ポール & ジョーのコスメが届ける、パリジェンヌの素敵な暮らし

パリ生まれのファッションブランド、「ポール & ジョー」。そのフィロソフィーを反映したコスメブランド、「ポール & ジョー ボーテ」は、人生を徹底的に楽しむパリジェンヌのように、わがままでチャーミングな大人に向けたコスメを提案している。コスメの色や質感に加えて、独自の世界観を持つデザインも特長。レトロモダンなクリザンテームの花柄や、悶絶するほど可愛い猫モチーフ、そのシーズンのファッションのプリント柄を使ったパッケージなど、手にするだけで気持ちが高まる多幸感に満ちたデザインに、多くの人が虜に！

見た目もキュン♡なポール & ジョー ボーテのコスメたちは、色の名前もとってもキュート。今回は、今年の1月に大リニューアルしたばかりの「リップスティック」について、色の名付けを担当している、ポール & ジョー ボーテ プロダクトプランナーの野崎 蕗さんに話を聞いた。

「ポール & ジョーはパリのブランドなので、色の名前もパリジェンヌの生活にありそうなものや情景から付けています。そして、思わずクスッと笑ってしまうような、楽しさと遊び心を。ブランドのコンセプトとして、手にするだけで笑顔になれる製品作りを大切にしてきたので、色名にもそんな想いが込められています」(野崎さん)

花や果物が由来の名前は色をイメージしやすいが、一体どんな色だろう？と思うような名前もある。

「『ねこのくしゃみ』は温かみのある色なので、陽だまりで日向ぼっこしている猫の柔らかさ、のんびり優しい雰囲気から連想した名前です。柔らかなピンクの『天使のあくび』は、この色のピュアさで、もう『天使』だな～と。そして、リラックス感をもたらしてくれる色でもあることから『あくび』をくっつけて」(野崎さん)

全18色の中で、『ねこのくしゃみ』が第3位、『天使のあくび』が第2位の人気カラー(3月1日時点)。そして、第1位の『オペラの楽譜』も、想像をかき立てる楽しい名前。

「こちらは、ほんのりクラシカルで深みのある色。パリジェンヌがちょっと背伸びして、オペラ観劇にお出かけするときに塗る色のイメージです」（野崎さん）

「ポール & ジョーのリップスティックは、ちょっと難しそうかな？と思う色でも、塗ってみると意外なほどしっくりなじんでくれる、という声も多いんですよ。」『ドーナツマニア』という名前を持つ、ヴィヴィッドな青みピンクがその代表格。「人気ヘアメイクさんの推し色で、まるでギルティなドーナツみたいに、ハマると病み付きになるんです……！」

「『魔法のリンゴ』は深みの効いたレッドなので、普通のリンゴではなく、白雪姫の物語に出てくるあのリンゴから。『赤いジョウロ』は、赤だけど大人っぽくなり過ぎず、カジュアルに普段使いできる色だということを伝えたくて。『にんじんグラッセ』は、まさににんじんを煮詰めたようなオレンジブラウンで、モードに遊べるカラー」（野崎さん）

ポール & ジョー ボーテは、日本以外にも約10カ国で展開。コスメの色名も各国で使用され親しまれているが、そんなグローバルブランドだからこそ大変なこともある。

「1月に発売したリップスティックの18色のために、全部で300個くらいの色名を考えました。これは！　という渾身作でも、各国で商標調査を行うとNGになってしまうことが多いんです。そしてリップは赤やピンク、ベージュ系の色が中心で、色幅が少ないのも名付け親泣かせ。例えばネイルやアイシャドウならグリーンやイエローなど色が多彩なので、いろんなものからインスピレーションが得られるのですが、リップはそうもいかないのが難しいところ」（野崎さん）

2010年から登場した、立体的な猫リップ。現在は「リップスティック UV」などが定番の猫リップとして親しまれているが、この夏はクリアに色づく限定タイプが登場。

「『海辺のサンバイザー』と『陽気なサングラス』。2色とも夏らしいプレイフルなムードと、太陽から守ってくれるブロック力を盛り込んだネーミングに」（野崎さん）