BTSがホワイトハウスを訪問! メンバー全員がスピーチを行い、ヘイトクライムの撲滅と多様性の容認の重要さを訴える

ホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領(79)と対面したBTS。ホワイトハウス周辺には200人以上のファンが詰めかけ、YouTubeの生配信に30万人がアクセスするなど注目が集まった。

世界的な人気を誇るK-POPグループ、BTSがアメリカのホワイトハウスを訪問し、バイデン大統領(79)と対面。アジア系の人々に対し頻発しているヘイトクライムの撲滅と多様性の容認の重要さを訴え、会見ではメンバー全員がスピーチを行った。

アジア・太平洋諸島系米国人の文化遺産継承月間(AANHPI)の最終日である2022年5月31(現地時間)、BTSのメンバーはお揃いのスーツ姿でホワイトハウスを訪問。いつもは曲のコンセプトに合わせてカラフルな髪色を披露している7人だが、この日は全員ダークカラーでシックな装い。

バイデン大統領との面会に先立ち会見場に現れたメンバーは、ホワイトハウスの報道官とともに登壇し、100人の記者を前に全員がコメントを発表した。

Photo:Getty Images
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リーダーのRM(27)は流暢な英語で「今回ホワイトハウスに招待され、反アジアンヘイトクライムやアジア人の包括性・多様性という重要な問題について話し合うことができて大変光栄です」と挨拶。

続いて最年長メンバーのJIN(29)は「今日は、アメリカ国内でのアジア・太平洋諸島系米国人の文化遺産継承月間(AANHPI)の最終日です。この記念すべき日を、僕たちはAANHPIコミュニティとともに祝福します」とコメント。

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JIMIN(26)は「アジア系アメリカ人へのヘイトクライムなどをはじめとする、憎悪犯罪が近年急増していることに僕たちは心を痛めています。しかしこれに歯止めをかけ、その活動を支援するために、この機会にもう一度自分たちの声を届けたい」と発信。

J-HOPE(28)は「私たちが今日あるのは、国籍や文化、言語が異なる世界中のARMYBTSのファン)のおかげです。本当にいつも感謝しています」と感謝を語った。

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「韓国のアーティストが作った音楽が、言葉や文化の壁を越えて、世界中の多くの人に届いていることに、今でも驚きを感じています。音楽は常に、すべてのものを団結させる素晴らしいものだと信じています」と語ったのは最年少メンバーのJUNG KOOK(24)。「人と違うことは悪いことではありません。心を開き、すべての違いを受け入れることで、平等は始まります」とSUGA(29)が続けた。

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V(26)は「誰にでもそれぞれの歴史があります。今日が、一人ひとりを貴重な存在として尊重し、理解するための一歩になることを願っています」とコメントし、最後に再びRMが「この重要な問題について議論し、アーティストとして何ができるかを再認識するための重要な機会を与えてくださった、バイデン大統領とホワイトハウスに感謝します」と締めくくった。

会見の後、メンバーはバイデン大統領の執務室で約35分間の会談を行い、大統領が新型コロナウイルス・アジア系ヘイトクライム法に署名したことへの感謝などを伝えたそう。バイデン大統領は「(BTSは)偉大な才能だけでなく、発信しているメッセージが重要」とBTSの若者世代への影響力の高さに期待を寄せた。

これまでもSNSなどで、反ヘイトクライムを訴えるメッセージを発信してきたBTS。グループ名の「Bangtan Sonyeondan(防弾少年団)」には、「若者に向けられる社会的な偏見や抑圧から自分たちの音楽を守る」という意味が込められているという。その影響力の高さを武器に、今後もさまざまな活動に携わってほしい! 

text:Saki Wakamiya

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リーダーのRMは流暢な英語でスピーチを披露。
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最年長メンバーのJIN。
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最年少メンバーのJUNG KOOK。
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インスタグラムのフォロワー数4300万人以上を誇る人気メンバー、V。
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