大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話題 “夜のエッフェル塔”のよう! 4回戦は世界1位に惜敗

2026年5月24日~6月7日(現地時間)、パリのスタッド・ローラン・ギャロスにて開催中のテニス世界4大大会のひとつ、全仏オープン2026。日本の大坂なおみ選手(28)がコートに入場する際、まるでファッションショーのランウェイのようにモードなルックを披露。惜しくも試合には敗れたものの、大きな話題を呼んだ。

2026年6月1日(現地時間)、全仏オープン大会9日目、世界ランキングの女子シングルスで1位のアリーナ・サバレンカ選手(28)との4回戦に臨んだ大坂なおみ選手(28)。スパンコールが煌めくティアードフリルのトレーンをまとって、ローラン・ギャロスのメインスタジアム(センターコート)、フィリップ・シャトリエに姿を現し、観客を魅了した。試合は接戦の末に敗退。鮮やかな印象とともに、この日の戦いは幕を閉じた。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_1

Photo:Getty Images

大坂選手といえば、今年5月4日(現地時間)に行われたファッションの祭典、メットガラでも、コートを脱ぐと新たなドレスが現れるというセンセーショナルな演出で注目を集めたばかり。そのムードをそのままローラン・ギャロスの有名なレッドクレー(赤土)コートへ持ち込むかのように、初戦からインパクト抜群な入場ルックで会場を沸かせてきた。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_2

Photo:Getty Images

英誌『Outlander Magazine』によれば、今大会の一連のルックはナイキとのコラボレーションによるもの。スタイリストのマーティ・ハーパーがクリエイティブ・ディレクターを務め、アップサイクルを取り入れたクチュールで知られるスイス出身デザイナー、ケヴィン・ジェルマニエが手がけたという。

彼は自身のインスタグラムで、大坂選手のために“COURT-URE”(クチュールとテニスコートをかけた造語)を制作したと投稿。ナイキのウェアをアップサイクルしたカスタムルックだと説明している。

大坂選手は1回戦、ドイツのラウラ・シグムンド選手(38)との試合で、黒のコルセット風トップスとお揃いのプリーツスカートをまとい、スザンヌ・ランラン・コートに登場。透け感が美しいプリーツスカートを赤土の上でなびかせるスタイリッシュな姿に、観客席から大歓声が巻き起こった。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_5

Photo:Getty Images

大坂選手はベンチでまず、繊細なビーズがあしらわれたノースリーブジャケットをオフ。存在感のあるマキシスカートはそのままに、くすみゴールドのテニスウェアのトップス部分をのぞかせた。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_6

Photo:Getty Images

そして記念撮影や素振りを終えた後、そのスカートも外してユニフォームの全貌を披露。ティアードフリルがあしらわれたテニスウェアは、大小のスパンコールがストライプ状に連なり、眩しいほどの輝きを放っていた。

米メディア『CNN』によると、大坂選手は試合直後のオンコートインタビューで、このルックについて「夜のエッフェル塔がキラキラしているとき」のように見えると発言。また、米通信社『AP通信』によれば、太陽の光がドレスに反射しすぎることに少し不安もあったようで、「審判にコートから追い出されるのではないかと怖くなった」と冗談交じりに話し、念のため予備のナイキのウェアを2着用意していたと打ち明けた。さらに、「私にとっては、グランドスラム(テニス4大大会)での入場が、自分をエンターテイナーのように感じられる唯一の時間かもしれないと思っています」と話したそうだ。

この目を引くウォークオン(テニスコートに入場すること)は、メディアやほかの選手から絶賛された一方、対戦相手からは厳しい意見も上がったとのこと。試合に敗れたシグムンド選手は英スポーツメディア『TNT Sports』の取材に対し、「私はテニスをするためにここに来ているのであって、“ファッションショー”をするためではありません」とコメント。大坂選手の着替えに時間がかかったことについても、「問題がある」と話したという。

それでも大坂選手はトーンダウンすることなく、クロアチアのドナ・ヴェキッチ選手(29)との2回戦、ウェアとお揃いのボンバージャケットとボリュームたっぷりなアイボリーのトレーンで華々しく入場。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_10

Photo:Getty Images

米メディア『Page Six』によると、レッドカーペットならぬレッドクレーの上にふんわり広がるトレーンは、仏ダイアナ・マルティネスのアトリエにて手作業で制作されたものだという。この試合にも勝利した大坂選手は、会見で自身のルックを楽しみにしてくれているファンのコミュニティがあると話し、「人々をハラハラさせ続けるのが好きです。それがすごく楽しい」と語った。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_11

 Photo:Getty Images

そして、大坂選手にとって2019年以来となった3回戦。米イバ・ヨビッチ選手(18)との試合では、さらにボリュームを増したペプラムつきのボンバージャケットとつやめくチュールのトレーンを身につけて登場。

インスタグラムで、このルックを“COURT-URE”第3弾と紹介したデザイナーは、ウエスト部分のドレープには初戦ルックの余り布を使用したと明かしている。この日、大坂選手は約3時間にわたる接戦を制し、自身初となる全仏ベスト16進出を決めた。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_13

Photo:Getty Images

続く4回戦は、グランドスラム4勝のサバレンカ選手との対戦。同じくグランドスラム4勝(全豪と全米で各2勝)という輝かしい成績を誇る元世界No.1の大坂選手は、ペプラムなしのボンバージャケットに、ティアードフリルがたっぷりあしらわれた新たなトレーンをまとってコートに姿を現した。

デザイナーの投稿によると、これは1回戦と3回戦のルックで使った素材を組み合わせてリメイクしたもの。大坂選手はより一層ドラマティックな装いで輝きを放ったが、残念ながら試合には敗退。初のベスト8入りを果たすことはできなかった。

大坂なおみ選手、全仏テニス入場ルックが話の画像_15

Photo:Getty Images

今大会の挑戦は4回戦で幕を閉じたものの、力強いプレーと、サステナブルな取り組みが秘められたモードな装いで印象を残した大坂選手。次なるビッグトーナメントとなるウィンブルドンでは、グラス(芝)コートを背景に、ドレスコードは「白」のもと、どんな装いとプレーを見せてくれるのか楽しみにしたい。