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王位継承順位第2位のモンペザ伯爵夫人ことイザベラ王女は、煌めくミッドナイトブルーの優雅なチュールドレスを纏い、会場に到着。
父フレデリック国王、母メアリー王妃、兄クリスチャン皇太子(19)、双子の弟妹、ヴィンセント王子(14)とジョセフィーヌ王女(14)とともに、満面の笑みでレッドカーペットを歩き、輝きを放った。
星屑が瞬く夜空を思わせるプリンセスシルエットのドレスは、母メアリー王妃の御用達デザイナー、イェスパー・へヴリングによるもの。イザベラ王女はエレガントなアップヘアと豪華なダイヤのシャンデリアピアスで、息をのむほど美しい主役スタイルを完成させた。
英誌『HELLO!』によれば、このピアスはメアリー王妃が2023年、クリスチャン皇太子の18歳の誕生日式典でつけていたものだという。
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そのメアリー王妃は、黒のサテントップスと煌びやかなスパンコールスカートで、シックなマーメイドのような装いを披露。『HELLO!』によれば、これはバイ・マレーネ・ビルガーのセットアップで、イザベラ王女が生後5カ月だった2007年9月に初披露されたものだそう。
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またジュエリーは2004年5月にフレデリック皇太子(当時)と結婚する前に初めて着用して以来、愛用している「ダニッシュ・ルビー・パリュール」をセレクト。一家揃っての写真撮影の際には誇らしげな笑顔で、愛情深く娘を見守っていたという。
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この日、注目度が急上昇したのは、にわかに大人びたジョセフィーヌ王女。姉とトーンを揃えたブルーのジャンプスーツルックでロイヤルファンの視線を奪い、英紙『Daily Mail』は「意外なスターが場をさらった」と報じた。
ケープ付きのジャンプスーツは姉と同じくイェスパー・へヴリングのもので、クリスチャン皇太子の18歳の誕生日にも着用していたもの。今回はビジューをあしらってアップサイクルしたのだとか。
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そして現在、首都から列車で約1時間のスラゲルセの街で軍事訓練中のクリスチャン皇太子も、クラシックなタキシードに身を包み、妹のための特別な式典に駆けつけた。
イザベラ王女の祖母でデンマーク前君主のマルグレーテ2世(85)も、華やかなレースドレスにファーのストールを纏って出席。その姉妹で、王女にとっては大叔母にあたるデンマークのベネディクテ王女(80)とギリシャのアンナ=マリア王妃(78)も同席した。
さらにフレデリック国王の弟ヨアキム王子(55)の息子たちで、イザベラ王女にとって従兄弟にあたるニコライ伯爵(25)とフェリックス伯爵(22)も姿を現し、注目の的に!
『Daily Mail』によれば、2023年、マルグレーテ2世によって称号を剥奪されて以来、2人はほとんど王室行事に参加していなかったそう。この日は、ベルベットジャケットのスーツに蝶ネクタイを合わせたダンディな装いで、笑顔をふりまいた。
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モデルとして活動し、2023年より豪シドニーの大学に通うニコライ伯爵は、「今週の誕生日祝賀会より」と綴り、式典へ向かう準備中の写真などを自身のインスタグラムに投稿。
翌4月16日(現地時間)に行われたマルグレーテ2世の誕生日イベントにも出席した。
米誌『PEOPLE』によれば、イザベラ王女の誕生日公演は、デンマーク本土およびフェロー諸島とグリーランドの領土から、抽選に当選した17歳から24歳までの若者1,000人以上が観客として参加。
オペラやバレエ、ミュージカルなど、幅広いジャンルのパフォーマンスが行われ、王室ボックス席でイザベラ王女が踊り歌いながら鑑賞する様子も目撃されたとか。
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このコンサートはイザベラ王女の誕生日を祝う公式行事の2回目で、4月11日(現地時間)、デンマーク第2の都市オーフスでも祝典が開催された。その際、爽やかな空色のパンツスーツに身を包んだイザベラ王女が、公の場で初演説を行い、冒頭で過去の失敗をネタにしたジョークを飛ばしたことが話題に。
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「約4年前、全く予期しないときに、自分の言葉が他人に聞かれることがあると知りました」と話し始め、「今日は間違いなくマイクがオンになっているとわかっています」と続けると、会場は笑いに包まれたという。
これは2021年、ある行事で家族写真撮影の立ち位置を調整中、王女が母メアリー王妃に向かって発した、「完全に混乱してない?」という皮肉めいた言葉をマイクが拾ってしまい、動画が出回る事態になったことを受けたもの。地元メディアは自虐ネタを披露した王女を「非常にチャーミング」だと報じたとか。
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なお、イザベラ王女の実際の誕生日は、英国王室の故エリザベス女王(享年96)と同じ4月21日。今年はイースター・マンデーと重なるため、前倒しでイベントが行われたそう。誕生日当日は、家族や親しい人々とプライベートなパーティを楽しむ予定とのことで、地元メディアによると、ティアラが贈られる可能性があるという。
『HELLO!』によれば、現在、日本の高校にあたるギムナジウムで最終学年を過ごしているイザベラ王女。今後の進路は明らかにされていないが、兄クリスチャン皇太子に倣い、ギャップイヤー(高校卒業から大学入学までに設ける休学期間)を取る可能性が高いと予想されているようだ。