北欧で乗っても南欧で乗っても、【ボルボの新型SUV 】は最高に快適で、センスのいいクルマです

先月49歳になった僕は、「就職したらとりあえずクルマを買おう」と思っていた最後の世代(多分)。乗るのは週末だけ、ゴルファーでもサーファーでもないので遠出する機会もあまりない。無くても全然困らないけれど、「思い立ったらすぐに、どこにでも行けるから」という理由のもと、現在もクルマに乗り続けています。

そんな僕が、ボルボの新型電気自動車「EX60」の海外試乗会に参加してきました。開催地であるスペイン・バルセロナに招待されたのは、お膝元のヨーロッパを始め、北中米、アジア、オセアニアなど世界20カ国のエディターたち。現地2泊という弾丸スケジュールでしたが、サグラダ・ファミリアのメインタワーが完成し、祝福モードで盛り上がる異国でのドライブは、なかなか最高でした。

先月49歳になった僕は、「就職したらとりあえずクルマを買おう」と思っていた最後の世代(多分)。乗るのは週末だけ、ゴルファーでもサーファーでもないので遠出する機会もあまりない。無くても全然困らないけれど、「思い立ったらすぐに、どこにでも行けるから」という理由のもと、現在もクルマに乗り続けています。

そんな僕が、ボルボの新型電気自動車「EX60」の海外試乗会に参加してきました。開催地であるスペイン・バルセロナに招待されたのは、お膝元のヨーロッパを始め、北中米、アジア、オセアニアなど世界20カ国のエディターたち。現地2泊という弾丸スケジュールでしたが、サグラダ・ファミリアのメインタワーが完成し、祝福モードで盛り上がる異国でのドライブは、なかなか最高でした。

INDEX

EX60ってどんなクルマ?

ボルボEX60の画像

おさらいしておくと、ボルボはスウェーデンを代表する自動車メーカーで、昔から高い安全技術に定評があります。加えて最近は、メルセデス・ベンツやアウディといったドイツ勢とは一線を画すモダンなスカンジナビアン・デザインが支持され、東京の街でも頻繁に見られるようになりました。また電動化に非常に意欲的なメーカーで、2030年までに世界中の販売台数の9割を電気自動車とプラグインハイブリッド車にするという目標を掲げています。今回試乗するEX60は、ボルボ史上最も売れているミドルサイズSUV「XC60」と同クラスで、今後のブランドの中核を担う非常に重要な電気自動車です。

安定のスカンジナビアン・デザイン

ボルボEX60の海外試乗会の画像
ボルボEX60の外観の画像

では早速、外観のデザインから見てみましょう。さすがに完成度が高いです。電気自動車らしい先進性やクリーンなイメージを漂わせつつも、ありがちな「家電感」は全然無い。そして昨今はメッキパーツを多用した押し出しの強い車が多い中、EX60の装飾感はほどほどで、乗っていると「いい人」そうに見えます(笑)。これは非常に重要なポイントです。威圧感のある車には乗りたくないし。

ボルボEX60のリアの画像

リアの造形はなかなか複雑

ボルボEX60のヘッドライトの画像

暗くなるとヘッドライトの斬新さが際立つ

次に内装を見てみましょう。ドライバーの前をすっきりさせ、センターコンソールに巨大タッチスクリーンを設置したデザインは電気自動車ではおなじみのフォーマットですが、さすがはボルボ。最小限の要素で構成されているはずなのに、ちゃんと有機的で人間味が感じられます。そして北欧の厳しい冬を少しでも快適に過ごせるように考えられた、白がメインの明るい空間は、北欧家具に囲まれているような感覚でくつろげます。2年前の冬にスウェーデンで嵐の中を試乗したときも、ボルボの明るいベージュの内装のおかげで快適に運転できたことを思い出しました。

ボルボEX60の運転席の画像

ステアリングは上下が水平なデザイン。視界の広さは抜群

ボルボEX 60の運転席の画像

ドライバーの前に設置されたサブディスプレイ

ボルボEX 60のセンターコンソールの画像

小物入れやスマートフォンの充電スペースは機能的

ボルボEX60のラゲージスペース

整理整頓しやすいラゲージスペース。深さのある収納はかなり便利

ボルボEX60の白い内装の画像

白い内装はとにかく明るい気分にさせてくれる

こんなに快適でいいんですか?

