【アンダー¥2,000!】年末年始のうち飲みに持ち寄りたい、おすすめアルコール8選|ワイン、ビール、韓国酒etc.

コストコやコンビニで手に入る商品も! コストパフォーマンスに優れた、¥2,000以下のアルコールを厳選紹介

年末年始にうち飲みを計画している人は必見! SPUR.JPで紹介した記事の中から、¥2,000以下で手に入るおすすめのアルコールを一挙紹介。ワイン、ビール、ハイボール、韓国酒などバラエティに富んだ商品をラインナップ。

お得すぎる! 銘醸地ボルドーの赤「シャトー ムーランド プライエール」

コストコ シャトー ムーランド プライエール
シャトー ムーランド プライエール〈750㎖〉¥858/コストコ

ワインソムリエ田邉公一さんが、『コストコ』でおすすめのワインを厳選紹介!

ソムリエ田邉公一さん(以下T) ボルドーワインとして安すぎます! エチケットにしっかりと描かれているボルドーは、通常もっとワインの価格が高いはずの産地ですから。ボルドー産で¥900を切るワインを見つけるのは至難の技ですよ。しかも、このワインはちゃんとボルドーワインの個性が出ていてクオリティが高い!

ライターYOKOMIZO(以下Z) それは事件レベルじゃないですか! どんなトリック使ったの、コストコさん!? 

エディターAKIYAMA(以下A)  純粋なる企業努力です(笑)。ボルドーワインの個性とは?

T カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、メルロー、カベルネ・フランなどをブレンドしているのが典型的なボルドーブレンドです。もしこれをチューリップ型が特徴的なボルドーグラスに注いで、ブラインドで飲んだらこの価格だとはまず思わないでしょうね。ボトル¥5,000くらいだと思う人もいるんじゃないかな。

A 5倍のプライスが付いた。飲み比べ無双のガクトさんにもぜひお試しいただきたい!

Z タンニンと重厚な存在感があり、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいですね。リッチな味がします、おいし〜♪

T このタンニンも決して粗くなく、緻密ですね。2020年の醸造から3年経ち、いい意味でこなれた味に。よくできているボルドーブレンドだなと思います。ペアリングはボルドーでは定番の組み合わせである、ラムチョップのグリルがおすすめ。ラムは、ローズマリーやタイムなどハーブの香りと合うので、ワインが持つシダやミントのようなニュアンスとも相性の良さを発揮します。さらにお肉の旨みと脂を、タンニンが引き立ててくれますよ。

南アフリカらしさを堪能「トライ! ピノタージュ」

アフリカー トライ! ピノタージュ
トライ! ピノタージュ〈750㎖〉¥1,485/アフリカー(マン)

リーズナブルでおいしい、コスパ最強のワインが揃っている、今大注目の「南アフリカワイン」。東京・日本橋にある南アフリカワイン専門店の「アフリカー」で見つけた絶品ワインを紹介!

ライターYOKOMIZO(以下Z) ラグビーのエチケットですね! 名前の通り、トライしている様子が描かれたイラストがアイキャッチー。

「アフリカー」オーナー小泉俊幸さん(以下K) 3人の醸造家がやっているワイナリーで、彼らのパートナーの頭文字を取って「MAN」という名前に。高めのワインも造っていますが、一番お手頃なワインのトライシリーズも十分おいしいんですよ。

Z トライシリーズはどんな特徴がありますか?

K このワインに関してはピノタージュの特徴がよく出ていて、樽を少しローストして熟成させているのでスモーキーな感じが個性に。

エディターAKIYAMA(以下A) ピノタージュは南アフリカの赤によく使われている品種と聞きますが、味的には?

K ピノタージュはピノノワールとサンソーを交配した品種。とはいえ、ピノノワールほど軽快なテイストではなく、もう少しボリュームがあります。果実味はチェリーや苺の香りはピノノワールっぽい。

Z 葡萄本来のジューシーさと複雑味があって、¥1,000台というのが信じられません!

K スパイシー味のナッツとペアリングしてみてください。ピリ辛のオリエンタルな味と、ワインのスモーキーなニュアンスが合いますよ。

A この組み合わせは気軽でうま〜い、ナイストライ!

