SPUR11月号「可愛いほんもの」を求めたテーマの中で、『鹿児島睦の世界』を特集しています。ご覧いただけましたか。 編集部内でもファンの多いアーティスト鹿児島睦さん。代表的な作品である器のみならず、これまでの仕事を網羅した展覧会が行われると聞いて、取材チームは先に開催されていた兵庫県の市立伊丹ミュージアムまで駆けつけました。
鹿児島睦の世界に浸りたい
「鹿児島睦 まいにち」展は鹿児島さんの多岐にわたる作品を１日の時間の経過に合わせた構成で巡ります。この展示のために作られた陶芸作品のラインナップは特に素晴らしく、ひとつひとつの器からあふれてくるリズムに乗って、詩情豊かな世界に連れていってくれるような心持ちになりました。
誌面ではご紹介できませんでしたが、鹿児島さんのアートワークの着想源となった大切な宝物を紹介するコーナーもあり、ファンにはたまらない展覧会になっています。市立伊丹ミュージアムでの展示は終了していますが、2023年10月7日（土）から東京・立川のPLAY! MUSEUMにてスタートするので、そちらにもぜひ足を運んでみてください。
鹿児島さんの描き下ろしアートワークも必見の誌面
SPUR11月号の特集ページでは、展覧会から受け取ったパワーやわたしたちの鹿児島さんへの愛をなんとか誌面からも伝わるものにしたいと、いつもと違うアプローチを考えました。一つ目は、鹿児島さんの描き下ろしアートワークをお願いすること。二つ目は、鹿児島さんのことを昔からよくご存知のグラフィックデザイナー名久井直子さんに誌面をデザインしてもらったことです。描き下ろしのアートワークについては誌面をぜひご覧いただくとして、名久井さんにはSPUR.JPのためにコメントをいただきました。
「わたしはもともと鹿児島睦さんの作品が大好きで、日頃からお皿を使わせていただいています。鹿児島さんの作品は、お皿として素敵なのはもちろん、作品の中の植物や生きものたちひとつひとつの息づかいが、そのまわりの空気も楽しくさせてくれるような気配を醸し出しています。今回はそんなイメージで、 記事全体に鹿児島さんの描くものの空気が 感じられるようにデザインしてみました」
名久井さんの鮮やかなディレクションによって、鹿児島ワールドがいきいきと立体的に誌面から立ち上るような仕上がりになっています。東京・立川PLAY! MUSEUMの展覧会に足を運ぶ前のガイドとして、ぜひ一度SPURの特集をご覧ください。
鹿児島睦の世界が広がる、オリジナルグッズも楽しい
「鹿児島睦 まいにち」展
会期：2023年10月7日（土）〜2024年1月8日（月・祝）
時間：10:00〜17:00（土日祝は18:00まで／入場は閉館の30分前まで）
場所：PLAY! MUSEUM
東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟
MUSEUM（2F）042-518-9625
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