クラシックとモダンが溶け合う華麗な舞台『ソフィア・コッポラの椿姫』が期間限定で公開!

2016年にローマ歌劇場で上演された映画界の至宝ソフィア・コッポラと、ファッション界の天才ヴァレンティノ・ガラヴァーニの夢のコラボレーションによるオペラ『椿姫』が、スクリーンに蘇る! オペラの真髄であるクラシックの名曲に、オペラ初演出のソフィアが生み出した現代人が共感できる女性像が溶け合い、新しい『椿姫』が誕生! TOHOシネマズ 日本橋で2週間限定公開なので、急いで観に行って。

『ヴァージン・スーサイズ』や『ロスト・イン・トランスレーション』など、次々と注目作を発表し続ける映画監督ソフィア・コッポラが、イタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの人気悲恋オペラ『椿姫』を初演出! これだけでもかなり衝撃的なニュースなのに加え、衣装を手掛けたのはなんとヴァレンティノ・ガラヴァーニと彼のスタッフたちだというから驚きだ。

Photo©Yasuko Kageyama
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このスペシャルな公演は、ソフィアの代表作のひとつ『マリー・アントワネット』を観たヴァレンティノが感銘を受け、名作『椿姫』にモダンなタッチを加えるために直々にソフィアにオファーし実現したという。

Photo©Yasuko Kageyama
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さらに舞台美術には、ハリウッドで数々の大作を手掛け、『プレステージ』、『ダークナイト』、『インターステラー』でアカデミー賞美術賞に3度ノミネートされたプロダクションデザイナーのネイサン・クロウリーが大抜擢された。

Photo©Yasuko Kageyama
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2016年にローマ歌劇場で行われたこのスペシャルなオペラの全15回のチケットはすべて売り切れ、プレスプレビューでは名だたるファッショニスタたちが訪れSNSで絶賛、初日にはキーラ・ナイトレイ、モニカ・ベルッチ、クリスチャン・ルブタンらのセレブが駆けつけた。
Photo©Yasuko Kageyama

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本作は、2016524日にローマ歌劇場で行われた公演を映像化。華やかなパリ社交界に生きる高級娼婦ヴィオレッタ役は、ここ数年注目が集まるフランチェスカ・ドット、彼女と恋に落ちるアルフレード役に、来日公演も増えてきているアントニオ・ポーリが務めている。現代人が共感できる新しい『椿姫』は、普段オペラを観ない人でも気づけば物語に引き込まれ、ヴィオレッタの気持ちに感情移入してしまうことは間違いない。

『ソフィア・コッポラの椿姫』
演出:ソフィア・コッポラ
指揮:ヤデル・ビニャミーニ 
合唱指導:ロベルト・ガッビアーニ 
舞台美術:ネイサン・クロウリー 
衣装:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ、マリア・グラツィア・キウリ、ピエールパオロ・ピッチョーリ
キャスト:フランチェスカ・ドット、アントニオ・ポーリ他
2017年10月6日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋にて2週間限定公開、全国順次公開
http://sofia-tsubaki.jp/

 

text:Misato Kikuchi

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