伝説的アイドルのデビュー記念日に感じてしまう、嫌なリアリティ #深夜のこっそり話 #764

90年代に一世を風靡したアイドルグループ、バックストリート・ボーイズ(以下=BSB)。イン・シンクや98degreesなど、多くの男性アイドルグループが活躍していた90年代。そんな時代に群を抜く人気を誇っていたのが、BSB。当時学生だった私も、彼らの魅力にどっぷりとハマったひとり。

そんな彼らが先日、アメリカでのデビューアルバム「バックストリート・ボーイズ」リリースから20周年を迎えました。記念日には、彼らのインスタグラムにファーストアルバムのジャケット写真が公開に。その懐かしい画像を見てひとしきり思うのは、「このときからもう、20年も経ったのか…」ということ。

20代半ばを過ぎたあたりから、時の経過への感性がとても鈍っていると感じるように。先日年を越したかと思えばもうお盆、そしてふと気づけばもうすぐクリスマス…なんていうことを繰り返しているうちに、あっという間にうん年が経過。それでもまだまだ若い気でいましたが、BSBデビュー20周年というニュースを見た途端、自分の年齢が突如リアリティを持つように。

確かに10年は経っている、でも20年は経っていないはず、絶対に…。なんとも恐ろしい事実に目を向けられないまま、同年代の友人に相談。するとある友人は“夫との結婚記念日の年数”を、別の友人は“子どもの年齢”、さらに“自宅のローンの年数”などをカウントしているそうで、その対象は十人十色のよう。しかしながら全員の回答に関連するキーワードが、記念日。今回私が年齢に気付くキッカケとなったのもBSB20周年と考えると、内容は何であれ、アニバーサリーがあることが時の経過を感じるための重要なポイントなのかも。ということで私は、これから毎年BSBのデビュー記念日をカウントしていくことを決意。どうか彼らが解散しませんように…と願いながら、眠りにつく夜です。(ライターA

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