森山和子のBest Colors一人語り

この色、超好きなんだけど!
SPURの連載「買ワネバコスメ」やビューティテーマを手がけるフリーエディター森山和子。超がつくほど化粧品オタクな彼女が、下半期特に心に残ったコスメティックへの愛を、大声で語り尽くす!

実は茶色の感覚で使えます

ヴィセ アヴァン シングルアイカラー024

「はい、今『黄色……ハデじゃない!?』と思った方も多いかと思います。それが、意外なくらい茶色の延長として使える色なんです。なかでもこれは落ち着いたトーンとマット質感で、絶妙に肌になじむうえに"きく"! ブラウン系の目もとに重ねたり仕込むだけで、パッと肌の白さまで際立つから不思議」
¥800(編集部調べ)/コーセー

ほの甘いグレーだなんて!

シャネル ヴェルニ ロング トゥニュ 578

「いざネイルを塗ろうと思ったとき、気分に合う一色を選ぶのって難しくないですか? でもこの絶品グレーは、どんなときでも塗りたい気分にさせてくれるんですよ。そして常に視界に入れていたい(笑)。クールになりすぎず、かすかにラベンダーが混ざる仕上がりはむしろロマンティック。がさつな私の所作が自然と女性らしくなる、魔法の一本です」
¥3,200/シャネル

絶妙な色のため説明不可能(笑)

NARS パワーマット リップピグメント 2760

「はぁ~たまりません。2016年末から個人的に絶賛ブラウンリップブームでして、この色には初見でハートを奪われました。深みがあるのに赤みやピンクみがあり、色気を感じさせるブラウンなんですよね。見た目と塗った色がやや違うので、試してみてほしいです。唇の中央に点置きして、即指で染めると素敵。潔いマット質感にも拍手です!」
¥3,300/NARS JAPAN

ほかが使えなくなりそう!?

フローフシ モテマスカラ TECHNICAL 3

「マスカラって、なんで本来これがスタンダードじゃないんだ!? と思ったほど理にかなった製品ですよね、コレ。これだけブラシが極細なら塗り残しも防げるし、下まつ毛だって楽勝。2.5㎜の四角柱がまつ毛をキャッチして、根元からググッと持ち上げてくれます。しかも簡単オフのお湯落ちときた! 完璧すぎます、フローフシ!」
¥1,800/フローフシ

本当に、心から愛してる♡

ポール & ジョー リップスティック N 103

「一見赤でも、実際に塗るとピンクっぽく転ぶ赤って多いじゃないですか。でも、これは違うんです。茶色みをおびた赤が、唇本来の色と合わさり正真正銘"赤"な唇に! ツヤの具合も絶妙で化粧感なくじんわり血色を添えてくれます。バームタイプだから乾燥知らず。好きすぎて3本目に突入しそう」
¥3,000(セット価格)/PAUL & JOE BEAUTE

青春の色を、今ふたたび!

SHISEIDO ルージュ ルージュ BR721

「安室ちゃん……引退するのですね(涙)。このブラウンはかつて自分が高校生だった90年代を彷彿とさせる、胸アツな色みなんですよ。ほんの少しくすみを含んだベージュブラウンは、塗るだけでこなれた印象に早変わり。ドライにならないベルベットマットな仕上がりも唇を素敵に見せてくれます」
¥3,600/資生堂インターナショナル

ふわっと地眉風の仕上がり

インテグレート ニュアンスアイブローマスカラ BR774

「これ、すごいんですよ! サッと眉をとかすように塗布するだけで、ふんわり柔らかな質感になるんです。トーンアップするのは当然ですけど、ひと塗りでこの仕上がりは初体験。ベタッと固めたりせず、塗ってる感も与えないので、元から明るい眉毛風に。いつものメイクアップも新鮮に見違えますよ」
¥800(編集部調べ)/資生堂

塗ったそばから即おしゃれ

セルヴォーク インフィニトリー カラー 02

「そうそうこの色、オレンジブラウン! 『90’sスーパーモデル』をテーマに作られたコレクションで発表されたこちら、目に頰に唇とマルチユースできるのも素晴らしい。透けるオレンジを指でまぶたにピピッと塗るだけで、驚くほどこなれちゃう。抜け感も手に入るし、持ってて損はないカラーです!」
¥3,200/セルヴォーク

Profile

森山和子/Kazuko Moriyama

フリーエディター。ビューティを中心にファッションや旅、インタビューなど多岐にわたって活動中。幼少期から化粧品やメイクアップが好きで、常に何か素敵なプロダクトがないかと探し続けている。

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SOURCE:SPUR 2018年2月号「森山和子のBest Colors 一人語り この色、超好き♥なんだけど!」
photography:Keisuke Hashiguchi(cutout) text:Kazuko Moriyama

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トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!