気づけば当たり前にそばにいて、出会う前の日々が考えられない。そんな、かけがえのない大切な“家族”である犬と、オーナーの日常に迫る新連載『あの人と愛犬の素敵な関係』がスタート。記念すべき第1回に、佐藤栞里さんと愛犬のはなが登場する。愛おしいエピソードからお気に入りのグッズや旅行まで、たっぷりと語った。
気づけば当たり前にそばにいて、出会う前の日々が考えられない。そんな、かけがえのない大切な“家族”である犬と、オーナーの日常に迫る新連載『あの人と愛犬の素敵な関係』がスタート。記念すべき第1回に、佐藤栞里さんと愛犬のはなが登場する。愛おしいエピソードからお気に入りのグッズや旅行まで、たっぷりと語った。
仕草のひとつひとつが心を射止める。家族に笑顔をくれる存在
ふわふわの白い毛と愛くるしい顔を持つポメラニアンのはなと、とろけるような笑顔ではなを見つめる飼い主の佐藤栞里さん。出会ったのは13年前、先代の愛犬・ケンが旅立ち、家族が悲しみの中にいる時だった。栞里さんが両親に内緒で連れてきて以来、はなは佐藤家の中心となり、一家に幸せを届けている。
別れから2年。もう一度、犬と人生をともにしたい
先代のケンは、ポメラニアンの男の子。栞里さんが5歳の時にやってきてから、共に育ち、姉弟のような関係だった。17歳という長寿で看取り、以来、家族はなかなか立ち直れずにいたそう。
「ケンとお別れして2年が経った頃、また犬と一緒に暮らしたいとの思いが募り、まずは自分なりに動き始めました。母は当時、まだ悲しみが癒えておらず、他の子を迎えることには消極的だったんです。その気持ちもよくわかっていたので、無理に説得するのではなく、まずは自分で動いてみよう、と。犬との暮らしは本当に豊かなもの。母もきっと心のどこかでは、もう一度、という気持ちがあったはず」と振り返る。
それからは、全国のブリーダーに連絡を取り、仕事終わりや休日に訪ねる日々が始まった。犬種を決めていたわけではなかったが、同じポメラニアンのブリーダーのもとではなに出会った途端、目が離せなくなり、「うちの子になってほしいな」と強く感じたという。
「はなにはきょうだいがいたんですけど、彼女だけが残っていて。その時のはなは、今と違って焦げ茶の毛色だったんです。口の周りは真っ黒な毛で覆われていて、昔の漫画に出てくる“泥棒さん”みたいな風貌でとっても可愛らしかった(笑)。私もファニーな顔立ちだからシンパシーを感じたんですよね。この子と暮らす未来しか見えませんでした」。
準備を着々と進め、いよいよというタイミングで両親に打ち明けると、「すごく驚いた様子でしたけど、すぐにふたりとも笑顔に。この選択は間違っていなかったと思えました」。こうして、新しい生活が始まった。
母性があふれた瞬間。はなと親子になりたい
栞里さんにとってケンは姉弟同然だったが、大人になって出会ったはなにはそれと異なる思いが芽生えた。
「私が彼女のお母さんになりたいという気持ちになりました。一から犬を育てることを学びたくて、飼い主がしつけのトレーニングを受ける教室へ1年間通いました。週に一度の先生とのマンツーマンレッスンに、両親も誘ったんです。それぞれが忙しくしていたので、定期的に一緒に時間を過ごすことができ、はなによいきっかけをもらいましたね」。
しばらくして栞里さんはひとり暮らしを始め、今は毎日会うことはできないけれど、オンもオフも頭の中ははなのことでいっぱいだという。
「いつだってはなに会いたい気持ちがあります。だからスマホを手にするたびに、ペットカメラを見てしまって。お仕事でちょっとうまくいかなかったときや悲しいことがあったときに思い浮かべるのは、はなと家族の笑顔なんですよね」。
はながやってきてから13年。楽しい思い出もたくさんできたという。今でも栞里さんが思い出すと笑ってしまうのが、あの国民的番組への出演。
