まずはおさらい! シーズン2へと続く衝撃のラストとは?
韓ドラファンの聖地として知られる京畿道坡州(パジュ)市の巨大スタジオを訪問。撮影が佳境を迎えるなか行われたセットビジットツアーの模様をお届けする前に、まずはシーズン2へとつながるシーズン1の衝撃的なラストを振り返っておこう。
大学生チョン・ジアン(キム・ヘジュン)は、叔父チョン・ジンマン(イ・ドンウク)に育てられた。しかしそのジンマンが亡くなったとの知らせを受け故郷へ戻った直後、謎の殺し屋集団から襲撃を受ける。
実はジンマンは殺し屋向け兵器サイト「マーダーヘルプ」の元締めだった。かつて傭兵組織「バビロン」に所属していた最強の戦士だったが、組織の無差別な殺戮方針に反発して離脱。その報復によってジアンの家族は命を落としていた。
ジンマンはジアンを守るため、秘密裏に「マーダーヘルプ」を運営しながら、生き延びる術を教え込んでいた。壮絶な戦いを乗り越えたジアンの前に、死んだはずのジンマンが満身創痍で姿を現す――。シーズン1はその衝撃的な場面で幕を閉じた。
岡田将生&玄里が参戦! 「バビロン」のキーパーソンを熱演
待望のシーズン2の大きな見どころのひとつが、岡田将生と玄里という日本人俳優陣の参戦だ。
セットビジットプレスツアーは、撮影中のシーンを別スペースからモニタリングするところからスタート。その最初に映し出されたのが、玄里演じるQとジンマン演じるイ・ドンウクの印象的な2ショットだった。
玄里が演じる謎多き傭兵チーム長Q
玄里が演じるQは、「バビロン」東アジア支部の傭兵チーム長。このシーンは本編第3話に登場するもので、Qと「バビロン」所属以前のジンマンとの出会いを描く重要な一幕でもある。
「Qは殺し屋という冷酷で残忍なイメージがありますが、意外な魅力もあり、潜入任務では変装することもあります。この映像はまさにそんなQらしさを表していると思いますので、従来のイメージとは異なる殺し屋像を楽しんでいただければと思います」(玄里)
Qがジンマンに助けられる重要な場面でもあるこのシーン。Qがジンマンに対して同僚以上の特別な感情を抱いているようにも見え、その関係性の行方も気になるところだ。モニター越しに映し出されるイ・ドンウクと玄里の姿は張り詰めた緊張感とともに圧倒的な美しさを放ち、記者たちの視線を釘付けにしていた。
岡田将生が挑む本格アクション。Jという危険な男
一方、岡田将生が演じるのはQの弟で、同じ傭兵チームに所属するJ。刈り上げたオールバックに傭兵服という強烈なビジュアルも印象的だ。
「Jは少し未熟な部分を持ちながらも、戦闘では非常に攻撃的な一面を持つキャラクターです」(岡田将生)
戦闘シーンやバイクアクションなど見せ場も多いJだが、岡田にとって本格的なアクション作品への参加は今回が大きな挑戦だった。
「実はこれまでアクション経験がなかったので、最初はなぜ自分がキャスティングされたのか不思議でしたが、スタントチームと一緒に基礎から訓練を重ねました。イ・ドンウクさんとのアクションシーンではたくさんサポートをいただきました。未経験でしたが、最終的にはアクションも演技の一部ですし、一つひとつの動きを学びながら、信頼できる仲間たちと撮影できて非常に刺激を受けています」(岡田将生)
シーズン2では、この日本人俳優陣が演じる「バビロン」側のキャラクターたちが物語にどのような波乱をもたらすのかにも注目したい。
イ・ドンウクとキム・ヘジュンが語る進化したシーズン2
「バビロン」精鋭の日本チームと対峙するのは、もちろんイ・ドンウク演じるジンマンだ。
「シーズン2はシーズン1の続きなので、両シーズンが自然につながる部分を特に大切にして演じました」(イ・ドンウク)
生還したジンマンが、姪のジアンを守るため最強の敵「バビロン」にどう立ち向かうのか。さらに激しさを増したアクションも今シーズンの大きな見どころだ。劇中では激しいワイヤーアクションにも挑んでいるイ・ドンウクだが、インタビューでは「いつも通りやっただけです」とクールな表情。とはいえ、そのアクション技術は共演者たちが感嘆するほどのレベルなのだとか。
世界中で高い評価を受けたシーズン1に続き、再び物語の中心を担うことについても率直な思いを語ってくれた。
