大人には"終電まで"がちょうどいい 。24時までのNight Out Tokyo

昨年から、DJバーなど大人の遊び場が続々と増えている、東京ナイトアウト事情。明け方まで友人とワイワイするのも楽しいけれど、大人な私は狙いを定めてさくっと帰宅! おいしいお酒や上質な音、集う人がつくるムード。「ここだけ」の楽しさが体験できるアドレスに訪れて。

アナログ・レコードの音に包まれて銀座の夜をゆっくり過ごす

GINZA MUSIC BAR

銀座7丁目交差点のすぐ近く。初めてでも気負いなく訪れられるこのバーの売りは、最高のサウンドシステムと3000枚以上のアナログ・レコード。年代を問わず、ジャンルを超えた選曲は音楽好きをうならせる。毎週木曜日にはDJを招いてのイベントも開催。こだわりのスピーカーから流れる長時間でも疲れないやわらかい音。深く美しいブルーとウッドで統一されたインテリアも居心地がいい。"古きよき"がモダンに表現された店内で至極のひと時を楽しみたい。

ゆるりとしたパジャマ風セットアップにポップな小物使いでナイトアウトの高揚感を添えて。

シャツ¥27,000・パンツ¥25,000/alpha PR(アンユーズド) Tシャツ¥10,000/UNIT&GUEST(ブラウス) 中に着たボーダーTシャツ¥15,000/ジャーナル スタンダード 表参道(スタンド アローン) スカート¥15,000/ジャーナル スタンダード自由が丘店(ジャーナル スタンダードニュウ) ピアス¥25,000/エイチビューティ&ユース(ラビットネック) ブローチ(上から)¥23,000・¥29,000/シティショップ(ケネス ジェイレーン) リング¥14,000/アダムエ ロペ(ローラ ロンバルディ) バッグ(ショルダーストラップつき)¥60,000/Pred PR(ミチノ) 靴¥67,000/ロンハーマン(マリ ジウディセリ)

1 ビルの4階。銀座の街並みがのぞく大きな窓が開放的。クラシック専用に作られたというイギリス、TANNOY社の最高峰スピーカーWESTMINSTERが鎮座する
2 季節の果物を使用したフレッシュジュースをシャンパンで割ったカクテル(¥1,900)。ナプキンにはお店の電話番号を手書き風にプリント
3 "アナログ"にちなみ店内にはこんな電話も。随所に粋な計らいが感じられる

DATA

東京都中央区銀座7の8の13 ブラウンプレイス 4F
03−3572−3666
営業時間:18時〜翌4時
定休日:日曜

世界一のカクテルを体験できるコンセプトバー

The SG Club

バー業界のアカデミー賞といわれる「International Bartender of the Year」を受賞した後閑信吾氏が手がけるThe SG Club。1階の「Guzzle(ごくごく飲む)」と地下の「Sip(ゆっくり飲む)」の2フロアから成り、バー初心者でも楽しめる仕掛けが満載だ。リキュールだけでなくスパイスを巧みに使ったカクテルは、まるで料理のような奥深さ。毎月満月の日に行われるイベント(次回は3月21日に開催予定)では、その日限定のスペシャルカクテルが味わえるそう。

おめかしスタイルも、オーバーサイズのジャケットで肩の力を抜いて。

ジャケット¥72,000(シャイナ モテ)・中に着たジャケット¥92,000(ヴェロニク ルロワ)・スカート¥34,000(バウムウンドヘルガーデン)・靴¥47,000(ネブローニ)/アダム エ ロペ ピアス¥92,000・カメオトップ ネックレス¥59,000・サークルトップネックレス¥110,000/ロペ エターナル(ソフィーブハイ) バングル(右から)¥150,000・¥25,000/ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店(リジィーフォルトゥナート) バッグ¥48,000/SUPER A MARKET(ヴァニーナ)

4 14時オープンの「Guzzle」では昼間からアルコールを楽しめる。18時までは子ども連れもOK。テイクアウトのカクテルメニュー4種はお散歩のお供に最適
5 地下の「Sip」入り口には靴磨きされながらカクテルを楽しめる「Sip and Shine」も
6 コーヒーをベースにした人気メニュー、カフェ フォー芸者(¥2,200)。幾層にも重なる芳醇な香りに、山椒の葉がアクセントをきかせる

DATA

東京都渋谷区神南1の7の8
03−6427−0204
営業時間:「Guzzle」14時〜翌2時、14時〜翌3時(金・土)、「Sip」18時〜翌2時、18時〜翌3時(金・土)
定休日:不定休

スイーツと一緒にカクテルはいかが?

Megan - bar & pâtisserie

昨年秋、渋谷ブリッジ内にオープン。ニュー・アメリカン・スタイルの料理が味わえるオールデー・レストランとしてはもちろん、朝から晩まで営業するバーも魅力的。バリスタが一杯一杯淹れるコーヒーや日本の茶葉を取り入れたカクテル、ミクソロジーカクテルなどが揃い、併設のペイストリーで販売される焼き菓子やケーキと相性抜群だ。

7 トワイライトストロベリーケーキ(¥700)とグリーンティーマティーニ(¥1,200)
8 ヴァン・ナチュールも豊富に揃う
9 アメリカン・ベイキング、フレッシュケーキなどを販売するペイストリーショップ。コラボレーションをしたのはシェフユニット「Tangentes」

DATA

東京都渋谷区東1の29の3 SHIBUYABRIDGE B棟 1F
03−5962−7648
営業時間:8時〜23時30分(LO)、8時〜16時30分(LO/日)
定休日:不定休

ファッション関係者が愛する渋谷の隠れ家バー

BLOODY ANGLE

スナックが軒を連ねる雑居ビルを上がるとピンクの光に照らされた一軒のバーが現れる。NYのチャイナタウンをイメージした内装は、グラフィックデザイナーのYOSHIROTTEN氏によるもの。外からの印象を気持ちよく裏切ってくれるおしゃれな空間は初めての女性客でもなじみやすい。月2回開催されるDJイベントもチェックを。

10 赤いライトに照らされた店内。天井から下がる丸いライトは月をイメージしている
11 店内のレコードの多くは購入可能。ソウル、ジャズ、ファンクのほか、海外からのゲストには70〜80年代の和モノが人気
12 丸氷が浮かぶジントニック(¥900)がシグネチャードリンク

DATA

東京都渋谷区渋谷1の15の16 ソシアルビル3Fと4Fの間
03−6427−5178
営業時間:21時〜深夜まで
定休日:日曜

SOURCE:SPUR 2019年4月号連載「24時までのNight Out Tokyo」
photography:Keita Goto(GINZA MUSIC BAR,The SG Club),Yuya Iwaki(Megan - bar & pâtisserie、BLOODY ANGLE)
styling:Yumeno Ogawa(model) hair & make-up:Ryoki Shimonagata model:Saya Honno edit:Sakiko Fukuhara

※この特集内、取材店舗の価格はすべて税込み表記です。

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