「はなが子どものときに、『笑点』のお正月スペシャルに揃って出演させていただきました。彼女はとっても控えめで、臆病な性格。だから大舞台で緊張してしまうかもしれないという思いはあったけど、両親や祖父母が私たちの姿を観たらきっと喜んでくれるから、ありがたい機会ですし、今回は一緒に頑張ってもらおう、と。収録中、はなは案の定落ち着かなかったようで、その様子を見た私も大喜利のために考えていたあれこれが飛んでしまった。あれは大事件です(笑)。でも最高の思い出になりました! はな、ありがとう!」
グッズからお出かけスポットまで。はなとの日々に彩りと楽しみを
愛してやまないパートナーが使うグッズには、自分用のアイテム以上にこだわりたくなるもの。なぜそのアイテムを選んだのか、そのこだわりとは? はなのために厳選したグッズと、栞里さん自身のお散歩スタメンアイテムをご紹介。
自慢の我が子にはもっと可愛く、ご機嫌でいてほしいから
はなのスタイリングは、トリミングのスタイルから身につけるものまで、家族の中で栞里さんが担当。毛色や顔立ちに合わせて、一番似合うと思うものを選んでいる。
「私はなかなか自分に自信を持てないタイプなので、声を大にして『絶対にこれはこうだ!』と伝えることができないこともしばしば。でも唯一、はなのことだけはいつだって断言できる! 世界一可愛くて、自慢の子です。親バカですね(笑)。トリミングは、憧れのシロクマカットに。はなは目も鼻も黒くて丸いので、各パーツの可愛らしさがより映えるかなと思い、真ん丸シルエットをチョイスしたんです(笑)」。
徹底的にリサーチする派の栞里さんは、リードや首輪選びも口コミを必ずチェック。愛犬が心地よく使えて機能的であることは大前提で、その中からセンスのいいものを探している。
「首輪は犬にとって重くないデザイン、色にこだわります! はなの毛質には、優しいトーンのおしゃれな色が映えるような気がして。でもやはり、オンリーワンの要素も欲しいという親のエゴが働いてしまって、オーダーメイドのオプションがあるときは刻印を入れて楽しんでいます」。
はな用のお散歩バッグは、イニシャル刺しゅう入りのL.L.Bean(エルエルビーン)のミニトート。首輪&リードはネット通販で購入し、カスタマイズ。
愛する存在だから安全ファースト。親目線のお出かけグッズ
はなと一緒に出かけるときの栞里さんの装いは、とにかくアクティブに動けることが第一条件。そこに、好きなテイストをプラスして、自分らしくアレンジしている。
「サングラスはいくつも持っているのですが、お散歩のときはなるべく色が薄いものをかけるようにしています。その理由は、はなをしっかり見ていたいから(笑)。元々好きで集めているキャップも、日差し対策には欠かせません。自分の荷物用にはサコッシュやミニバッグを。万が一に備え、小さくて軽く、両手が空くものを選んでいます。バッグの中身は日焼け止めのほか、動画を撮るためにカメラやOsmo Pocketを持っていくこともあります」。
普段使いの持ち物にも、はなに出会ったからこその変化があった。
「気づけば、ワイヤレスイヤホンケースに“Hana”と刻印したり、自分用のアクセサリーでもイニシャル“H”を選んだり。“栞里”と記名したものは持っていないのに(笑)。それぐらい私の生活の中心に、はながいますね」。
収集しているキャップのコレクションには、賀来賢人さんがプロデュースを手がけ、自ら出演も果たした映画『Never After Dark/ネバーアフターダーク』のグッズが加わった。ミニバッグは上から、ステューシーのバッグ、アディダス オリジナルス×everyoneのコラボバッグ、メイデンズショップ 神保町で購入したもの。オルビスかポール & ジョー ボーテの日焼け止めも欠かせない。サングラスは、10 eyevan、ジェントルモンスター、モスコットを愛用。