「この作品が世界的に愛されていることを非常に嬉しく思っています。こうしてシーズン1に引き続きシーズン2に参加できることも大きな名誉です。多くの方が続編を待っていてくださっていると思うと頑張ろうという気持ちも大きいですし、光栄に感じています。シーズン2はシーズン1以上に刺激的でパワフルな作品になっていますので、ぜひ楽しんでほしいですね」(イ・ドンウク)
リーダーへと成長するジアンの新たな戦い
そして、もう一人の主人公がキム・ヘジュン演じるジアンだ。
シーズン1のラスト、叔父ジンマンが生きていたという喜びも束の間、シーズン2冒頭でジアンは「店を継がない」という選択をする。何も語ってくれなかったジンマンに反発し、その元を離れたジアンは、小さな港町で身を隠しながら新たな人生を歩もうとする。
しかし、「バビロン」がそんな彼女を放っておくはずもない。
「シーズン1のジアンは突然の出来事に翻弄され、恐怖に支配されていましたが、シーズン2では叔父から店を受け継いだ後、リーダーとして成長していく姿をお見せできると思います」(キム・ヘジュン)
戦闘力も知力もさらに磨きがかかったジアンは、「バビロン」の執拗な追撃にどう立ち向かうのか。ジンマンとの関係はどう変化していくのか。そして「マーダーヘルプ」はどんな形で引き継がれるのか。
「さらに深まったキャラクターのドラマや感動的な瞬間をお届けできると思います」(キム・ヘジュン)
覚醒したジアンの新たな戦いと、叔父と姪の物語の行方からも目が離せない。
深夜のスタジオに潜入! リアルすぎるセットが生み出す圧倒的没入感
撮影終了後の深夜、いよいよセットツアーがスタート。参加者を出迎えたのはシーズン1でも話題になったロボット犬だった。愛らしい動きとは裏腹に、敵と判断した相手を容赦なく追い詰める殺戮マシン。シーズン2ではさらにアップグレードされているという。
続いて案内されたのは「マーダーヘルプ」の仮設基地。コンテナを改造した内部には武器やサーバー類が並び、まるで本物の軍事施設のような空間が広がっていた。
「これらはすべて小道具ですが、本物に見えるよう細部まで作り込んでいます」(イ・ソンフンPD)
岡田将生のアクション現場も公開。体の芯まで響く銃撃音を体験
セット内には、ジンマンやJが実際に着用した衣装も展示されていた。なかでも目を引いたのが、岡田将生演じるJの格闘シーンが撮影されたエレベーターのセットだ。
この狭い空間の中で、Jは回転や宙返りを交えた激しいアクションを繰り広げるという。
「劇中でJはヘルメットを着用しているため、本来であればスタントマンが演じてもわからなかったはずです。ところが、岡田さんのアクションが非常に優秀で、スタントコーディネーターは本人が演じられると判断。そのため、エレベーター内のアクションシーンはすべて本人が演じています」(イ・ソンフンPD)
撮影当時のまま残された衣装や小道具からは、壮絶な戦いの気配が今にも立ち上ってきそうな臨場感が漂っていた。
ツアー終盤には、選ばれた記者が実際の銃撃シーンを体験するサプライズも。残念ながら筆者は参加できなかったものの、記者たちには耳栓が配られ、それでもなお身体の内側まで響くほどの轟音に圧倒された。
「実は俳優たちも、リハーサル段階では多くの方が驚かれるんですね。それでもカメラが回り始めると、まったく動じることなく発砲するんです。そういうところが俳優のすごさなのだと思います」(イ・ソンフンPD)
リアルな銃声が響き渡る現場を目の当たりにしながら、『殺し屋たちの店2』のアクションシーンが生み出される迫力を記者たちも体感した。
アクションだけでは終わらない。ジアンのロマンスにも注目
激しい戦闘アクションと裏切りが次々と展開される『殺し屋たちの店2』。だが、見どころはそれだけではない。
「実はシーズン1で唯一ロマンス要素があったキャラクターがジアンだったことを覚えていますか。残念ながらシーズン1では裏切られてしまいましたが、シーズン2でもジアンには再び恋愛エピソードがあります。今回も裏切られるのか、それとも本当の愛を見つけるのか、ぜひ本編で確かめてください」(イ・ソンフンPD)
予測不能なサバイバル、さらにスケールアップしたアクション、そしてジアンの成長。加えて、彼女を待ち受ける新たなロマンスの行方にも注目したい。
世界中のファンが待ち望んだ『殺し屋たちの店2』。ジンマンとジアンの新たな戦いは、シーズン1を超えるスケールで幕を開ける。