イタリアのフレッシュな白「ポッジオアルザーレ ソアヴェDOC」

セブンイレブン ポッジオアルザーレ ソアヴェDOC
ポッジオアルザーレ ソアヴェDOC〈500㎖〉¥778/セブン−イレブン

コンビニエンスストアで販売されている安旨ワインは、コスパが良いだけでなく、じつは有名生産者のワインも取り扱われていることも! そこでソムリエの田邉公一さんが、今買うべきコンビニワインと、おすすめのペアリングをナビゲート!

エディターAKIYAMA(以下A) 以前紹介いただいたコンビニワインでは、同じ生産者のキャンティをご紹介いただきましたね、あれもすごくおいしかった〜! 今回は白ワインで、500mlの飲みきりサイズ。同じくセブン−イレブンで販売されています。

ソムリエ田邉公一さん(以下T) この白ワインは北部イタリア、ヴェネチアがあるヴェネト州から。『ロミオとジュリエット』の舞台になったヴェローナという街のすぐ近くのソアヴェで造られました。

ライターYOKOMIZO(以下Z) 品種はガルガネーガとトレビアーノ。どちらも初めて飲む品種です。

T ガルガネーガはソアヴェが得意としていて、他ではほとんど使っていないギリシャ系の品種ですね。そこにトレビアーノという品種が少し入っています。基本的にはドライで、よく冷やすと爽やかに飲めますよ! 良い意味での果実の熟度の高さで、甘さを感じるように思うかも。

Z これを選ばれた理由は?

T ソアヴェは、キャンティのように世界的に人気な銘柄で、いち早くイタリアで有名になった白ワイン。まずソアヴェ自体のキャラクターが一定しているので、どのワイナリーで造られたものでも味がブレることが少なく、予測しやすいんです。フレッシュな辛口で、嫌いな人はいないんじゃないかな。

A ペアリングに選ばれた「たことブロッコリーバジルサラダ」は好物で、よく食べています。気分は海辺のトラットリアに!

T ワインとおつまみを合わせても、1,000円ちょっとで気軽に楽しめますよ。

コンビニビールの底力を感じる、「僕ビール君ビール」

僕ビール君ビール ローソン
ローソンか成城石井で会える。今回は編集部近くの成城石井で¥352で購入

コンビニビールの底力を感じたとエディターNAMIKIが絶賛するのが、「僕ビール君ビール」。

ローソンでカエルの肉球(?)に惹かれてジャケ買いした「僕ビール君ビール」の美味しさにビックリ! という話をしたところ、編集部の「うち飲み向上委員会」担当エディターに「今更?」と呆れられました。それどころか、「むしろよく買えたね。なかなか出会えないと評判なのに」と。

柑橘系の爽やかな香りが大好物! 軽やかな飲み口ながら、ハーブのようなオシャレで奥行きのある味わい。300円そこらで、こんなに大満足だなんて! 調べてみると、これまた今更ですが「よなよなエール」のヤッホーブルーイングとローソンのコラボなんですね。なんてクリエイティブな! ほろ酔いもあいまって、昨今のコンビニってすごいな、と感動ひとしきりです。(エディターNAMIKI)

台湾ウイスキーが新トレンド! 「カバラン・バー・カクテル ハイボール」

カバラン・バー・カクテル ハイボール 台湾ウィスキー
カバラン・バー・カクテル ハイボール〈320ml〉¥363/カバラン

糖質ゼロのウイスキーをベースにしたハイボールはヘルシーにアルコールを楽しめて、食事と相性のいいすっきりとした味わいで大人気! コンビニやスーパーでは缶ハイボールの勢いが止まらず、その種類はどんどん豊富に。そこで東京・吉祥寺にあるウイスキーバー「Vision」の店主、小林渉さんが、本当においしい缶ハイボールを紹介! 

「Vision」店主・小林渉さん(以下K) 台湾のウイスキーが最近日本でめちゃくちゃ注目されているんですよ。

エディターAKIYAMA(以下A) 全然知らなかったです!