シニアになった愛犬とのこれから。今後してあげたいこと
犬は人間に比べて歳をとるのが早く、一緒に過ごす時間はあっという間に過ぎてしまう。最愛のパートナーには一日でも長く幸せに暮らしてほしい……、これはすべての飼い主に共通する思いだ。
覚悟はしている。でも、ずっと一緒にいたい
13歳になったはなは、人間でいうと70代にさしかかったシニア世代。でも、栞里さんにとっては、いつだって可愛い娘だ。
「疑いもなく、祝うべきものだと思っていた誕生日。犬を迎えることによって、こんなに相反する思いを抱くとは思っていませんでした。その日が来ると、自分を追い越して早く歳を重ねていく姿を意識させられ、いつかはなが離れていってしまうことへの悲しさが込み上げます。同時に“年長”の彼女を敬う気持ちも芽生え、複雑な心境です。でもやっぱり、はなを目の前にすると絶対に赤ちゃん言葉になってしまうんですよね。私よりずっと歳上になっても、愛しい娘であることは変わりません」。
先代のケンは17歳まで長生きすることができ、栞里さんにはその最期を看取った経験がある。最近ははなの体調で気になることもあり、直面する老いにどう寄り添っていけるかを日々考えている。
「ケンのおかげで老犬との暮らし方を学ばせてもらったので、頭の隅に置きながら過ごしています。毎晩寝る前に、『一日でも長くはなが健康でいてくれたら、私はそれだけで十分です。今日もありがとうございました』と祈っているんです。命にはそれぞれ与えられた時間がある。どんなに覚悟していても、やはりそのことを考えるだけで胸が痛いですね。だからこそ今はなるべくはなと一緒に過ごしたいし、何より彼女が健やかに生きていけるようにサポートしていきたいです」。
はなが食欲不振と聞けば、食べられそうなものを探し回り、体重増加の兆しがあれば減量方法を模索。どんなに忙しい日々であっても、愛犬の健康ためなら栞里さんは時間を惜しまない。
「毎日母から届く、はな便りで様子をチェック。気がかりなことがあった時、受診先や対処法を提案するのは家族の中で私の役目です。先日もはなの口に合いそうなドッグフードを調べ、都内のお店をいくつも巡りました。最近は少しだけ体重が増えてきたので、浮力によって体への負担が少ない犬用の水中トレッドミルを検討しているところ。はなの力になれるならどんなことをするのもうれしくて、何ひとつ苦になりません」。
とっておきの愛犬同伴スポット
家ではもちろん、一緒に出かける際にも愛犬がくつろげる環境を確保するのは飼い主の課題。佐藤家も皆で気持ちよく過ごせる場所を見つけて、遠出を楽しむこともある。
「はなは車酔いしないタイプなので、ドライブで遠出をすることも。私も車移動はへっちゃらなので、『一緒だね』なんて喜んでいます(笑)。鎌倉へ遊びに行った時は、犬連れOKの『鎌倉 松原庵』と『GARDEN HOUSE KAMAKURA』へ。高尾山の麓にある炉端焼き屋『ごん助』には犬を同伴できる個室があり、お気に入りで通っています」。
今年の年始には皆で素敵な時間を過ごしたいと思い立ち、家族旅行に出かけたとか。訪れた『星野リゾート 界 仙石原』では、犬見知り・人見知りのはなもゆったり満喫できた。
「温泉旅館スタイルの宿に愛犬と宿泊ができ、食事時間も同伴できるんです。個室のダイニングで、はなも私たちと一緒に席につくことができて感動。はなと同じ高さ、目線でご飯を食べられる幸せったら。とても素晴らしい家族団らんの機会になりました。彼女にとっても幸せな時間になっていたらうれしいですね。これからは積極的に旅にも行ってみたいと思いました」。