2023.03.18

人気歌人、木下龍也さんが詠み下ろし! 東京名所×短歌×ハイファッションのスペシャル企画が実現

人気歌人、木下龍也さん

photography: Takashi Ehara 

今、空前の短歌ブームが起きているのをご存知ですか。編集担当の私自身は、昨年の半ばくらいから、「最近よく短歌が面白いって聞くかも?」とふんわり思っていたのですが、それが確信に変わったのが去年の年末。装丁家、名久井 直子さんの取材でした。

SPUR3月号のBOOKコラムで、注目の3冊を紹介していただいたのですが、その際に名久井さんがセレクトしたのが歌集3冊でした。名久井さんは、「歌集というジャンルは、電子書籍ではなく本という形で読みたいという読者が多いからこそ、今、歌集が売れている。だから装丁もやりがいがあるんです」と仰っていました。

名久井さんに歌集の魅力を聞いて、私自身、その取材をきっかけに、それまで敷居が高く感じていた歌集というジャンルが、気軽に読める身近な存在へと変わりました。名久井さんが最新歌集『オールアラウンドユー』の装丁を手掛けている、歌人の木下龍也さんは、ストレートにロマンティックで、でもたまにドキッとさせられる作品が多く、昨今の短歌ブームを特に牽引している歌人です。

「Explore New Japan」を掲げたSPUR5月号では、そんな木下さんに、5つの東京名所をテーマに5首の短歌を詠み下ろしていただき、それをもとにハイブランドの春夏コレクションを使って、実際に名所でファッションシューティングを敢行する、というスペシャルな企画が実現しました! 

木下さん自身のインタビューも実施。こういった形態で短歌を作る仕事が初めてだったという木下さんに、誰もが知っていて強い印象を持つ東京名所というお題(具体的には、レインボーブリッジ、浅草寺の雷門、サンシャイン水族館、東京タワー、上野恩賜公園)から、歌をどのように立ち上げ、着地させたのか。今回の歌の背景から日頃の創作の秘密、そして普段の木下さんの姿に迫りました。ご本人による、5首それぞれについての解説も!

果たしてどんな歌を詠んだのか……!? 緻密なロケハンと許可取りなど、撮影チームの努力の末に叶ったポエティックなファッション写真とともに、ぜひSPUR5月号でご覧ください!

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エディターMATSUIプロフィール画像
エディターMATSUI

自分でも着られる服を常に探している身長148cm。動物が大好きで、サラブレッドに癒される目的で乗馬にゆるく通っています。趣味は経済ニュースを見ること。

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