K その筆頭株が、このカバラン。台湾でウイスキーを製造している会社は3社あるのですが、その中で最初に日本に入ってきたのが、カバランなんです。世界中のウイスキーの品評会で賞を獲りまくっているんですよ。昨年の東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2022の洋酒部門では、カバラン ソリスト モスカテルシェリー カスクストレングスが最高金賞を受賞しました。

ライターYOKOMIZO(以下Z) 歴史ある醸造所が多い中、2006年創業での快挙。ウイスキー界の藤井聡太さんだ!

A 短期間で、勝ちまくっているということね(笑)。では、カバランで作った缶ハイボールをいただきます! おいし〜! トロピカルな甘いニュアンスがあって、ちょっとカクテルのような味。

K 台湾は日本より南なので、熟成が非常に早く進むんです。気温が高いから、原酒の蒸発が早い。その分樽のフレーバーが強く、その結果甘くなります。樽のフレーバーって、熟成が進むとバニラの香りがする「バニリン」という成分が引き出されるんですよ。

A これは熟成が進んだことによる甘さだったんですね! バニラ香もほわわんと、癒されます。

Z 台湾は、ウイスキー造りで有名なスコットランドやアイルランドとは大分気候が違いますが、それでもおいしいウイスキーが造れる理由は?

K 本来はウイスキー造りに合わない地域ですけど、それを逆手に取って個性にしています。熟成の早さによる強い樽のフレーバーがウイスキーの旨みに! 他国との差別化に繋がっていますね。

A ワインの旧世界と新世界の関係に近いですね。

K 個人的にも好きなタイプのハイボール。まったり食後に飲みたいですね。食事を終えて、ソファでだらっと寛いで、映画観ながら飲んだら最高かな。

グラフィックデザインにも注目したい「ソウルの夜」

ソウルの夜 Yesmart
ソウルの夜〈375㎖〉¥1,018/Yesmart

K-POPや韓国ドラマ・映画、韓国文学、さらにはグラフィックデザインやファッションまで――とどまるところを知らない「Kカルチャー」の勢い。そこでKカルチャーに詳しい韓国在住SPUR.JPスタッフのNODAと、ソウルへ足繁く通うライターのもてスリムさんが、日本で買えるおすすめの韓国酒を紹介!

もてスリムさん(以下M) 「ソウルの夜」は、完熟梅を使った蒸留酒です。アルコール度数が25%とやや高めなのがポイント。ストレートで飲むとスッキリした味わいを楽しめます。

エディターAKIYAMA おお、けっこうしっかり梅の香りが感じられますね。でも日本の梅酒とは違った味わいでおもしろい。オンザロックやカクテルなどほかの飲み方でもおいしいかも。

NODAさん ソウルの夜はパッケージのデザインがモダンですよね。

M そうですね。この数年でかなりデザイン性の高いブランドや商品が増えている印象があります。「SOOL SOOL」のようなリカーショップのSNSを見るだけでも、日本では見かけないようなデザインのお酒がたくさんあってテンションが上がりますよ。

ビールの苦味が苦手な人にもおすすめの、甘く華やかな「ハニーハントエール」

ハニーハントエール 2416MARKET ビール
「ハニーハントエール」¥950

エディターIWASEがおすすめするのは、神奈川にちなんだ名品をセレクトして発信している「2416MARKET」で発見した、REVO BREWING(レボブルーイング)のはちみつビール。

グラスに注ぐと、クリーミーな泡がたっぷり。ほんのりハチミツの香りが漂います。飲んでみると、なんてまろやか! 甘く華やかな風味が口いっぱいに広がり、デザートのような満足感。それでいて、独特の喉越しの良さもしっかり感じられます。苦味もほぼなく、今まで「ビールは味がちょっと……」と思っていた人にこそ、飲んでほしい1杯です。

製造しているのは、横浜・赤レンガ倉庫の袂で醸造場とレストランを営むレボブルーイング。苦味のあるしっかりとした味わいの「横浜家系IPA」から、飲む信玄餅のような「KINACO」まで、思わず名前を二度見してしまうような面白いクラフトビールを生産しています。今回ご紹介した「ハニーハントエール」は、2416MARKETのみの限定商品なのですが、シグネチャーの「ONE」は、オンラインで購入することも可能。軽やかな口当たりと豊かな香りが楽しめるペールエールとのことで、こちらも試してみなければ……! と早速ポチってしまいました。

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