キャサリン妃は、亡き義理母・ダイアナ元妃へのオマージュが込められたコーディネートを披露することもしばしば。ダイアナ元妃を象徴するモチーフのひとつでもある“水玉”模様のドレスで公務に訪れたキャサリン妃をキャッチ。
2019年5月14日(現地時間)、第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号を解読する基地だったブレッチリー・パークを訪れたキャサリン妃(37)。1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦から、間もなく75年。キャサリン妃の祖母と大叔母が働いていた場所でもあることから、キャサリン妃にとっては特別な場所のようだ。
この日キャサリン妃がチョイスしたのは、アレッサンドラ・リッチのボタンシャツワンピース。真珠のドロップイヤリングにドレスと同系色のスマイソンのクラッチバッグを合わせ、エミーロンドンのスエードパンプスでコーディネート。そして、胸元に付けた小さなブローチは、祖母から受け継がれた思い出の品だそう。
おなじみの可憐なスタイリング術で世間の注目をさらったキャサリン妃だが、今回の注目度はいつも以上! その理由は、ワンピースにあり。ネイビーに白い水玉模様のドレスといえば、ダイアナ元妃(享年36)のアイコニックなアイテムのひとつ。
ダイアナ元妃は1985年10月、ケンジントン宮殿で撮影されたオフィシャル写真で、類似したワンピースを着用。細かいディテールは異なるものの、小柄の水玉や白襟などは瓜二つで、一見、同じアイテムにも思えるほど。
昨年、チャールズ皇太子が70歳を迎えたのを記念して放送されたドキュメンタリー番組でもこのドレスを着用しており、どうやらキャサリン妃のお気に入りの一着であるよう。その際はキャサリン妃に抱っこされたルイ王子(1)の左手を、皇太子が両手で掴みながら微笑む様子など、微笑ましい姿が捉えられていた。
ちなみに、お値段1,750ポンド(約24万3000円)といわれるこのドレス。米テレビドラマ『SUITS/スーツ』でメーガン妃(37)と共演していた女優のアビゲイル・スペンサー(37)が、ヘンリー王子(34)とメーガン妃の結婚式で着用したものと全く同じものだということでも話題に。
ダイアナ元妃とキャサリン妃が出会う機会は一度もなかったが、ファッションセンスが世間で話題になるという点でも共通しているふたり。ダイアナ妃のファッションに現代的な要素をプラスし、スタイリッシュに着こなすキャサリン妃はまさに、現代のファッションアイコン。ダイアナ元妃へのオマージュが込められたコーディネートを、次に見せてくれるのはいつになるのか楽しみだ。
text : Megumi Fujita