日常に“そろえたい”手仕事が光る贈り物

世界でも評価される、日本の細やかな心遣い。だからこそ日本の職人が手掛けるクリエイションは、絶妙に気が利いている。軽くて使い勝手の良い鍋敷き、そして液垂れしない醤油差し、取り皿にちょうどよい小皿など、日常を支える機能美に、思わず誰もがそろえたくなるはず。

軽くて絵になる、鋳金家デザイナーが手掛ける鍋敷き

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鍋敷き(上)「新三波」¥2,000、(左)「角寄せ」¥3,000、(右)「四輪」¥2,500

起源はさかのぼること平安時代。約950年の歴史を持つ山形鋳物は“薄肉美麗”と称され、薄くて滑らかな鋳肌が最大の魅力だ。鋳金家デザイナーの増田尚紀氏が立ち上げた「鋳心ノ工房」は、その伝統技術に現代の息吹を吹き込み、今に寄り添う鉄器を展開。日本の伝統的な形や文様をモチーフにした鍋敷きも、デザイン性と軽くて便利な使い心地が見事に共存。テーブルを傷つけないよう足裏にゴムを付けているのも、何とも日本らしい。

コトゴト(鋳心ノ工房)
https://www.cotogoto.jp/
03-3318-0313

液垂れしない美しい醤油差しで、伝統技術を守る

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醤油入れ (左)アンバー¥1,500、(右)クリア¥1,200

製造するメーカーがなくなりつつあるガラス蓋の醤油差し。それに待ったをかけたのが「石塚硝子」。製造をやめた工場から機械を譲り受け、3年越しで完成させたのがこの醤油差し。液垂れしない秘訣は、蓋と本体が触れる部分を研磨してぴたっと密着させ、蓋の裏側にだけ醤油が伝う溝を作る製法にある。食卓に飾りたくなる、ガラスの凸凹模様もたまらない。

ディアンドデパートメント トウキョウ(石塚硝子)
https://www.d-department.com/ext/shop/tokyo.html
03-5752-0120

忙しいあの人へ、簡単に一品作れるココット

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「かもしか道具店」ココット 各¥2,300(容量:約170cc)

忙しい毎朝の支度時間、パンとチーズに残り物のカレーやパスタソースを入れて、オーブンで数分。準備をしている間に朝食を仕上げてくれる便利なココットは、三重県菰野町の「かもしか道具店」から。耐熱性に優れた萬古焼の土を使った陶製で、オーブンや電子レンジはもちろん直火にも対応。夜にもう一品ほしいときや忙しい朝を助けてくれる、ママとして頑張る友人にも贈りたい頼れるアイテムだ。

中川政七商店 GINZA SIX店(かもしか道具店)
https://www.nakagawa-masashichi.jp/
03-6274-6532

ほんのり感じる手仕事の温かさで、日常にすっと溶け込む

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「リイラボ」ラウンドプレートL 各¥1,500(直径13㎝) photographs: suguru ariga

コンセプトは“手作りとプロダクトの境界にあるもの”。作り手の手痕を残しすぎず、でも味気ない量産品とは一線を画す作品を展開するイイホシユミコ氏。デザート皿や取り皿として重宝するこのプレートも、職人が手作業で釉薬を施すので表情が一枚ずつ微妙に異なる。洗練されたシンプルなフォルムにひと匙の温かみが加わり、それが一皿への愛着を深めてくれる。

ユミコ イイホシ ポーセリン
https://y-iihoshi-p.com/
03-6433-5466

食卓に福と彩りをもたらす、長崎・波佐見焼の箸置き

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箸置き 各¥2,000(赤4個or白4個)

梅、松、六角、扇など日本の伝統文様を象った箸置きは、焼き物の名産地・長崎県波佐見町で製作。色も縁起の良い紅白の2色で展開し、贈り物に適した綺麗な紙箱に品よく4つ並んで販売。おめでたいビジュアルで幸福をシェアするアイテムは、ウェディングギフトはもちろん、家族が増える人へ出産祝いに贈るのにもリコメンドしたい。

クラスカ ギャラリー&ショップ ドー 本店
http://do.claska.com/
03-3719-8124

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