一度は食べて欲しい、緑じゃないスタバのアップルパイ #深夜のこっそり話 #1144

みなさんは「緑じゃないスタバ」をご存知ですか? 都内を中心に数店舗しかないのですが、「ネイバーフッド アンド コーヒー」という名前で展開されています。最近通院し始めたクリニックへの道すがら偶然発見しまして、以来帰りに必ず立ち寄るようになりました。通常のスタバとは佇まいが全然違うので、それと気づかずに入る人も多いのではないでしょうか。

私が通っている代沢5丁目店は、シンボルカラーの緑がいっさい使われていないシックな外観です。内装も洗練されているのですが、気取った感じはありません。誰でもすんなり溶け込めて、いい意味で隙のある空間です。店員さんの丁寧だけどラフな接客スタイルもまた心地いいんですよ。

ちなみに彼らが私服の上に身につけている「ブラックエプロン」は、スタバ通ならご存知だと思いますが、特別な社内試験合格者だけに与えられるものです。つまり、コーヒーのスペシャリストの証。そのせいでしょうか、ここの店員さんは基本的に必要最低限の接客しかしないのですが、こちらからコーヒーについて尋ねると、予想以上に詳しい内容の答えが返ってきます。

店構えや内観だけでなく、もちろんメニューもすべてオリジナル。通常のスタバよりもはるかに本格的です(その分値段もちょっと高い)。豆は数種類の中から好みのテイストを選べます。同じカフェラテでもいろんな味が楽しめるし、コーヒーの風味がしっかり引き立っています。

特筆すべきはフードのクオリティ。中でも感動したのが店内で焼かれる手作りアップルパイです。これが本当に美味しい! 弾力のあるパイ生地の中に、大きくカットされたりんごがギッシリ詰まっていて、その贅沢な見た目に惚れ惚れします。それに、りんごのシャキシャキ食感とみずみずしさが生きてるんです。シナモン系のスパイスをほんのり効かせて、それ以外に余計なものを足さない。このシンプルさにホッとするんですよね。昔おばあちゃんが焼いてくれた記憶なんかないんだけれど、不思議とそう思わせる懐かしい味です。 

ところでこの絶品アップルパイ、時間によっては焼き立てを食べられます。運よく焼き上がりのタイミングで入店したことがあって、その時は思わず「ホールで欲しいくらいです」と呟いてしまいました。そしたらなんと「ホールは予約注文ならできますよ」と、朗らかに店員さん。そんなこともできちゃうんですか?! こういう胸キュンなサービスがあるのもスタバならではです。

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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