「iPad Pro」などの上位機種に搭載されている「Neural Engine」が初めて搭載されたことで、AR（拡張現実）を使ったリッチなアプリやゲーム、写真編集といったヘビーな作業もスムーズにこなせるように……。とはいえ、実感してみないとわからないので、さっそくいつも私がiPad Proで使っている写真編集アプリの「Lightroom」や動画編集アプリの「LumaFusion」を使ってみましたが、問題なくサクサク動いてびっくり。これが3万円台から手に入るようになったとは、驚きです。ちなみにiPad Proの価格は8万円超えですから……！
以前より友人から「iPad、使ってみたいんだけど、どれ買えばいい？」と相談を受けたときは、4K動画をゴリゴリ編集したい、3DCGバリバリのゲームをやりたい、なんてヘビーな要望を聞かない限りは、「まず、無印のiPadから触ってみたら？」とiPadをおすすめしてきた私ですが、今回もはじめての1台に、ご家族への2台目に、間違いなくおすすめできるモデルです。
一方で、もう少し予算に余裕があって、「Apple Pencilをなくしそうだから本体にくっつくほうがいい」「iPadを使って長い文章を書きたい」「ヘビーなゲームやアプリを使いたい」といったように、iPadでやりたいことが具体的にみえていたり、可愛い色のものが欲しい！なんて方には、今回発表されたもう一つの「iPad Air」をおすすめします。見た目はiPad Proにそっくりですが、背面の2眼カメラ、LiDARスキャナー、4つのスピーカーやFace IDなどのiPad Proのハイエンドな機能を削って、手の届きやすい価格を実現した1台。カラバリが増えて、好みに合わせて選べるようになったのも嬉しいポイント。
宙に浮いたようなデザインで、キーボードも打ちやすい、Magic Keyboardも使うことができます。こちらは1色のみ。新登場したカラフルな色のiPad Airに合わせた明るい色のMagic Keyboardがあったら最高なのに……！
廉価版と侮るなかれ、コンピュータの頭脳にあたるチップセットにiPad Proよりも新しく性能の高いものが用いられているので、この点においては最上位機種と言ってしまっても過言ではないかも。しかも価格は62,800円から。Apple Pencilをセットで購入しても、10万円を切る価格で買えちゃうとは、4月にiPad Proを購入した私、涙目です（泣）。
Appleマニアでなくとも、「Apple Watchを使ってみたい」「子ども用に買ってあげたい」「興味はあるけれど、さすがにiPad Proは高くてちょっと……」なんて、プライス面での躊躇があった方におすすめしたい今回のラインナップ。
前編で紹介したApple WatchとiPadは本日9/18（金）発売、iPad Airは来月発売予定です。ぜひ、ストアなどでチェックしてみて。
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画／ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。