ホテルを出発するボルボEX60の画像

ホテルを出発します

内外装のチェックを終えたら、いよいよ試乗です。ホテルを出てまずはサグラダ・ファミリアにご挨拶。その後しばらくは、東京並みに交通量の多いバルセロナ市街地を慎重にドライブします。パリやミラノには強引なドライバーが多いので警戒していましたが、バルセロナの人たちはそれに比べると大人しめで、運転しやすかった。だから試乗会の場所に選ばれたのかな。もちろん、ボルボならではの多様な車載センサーに助けられたことは言うまでもありません。

走行するボルボEX60の画像

青い空と…

市街地を抜けて高速道路に入ると、EX60は本領を発揮します。電気自動車を運転したことがある人ならわかると思いますが、あのスムーズすぎる「スーッ」という加速感は何度体験しても気持ちがいい。そして何より驚いたのがその静粛性。耳に入ってくるのは路面の凹凸を拾う音と少々の風切り音だけで、あまりの静かさに、つい制限速度を超えてしまった瞬間が何度かありました。クルマの静粛性は、ドライバーの疲労に直結します。快適に運転できるからこそ、安全に運転できるんだということが、ボルボに乗るとよくわかります。

走行するボルボEX60の画像

青い海!

ちなみに電気自動車を購入するうえで最重要ポイントとなる航続距離ですが、一回の充電あたり最大で810km(P12 AWD仕様の場合)。東京〜大阪間が約500kmと考えると、実用性の高さはかなりのもの。しかも400kwの急速充電器を使用した場合、わずか10分で最大340km分の航続距離を追加できる(欧州仕様の場合)。コーヒーを一杯飲んでいれば済む時間です。日本で電気自動車の普及が遅れている理由に充電場所の少なさが挙げられますが、これだけ大容量のバッテリーを積んでいれば日常使いも問題なさそうです。

「センスがいい」ってことが大事です

走行するボルボEX60の画像

実は、出張前はちょっと心配してたんです。冬のスウェーデンではボルボの素晴らしさをしっかり肌で感じることができましたが、今回の舞台は太陽が燦々と降り注ぐ情熱の国、スペイン。まるで正反対の場所で運転して、同じように魅力的に思えるんだろうか。でもそんな心配は杞憂に終わりました。EX60は決してテンションが爆上がりするような陽気なクルマではありませんが、包容力と安心感は最高レベルで、クールダウンするにはもってこいの癒し系。情熱の国で乗ったからこそ、そのキャラクターをより鮮明に感じることができたと思います。

そしてここが一番大切なんですが、EX60は見た目にもその乗り味にも、数字や言葉では表せない「センスのよさ」が滲み出ているんですよね。クルマに何を求めるかは人それぞれですが、テクノロジーがどんどん進化しているからこそ、人の感覚に訴えかける「センスのよさ」が大切だと感じます。僕の周りにいるファッション界の電気自動車オーナーを見ていると、圧倒的に米国の某メーカー一強なんですが、EX60はその対抗馬になれるポテンシャルを十分備えているんじゃないでしょうか。日本に上陸するのは2027年とのことなので、その日を楽しみに待ちたいと思います。

ボルボEX60の海外試乗会の画像

ディナー会場の椅子はすべてYチェアでした。さすがです

サグラダ・ファミリアの画像

桜田さんにご挨拶。本当に完成したんでしょうか

バルセロナのビーチの画像

夕方、時間が空いたので水着に着替えて海開き。水は冷たかった

エディターIKEDAプロフィール画像
エディターIKEDA

「12年ぶり2回目」の甲子園…じゃなくてSPUR。休日はできるだけ東京から離れたい。全力でくだらないことを楽しめる、電気グルーヴみたいなおじさんが理想です。