猫２匹と犬１匹と人間２人という構成の我が家。『動物のお医者さん』を小さい頃から愛読していたので、動物に囲まれた生活は何にも代え難い幸せ。そんな私の動物好きの思いが通じたのか？ 去年家の軒先にツバメが巣を作ってくれたんです!!
幸せを運ぶツバメが我が家にやって来た！
それからというもの、ツバメのつがいの観察が日課に。しばらくすると、５羽のヒナが産まれました。巣の中で鳴くヒナに親鳥が餌を運んでくる、その可愛さに感激していたのもつかの間、実際はそこからが大変でした。巣から落ちそうになっているヒナを脚立に登って助けること数回。さらに、一羽のヒナが地面に落ちてしまい、救出して巣に戻したり、ヒナが落ちても大丈夫なようにクッションを設置したり、いろいろなことがありました。巣立っていった時には、まるで親鳥のように無事を祈るような心持ちに。ヒナたちがちゃんと育つまで毎日ハラハラする時間を過ごしながらも、すっかりツバメの愛らしさにメロメロになったのでした。
そして、また今年もツバメは遥か南から日本を目指して渡って来ました（同じ巣に戻るツバメが結構な割合でいるんだとか）。ツバメの巣もDIYが施され、より頑丈になった様子。今年のヒナは３羽。去年の子たちに比べて、おっとりしているのは、きっとヒナの数が少ないからかもしれません。ツバメのヒナがピーピーと鳴くのは餌を欲している合図なのだそう（より大きな声で泣く子に親鳥は優先的に餌を与えるという説を見かけました）。「今年の子たちはきっと、十分に餌をもらっているのね、安心安心」などと思っている内に、あっという間に大きくなって空を飛ぶ練習が始まり、程なく飛び立って行ってしまいました。
グラフィカルなスワンがキュートな1枚
今年も無事に３羽のヒナが巣立っていき、寂しい気持ちで一杯だった私の目にふと留まったのが、メリル ロッゲのTシャツ（セレクトショップの16AOUTで見つけました！）。うちのツバメたちではないけれど、水彩画タッチのスワンが描かれた１枚は、私の溢れる鳥愛を一瞬で満たしてくれたんです。
ドリス ヴァン ノッテンなどで経験を積んだデザイナーが手がけるベルギー発のメリル ロッゲ。プレイフルなプリントや、構築的なシルエットのシャツなど、ひねりのあるアイテムがファッションラバーに大人気のブランドです。一昨年のSPURの「今いちばん気になるブランドを深掘り。メリル ロッゲに、愛を叫ぶ!!」で特集しているように、オーセンティックなアイテムもメリル・ロッゲさんが手がけるとたちまちユニークなアイテムになるので、毎シーズンコレクションを見るのが楽しみなんですよね。
鳥モチーフ好きにはたまらないメリル ロッゲの2024年春夏コレクション！
2024年春夏コレクションでは、スワンモチーフが随所に登場し、Tシャツ、ニットやドレス、サテンとドッキングしたトップスなど、心躍る素敵なアイテムが豊富にラインナップ。私はデイリーで愛用できるTシャツを選びましたが、どれも可愛くて物欲が刺激されまくり（笑）。黒のスワンTシャツは、湖のような色合いが美しいシモーネワイルドのベロアスカートと合わせるのがお気に入り。グラフィカルなTシャツはシンプルなボトムスとも相性抜群なので、この夏大活躍しそうな予感でいっぱいです！
しばらくはこのTシャツを愛でながら、いなくなってしまったツバメたちに想いを馳せる日々が続きそうです。
ファッションとカルチャー担当。ボーイッシュな服がワードローブの大半を占めています。ラジオとハイボールがあれば、とりあえず幸せです。
