8/1（土）に、日本上陸を密かに楽しみにしていた「b8ta（ベータ）」が有楽町と新宿にオープンしました！ b8taはアメリカ・サンフランシスコで2015年に誕生した、最新ガジェットに触れて体験できるショップ。私もサンフランシスコを訪れた時は必ず立ち寄っていた場所。
そして、このb8ta、ただのガジェットショップじゃないんです。これまでにない新しいタイプのお店ということで多方面で注目されていたのですが、その理由は「売ることを主目的にしていないお店」だということ。もちろんb8taでお買い物を楽しむこともできますが、b8taが提供しているのは、実際に商品に触ってみる“体験”と新しいものと出合う“発見”の場なのです……！
今回私がお邪魔したのは、有楽町にオープンした「b8ta Tokyo - Yurakucho」。
アメリカで展開しているショップの内装デザインを踏襲したシンプル＆スタイリッシュな店内には、最新ガジェットから、コスメ、ファッションアイテム、生活雑貨まで、さまざまなアイテムが並んでいます。
それぞれのアイテムは自由に触れるようになっていて、隣にはタブレット端末が置かれています。このタブレット端末では、商品情報や紹介動画を見ることができるようになっていて、もちろん、ここで購入することも可能。
一見、セレクトショップのように見えるb8taですが、彼らは商品を買い付けたり、委託のような形で販売しているのではありません。ブランド側から月額定額制でお金を払ってもらう代わりに、b8taは製品を体験してもらう場を提供しているんです。また、来店者のデータはプライバシーに配慮した形で収集されており、店頭スタッフが得たフィードバックなどと合わせてブランド側に共有し、マーケティングや製品の改善に役立ててもらうそうです。リアル店舗だけれど、非常にインターネット的。ちなみに、出店の手続きはオンラインのみで済むのだとか……これぞデジタル時代のショップです。
製品のプレゼンターのような存在であるb8taのスタッフさん（「b8taテスター」と呼ぶそう）は置いてある商品に対する知識だけでなく、そのブランドや企業のヴィジョンまでをバッチリ学んでいるそう。皆さんフレンドリーで、カメラを向けるとノリノリでポーズを決めてくださいました（笑）。
互いに「売らなきゃ」「買わなきゃ」というプレッシャーがないせいか、スタッフさんとフラットにコミュニケーションができる感じがあり、会話が弾む……！ 普段は接客されるのがあまり得意ではない私も、色々な商品を紹介していただくのに夢中になり、ついつい長居してしまいました。
この日、「どんな新しいテックアイテムとの出合いがあるだろう」とワクワクしていたのですが、私がいちばん大きな声をあげてしまったのは、実はホームセンターのカインズのポップアップスペース。
アイデア満載かつおしゃれなアイテムがセレクトされていて、下の写真の「どこでも背もたれになるリビング枕」はまさに欲しかったアイテムで、b8taで見かけすぐポチってしまいました……（笑）。
伺うまでは「なぜホームセンターのポップアップスペースがb8taに？」と思っていたのですが、b8taを訪れた人にとって新しい体験と発見であれば良いのだから、必ずしもテックなアイテムである必要はないよなあと、妙に納得。
一方、気になっていた「FORM」というARディスプレイを搭載した水泳用ゴーグルにも触れて感動。これ、タイムや距離などをゴーグルをしたままARで確認できちゃうという優れもの。この他にも「日本で実物に触れられるのはb8taだけ」という製品も多いそうです。
Instagram広告でよく見かけていた電動バイクの「MATE.」も置いてありました。思っていたより大きいけど、カッコいい。ほ、欲しい……。
置いてある製品は一定期間で入れ替わることになるので、定期的にパトロールしてみるのも面白そう。同日にオープンした新宿のショップは有楽町店とは違う製品ラインナップになっているそうなので、こちらも要チェックです……！
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画／ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。
