ウェディングのテーマとして、ゲストへ感謝の想いを伝えることを選んだふたり。パーティの演出などで気持ちを伝える工夫を随所にちりばめた。
ウェイティングスペースには赤ちゃんから現在までのふたりの写真が壁に貼られ、その時代に出会った人たちに向けてのメッセージを写真の下にセット。到着したゲストはチェキで写真を撮り、メッセージを引き換えに自分の写真を壁に張る仕掛けに。
子供連れの友人には、招待の際から子供が遊べるコーナーがあることやおむつ換えスペースがあることを伝える等、ゲストにストレスなくリラックスして楽しんでもらえることを最優先にしてウェディングを計画してきた。
思い出深いのは、肥留間さんを娘のように可愛がってもらっていた夫妻への“結婚記念写真”のプレゼント。闘病中であったご主人と奥様へ写真を贈りたいと考え、パーティ開始前に来場してもらい記念撮影を行った。後日に写真を額装して渡し、とても喜んでもらえたそう。
「今まで出会ってきた方々へ感謝を伝えるために結婚式を計画しました。でも当日は私たちがゲストからお祝いの言葉や気持ちをたくさん受け取る形になって。ホスト役でいようと思っていたけど、ゲストみんなが私たちを主役にしてくれました。私たちなりに感謝を伝えられたことが、一番の思い出ですね」。