CULTURE&LIFESTYLE FEATURE

2020.10.17

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最近、スーパーなどで目にする機会が増えたさまざまな種類の植物性ミルク。牛乳に代わる新しい選択肢として話題だけれど、その背景には味のよさだけではなく、体にも地球にも前向きな理由があった。植物性ミルクを使ったヴィーガンレシピとともにその魅力を知り、食から地球を考えるきっかけに。

なぜ植物性ミルクが注目されているの?

 気づくと、スーパーの棚には牛乳と豆乳が同じように並び、さらには、アーモンドミルクやオーツミルクといった新しい植物性ミルクも次々に登場している。この背景にはさまざまな理由がある。ひとつは味の新鮮さ。ナッツならではの香ばしさや穀物のコクが魅力となってファンを増やしている。さらには乳糖不耐症や牛乳アレルギーの人にとってはうれしい選択肢であり、栄養価の面でもヘルシーな効果が期待できる。見逃せないのは、サステイナブルな意識の高まりがあること。

 食のカーボンフットプリントにはさまざまな要因があるが、その中のひとつに牛肉をはじめとする畜産業が挙げられる。飼育の過程で大量の飼料が必要なこと、牛のゲップからメタンが排出されることなどがその理由だ。野菜を中心とした食生活のほうが、温室効果ガス排出量が少ないため、菜食主義を選択する人の中には、倫理的にヴィーガンを選択する人だけではなく、こうした環境への配慮からそれを選択する人が出てきている。毎日の食事も、実は地球環境に影響を及ぼしている。それを知ることは、サステイナビリティについて考える第一歩だ。

(右から)
ソイミルク

植物性ミルクとして最もポピュラーな豆乳。料理に使うのであれば、砂糖を使っておらず、成分無調整のものを選びたい。また、遺伝子組み換えでない大豆を使っているかも必ず確認を。(右)有機JAS認証。リラックス効果があるというGABAが含まれている。豆腐もできます有機豆乳(330㎖)¥120/スジャータめいらく(中右)すっきりとした味わいが特徴。おいしい無調整豆乳(200㎖)¥90/キッコーマン飲料

アーモンドミルク
牛乳、豆乳に代わる第3のミルクと呼ばれるアーモンドミルク。ビタミンE、オレイン酸、マグネシウムなどのミネラルが含まれ、高い栄養価が期待できる。低糖質なのもうれしい。(中央)食品添加物不使用。素材本来の甘さが凝縮されている。無添加 濃いアーモンドミルク砂糖不使用(125㎖)¥138(参考小売価格)/筑波乳業

ココナッツミルク
南国を思わせる独特の甘い香りがあり、料理やお菓子作りにも適したミルク。カリウム、鉄、マグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれる。(中左)有機JAS認定で、無漂白、化学品由来の安定剤不使用、BPA防止缶を採用し、安心できる製品にこだわる。オーガニックココナッツミルク(400㎖)¥348/レインフォレストハーブジャパン

ライスミルク
自然でやさしい甘さのライスミルクは、ナッツや豆類のアレルギーがある人にもおすすめ。(左)一般的な米粉を溶かす製法ではなく、米を麹で丁寧に発酵して作る。ビタミンやミネラル、必須アミノ酸などの栄養価が高いのがポイント。添加物、砂糖、食塩フリーなのに深い甘みがある。プレミアム ライスミルク(1000㎖)¥500/福光屋

 

SOURCE:SPUR 2020年11月号「今日から植物性ミルク生活」
photography: Suguru Ariga styling: Mariko Nakazato text: Hiroko Kawabata

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