見れた、、、!!」(←2年間ずっと第3ターミナルの展望デッキから眺めるだけでした。涙)としみじみ。てな感じで、ひさびさすぎる国際線のゲートエリアにコーフン&ワクワク。歩かされるのもまったく苦にならず、というか、ウキウキで歩いちゃいましたヨ。
2022年7月現在、入国時の全員抗原検査は撤廃され、かなり限られた国からの到着旅客に対してのみ実施なので、このあとの検疫についてはごく簡単に。
えんえん歩かされはしましたが、羽田空港での検査手順運用はかなりスムースで、MySOSアプリを係員に提示→唾液による抗原検査(ここで結果が出るまで30分ほど待たされる)→自動化ゲートにて入国→荷物ピックアップ→税関検査→到着ホールの流れで、着陸から外に出るまで1時間半かかりました。機内で降機待ち15分、抗原検査&結果待ち40分、税関通過待ち5分で、あとの30分はひたすら歩かされていた感じでしょうか。どんだけ!??
現在は、入国時抗原検査が不要の場合は(大半の旅客が該当)、入国にかかる時間はコロナ以前とほぼ同じになったようです。ひとりっPの友人によれば、つい先日の帰国時、着陸から入国までは15分だったそう。
税関アプリの落とし穴体験
ちなみに、コロナ禍直前に成田空港から導入が開始された税関アプリが、いつの間にか羽田空港でも運用中とのことだったので、アプリはとっくの2年前にDL済みだったひとりっP、「紙も記入済みだけど、ここはアプリでGO!よね!」と、抗原検査の結果待ち時間を利用して、アプリ上で税関フォーマットにちまちま入力。
で、いざ、税関カウンターでアプリのQRコードを提示したら、「あー、このカウンターには端末がないんで、隣に行ってもらえますか? ほんと、すみません」← はいーーーー!?? 「それアリ!?? いや、羽田税関、ダメでしょ!」 と思いつつ隣に並び直し。今度こそ、とアプリを見せたら、「あ。すみませんが、こちらのチェックを願いします」と、なんと、QRコードを読み込んだ結果、タブレット端末に表示される情報をいちいちチェック&タップして確認する必要が! チェックページは3ページくらいあり、「紙で出すほうが、税関通過時間は断然早いじゃん!!」というのがひとりっPの結論です。
ちなみに、コロナ前は出入国が頻繁だったひとりっP、税関用紙を常に10枚くらいキープしていて、全部に必要事項(現住所など)を書き込んで、トラベルウォレットに入れています。帰国時に記入するのは便名など最低限で済むので、ストレス激減なんですよ〜。やっぱ次回からはこの方式やな、と。
現場からは以上です!
帰宅もモノレールにて。なあんと、やってきたのはキキララ(リトルツインスターズ)車両〜〜! ひゃっほーーい! やったーーー!!
というわけで、現在まだまだコロナ禍につき、国境のドアは開いたとはいえ、出入国の条件はかなり頻繁に変更になっています。基本的には緩和の方向に向かっていますが、まだまだ各種制限はあり、必要な手続きがコロナ禍以前よりは増えています。ただ、どれも難しいものではないので、やればできます!
ポイントは、必要な条件を間違えないこと。日本含め各国、必ず政府のオフィシャルサイトで説明されているので、詳細をチェックする際はオフィシャルサイトへ。ひとりっPは、現地の日本領事館のサイトもチェックします。たいてい、渡航先国への出入国の条件に関してなんらかの説明があり、現地政府サイトへのリンクも張られています。JAL、ANAのHPでもチェックできます。
【最後に日本入国時の手続きについてまとめると】
*日本への入国時には、2022年7月現在、帰国便出発予定時刻72時間以内のコロナ陰性証明書が必要。現地のどこで検査が受けられるのかを調べる必要あり。
*入国時のファストトラック利用のためにMySOS(アプリもしくはWebサイト)から、陰性証明ほか必要事項を事前申請する。
以上です!
※帰国前のPCR検査で陽性になると、帰国便には搭乗不可=現地に数日間足止めになります。当然ですが、その後の手続きなど含めかなーりいろいろ大変なようなので、イザってときに慌てないように(いや、慌てるとは思いますが)、事前に検索しておくおことをおすすめします。
※記事中に記載した情報(必要書類、価格、各種条件など)は、ひとりっPが旅した2022年GW時点、もしくは、2022年7月10日時点でのものになります。実際におでかけの際は、ご自身で最新の情報をご確認ください。
その⑤【バンコク情報編】につづく! お楽しみに〜〜!