さてさて、2019年も残すところ1週間と少し。今年もこの連載では月に2回、合計22回にわたってさまざまなデジタルガジェット、アプリなどをご紹介してきました。個人的に何かにお金を支払うときはかなり慎重になるタイプということもあり、ご紹介したものはもちろん今もお気に入りのものばかり……！なのですが、今回は改めて今年手に入れたガジェットたちから、特に愛用しているものを振り返ってみたいと思います。
ember
まずはスマホと連携して飲み物を適温に保ってくれるマグカップ「ember」。特に今の季節は自宅でコーヒーやホットレモネードを飲むのに、欠かせない相棒となっています（ちょっとキズが増えてきてしまったけれど）。コースターがそのまま充電器になっているので、オフィスなどの自席に置いて使うのにもぴったりだと思います。飲み物を冷やすことはできないので、さすがに夏場は出番がありませんが。
WH-1000XM3 / AirPods Pro
今年はノイズキャンセリング機能が付いたヘッドホン／イヤホンの進化が目覚ましい一年だったな、と思っているのですが、その中でも私が今年手に入れて気に入っているのが、SONYのノイズキャンセリングヘッドホンの「WH-1000XM3」とAppleの「AirPods Pro」。
SONYのヘッドホンは飛行機移動用に購入したのですが、飛行機の機内のノイズをほぼ完璧にカットしてくれるので、これをしていると目的地に到着したときの疲れ具合が全然違います。もうこれがないと飛行機には乗れない……と思っているくらい、気に入っている一品。AirPods Proは以前の記事で熱弁させていただいた通り（笑）。以前のモデルより小さくなって目立たなくなりましたし、外部音取り込みのオン／オフ切り替えが本当に良くできているので、イヤホンをお探しの際は一度試してみていただきたい！
SliceCharge Pro
そして、こちらも以前ご紹介したワイヤレス充電パッドの「SliceCharge Pro」。無接点充電ももちろん便利なのですが、個人的には行き場を失いがちだったApple Watchの居場所がAirPods ProとiPhoneと共に並ぶかたちで定まったことが一番のお気に入りポイント。見た目もスマートでオススメ。
α7 Ⅲ
最後に、今年買ったものの中でも投資額の大きな一台、この連載執筆にも欠かせないカメラであるSONYの「α7 Ⅲ」。
私の場合、原稿執筆やメール返信など、仕事もプライベートもiPad Pro 一台でほぼ完結できているのですが、本体にUSB-C端子がついたことで、カメラとiPad Proを直接繋ぎ、写真編集アプリの「Adobe Lightroom CC」ですぐ現像することができるようになったのが本当に便利で便利で……。動画も同様に扱えるので、短い動画を撮影しておいて、iPadでサッと編集してSNSにポストするということも増えました。
また、シャッター音も消せるようになって、レストランなどの静かな場所での撮影がしやすくなったのも嬉しい。少し金額は張りますが、スマホやコンデジからステップアップして本格的に写真を楽しんでみたいという方にもおすすめの一台です。
物や情報が溢れる現代。来年も私たちの毎日にちょっと発見や驚き、そして心地よさをもたらしてくれるプロダクトやテクノロジーにフォーカスして、この連載をお届けできればと思っています。
それでは、皆さん良いお年を！
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画／ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。
