『配色事典』という本をご存じでしょうか。最近、この文庫本が海外のインフルエンサーの間でブームになっていると知り、手に取ってみました。インスタグラムでは、本に掲載されている配色見本をもとにスタイリングを組むなどの投稿が見られますが、ジャンルはファッションだけにとどまりません。インテリアや雑貨制作などのアイデアソースとして活用する人もいるようです。

2026.08.15

『配色事典』が再び支持されるわけ。大正・昭和の色彩センスに学ぶ

『配色事典』という本をご存じでしょうか。最近、この文庫本が海外のインフルエンサーの間でブームになっていると知り、手に取ってみました。インスタグラムでは、本に掲載されている配色見本をもとにスタイリングを組むなどの投稿が見られますが、ジャンルはファッションだけにとどまりません。インテリアや雑貨制作などのアイデアソースとして活用する人もいるようです。

INDEX

約90年前に生まれた配色の教科書

配色図鑑の表紙

配色事典ー大正・昭和の色彩ノート¥1,650

本書のルーツは、洋画家であり色彩研究家でもあった和田三造が1933年に刊行した『配色総鑑』。当時まだ一般的ではなかった「配色」の考え方を体系化し、具体的な色の組み合わせを提示した画期的な見本帖でした。『配色事典』は、その名著を現代向けに復刻したものです。

英題は『A Dictionary of Color Combinations』。タイトルをハッシュタグで検索すると、コーディネートなどを紹介しているアカウントを見つけられると思います。

ページをめくって感じたのは、その新鮮さ。大正から昭和初期に考案された配色にもかかわらず、どれも驚くほどモダンなのです。私が心を惹かれたのは、青と赤、そして紫とカーキの組み合わせ。今のファッションシーンでも通用しそうなおしゃれさがあり、「本当に約90年前の配色なの?」と目を疑ってしまいました。

ショッピングのお供にも

配色事典を横に置いたところ

軽装になる夏は、つい黒や白、グレー、ネイビーといった無難な色に頼りがち。でも、太陽の光が強いこの季節こそ、色を楽しむ絶好のタイミングではないでしょうか。ブルーやイエロー、やわらかなピンクやグリーンを取り入れるだけで、装いはぐっと軽やかに見えるものです。

また、この本の魅力は「この色とこの色を合わせてもいいんだ」という発見を与えてくれること。花を選ぶとき、部屋のクッションを買い足すとき、ノートやペンを選ぶときにも役立ちそうです。

文庫なのでバッグに入れて持ち歩ける点も魅力。ショッピングの途中で開けば、新しい色の組み合わせに出合えるかもしれません。モノトーンが定番になった今だからこそ、約90年前に生まれた色のアイデアに頼ってみる。新鮮な視点が、スタイリングだけでなくライフスタイルに彩りを添えてくれそうです。

今回紹介した商品はこちら!
配色事典 和田三造

商品名

配色事典ー大正・昭和の色彩ノート

価格

¥1,650

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エディターKAMEI

セレブとSNS担当。90年代のウィノナ・ライダーが好きです。育児の息抜きは寝かしつけ後の晩酌。