プリン好きならば東京都杉並区の「バターマスター Living Room」へ行くべき、というスイーツ界消息筋の情報を頼りに、先日行ってきました。もともとネット販売限定のフィナンシェ専門店だったのですが、飛ぶ鳥を落とす勢いでファンを増やし、オープンから一年足らずで実店舗ができたという話題のスポットです。
運ばれてきたおめあてのプリンは、予想よりもビッグな上にホイップクリームがたっぷりとのっていて、なかなかのインパクト。それでいて王道フォルムを崩さないところにグッときます。進化系プリンが注目される昨今ですが、こういう奇をてらわないスタイルの方が自分は好きだと再認識しました。クラシックな見ためからは固さがありそうに思うのですが、口に入れると意外にもすごくなめらか。クリームのようにとろけていきます。見てびっくり、食べてさらにびっくりと二度驚きがあるプリンでした。
公式サイト（https://butter-mass-ter.storeinfo.jp/）によると、卵は毎日生みたての新鮮なものだけを使っているそう。濃厚なのに決してくどさがないのは、卵を厳選しているからこそ為せる技なのでしょうか。ビターなカラメルソースとホイップクリームを好みの塩梅で足し引きして、最後のひと口まで飽きずに楽しめる仕掛けもお見事です。
プリンは噂どおり絶品でしたが、バターマスターのアイコニックな商品はフィナンシェなので、そちらもテイクアウトすることにしました。プレーン、塩、発酵バター、コニャックの全４種類。パティシエはフランスで修業を積んだ方というだけあって、その味は本格的です。バターとアーモンドの馥郁とした香りに、はちみつのコク深い甘みとしっとり食感。素朴だけど上品で、軽やかなのに奥行きがある、そのバランスの妙が素晴らしくて、いつまでも口の中で転がしたくなります。
ちなみにこのフィナンシェ、バラ売り以外に巾着入りセットや缶入りセットも販売されています。日持ちの良さとキャッチーなイラストも相まって、手土産に大人気だそう。缶入りセットは店頭販売のみ。その日の分がなくなり次第終了で取り置きも不可なので、オープン時間に行くことをおすすめします。単品購入はオンラインでもできるので、公式サイトをチェックしてみてくださいね。
生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。
