Kカルチャーの今をキャッチ!
韓国のローカルシーンで注目を集めるカルチャーは? 現地の専門家が最前線を解説。フェスシーズン到来! ということで、これから参加できるイベントも含めユナさんがおすすめを語る
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韓国のローカルシーンで注目を集めるカルチャーは? 現地の専門家が最前線を解説。フェスシーズン到来! ということで、これから参加できるイベントも含めユナさんがおすすめを語る
6月初旬、Xの「おすすめ」タブに、ある動画が何度も流れてきた。画面に映っていたのは、まさに先週末に私がいた場所。今年で3回目を迎えた「ASIAN POP FESTIVAL」の最終日、ヘッドライナーを務めたSunset Rollercoaster(落日飛車)のステージだ。けれど、動画の主役はバンドではなかった。音楽に身を委ね、満面の笑みで歌い、踊る観客たち。気負わない振り付けで思い思いに体を揺らすその姿は、「幸せ」という言葉をそのまま表したようだった。あの場にいた私には、その空気が手に取るようにわかる。動画を投稿した人のなかには日本人もいて、「夢のような風景だ。最高のフェスが終わろうとしている」という感想を添えていた。引用欄にも「韓国の観客は"興"(フン、韓国語でノリを意味する)が多い」「楽しそう」というコメントが並ぶ。
韓国で暮らしていると忘れがちだが、韓国人は確かに"興"が多い。音楽フェスは、"興"を思う存分解放できる数少ない場所だ。そして、その熱量こそが、フェスそのものの魅力をつくっている。そのことを実感できるのが、2018年から続く「DMZ PEACE TRAIN MUSIC FESTIVAL」だ。このフェスが支持される理由は、出演アーティストだけではない。「観客が主役のフェス」として知られているのである。都市型フェスが主流となった今日、ソウルから車で2時間ほどかかる江原道・の孤石亭(チョルウォン)で開催される「DMZ」は、アクセスの難しさゆえ、「楽しむ覚悟がある者」だけが集まるとしてクチコミで広がった。さらにコロナ禍には二重の「覚悟」を試されるといった難局を乗り越え、今や韓国各地で開催されるフェスを力強く牽引する存在に。
音楽の前では境界も肩書も関係なく、誰もがひとつになれる。その熱気を体験してみたいなら、全羅南道で開催される「THE GRATEFUL CAMP 2026」(9月4〜6日)、毎年強力なラインナップで知られる「BUSAN INTERNATIONAL ROCK FESTIVAL 2026」(10月2〜4日)がおすすめ。もちろん、会場には私もいるはず!
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