【MUJI Labo】晩夏~初秋に注目したい、高機能ウェアを最速レビュー。スタイリストも感動の新素材とは?【それいけ! 良品ハンター】

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無印良品の哲学を基に、“実験室”をテーマにした、より先鋭的な素材開発やデザイン性を追求するMUJI Labo。今回は秋の新作にいち早く出合うべく、スタイリストYAMAZAKIとエディターAKAMATSUが無印良品 代官山へ。夏の終わりから秋冬にかけて活躍するアイテムを、ファッションプロの「リアルな買い物目線」で試着。その魅力を語り合う。

光沢を抑えたワークジャケットに、撥水・形状記憶の機能を搭載

MUJI Labo撥水ポリエステルタフタジャケット、エディター赤松のミニスカートを合わせた秋スタイル

撥水ポリエステルタフタジャケット¥9,990/MUJI Labo その他私物

スタイリストYAMAZAKI(以下Y) 毎シーズン楽しみにしているMUJI Laboの新作をチェックしに、無印良品 代官山にやってきました。

エディターAKAMATSU(以下A) 私はMUJI Labo良品ハンターに初参加。生活雑貨で長年親しんできた無印良品ですが、MUJI Laboを入り口に、「ファッションアイテムを探しに行く」という楽しみが加わりました!

Y 素材の探求とデザインに対するこだわりが奥深くて「今度はどんなストーリーのある服が登場するのだろう?」とワクワクしますよね。まずは、こちらの軽アウター「撥水ポリエステルタフタジャケット」、とってもお似合いです!

A 特に気に入ったのがシックな色とほどよくマットな光沢です。そして着てみると、丈が短く袖が長いバランスが最高! ショートボトムとも相性がよくて、羽織るだけで旬のムードになります。

Y 今シーズンの形状記憶ポリエステル素材を使用していて、シワができても表面を手でならすとまっすぐな状態に戻るという機能があるんですって!

A 軽くて撥水性もあり、しかもシワになりにくいなんて、旅行にも便利ですね。ビッグシルエットなのでレイヤードしやすく、長いシーズン愛用できます。

クラフツマンシップを随所に感じるディテールに、バックスタイルも魅力

MUJI Labo撥水ポリエステルタフタジャケットの後ろ姿は、背中にタックがはいりさりげないボリューム感が可愛げある

A 背中のタックでさりげないボリュームが出て、後ろ姿も可愛げがあります。襟や袖に施されたステッチもアクセントになっていてお気に入り。

Y 昔の「作業着」が着想源。このジャケットでは太番手のステッチ糸や直線的な裁断から感じ取ることができます。ワークスタイルはトレンドでもありますが、この1着は芯のあるものづくりの姿勢にも共感でき、長く愛せるエッセンシャルな魅力があります。

A 確かに動きやすく、着やすい! 素材にハリがあり、コンパクトな丈感とも相まって、ビッグシルエットだけど「服に着られる」感じのダブつきがありません。出かける際にサッと手が伸びる、ワードローブの新しいスタメンになりそう。

MUJI Labo撥水ポリエステルタフタジャケットはダークブラウンのほか、黒の展開もあり

撥水ポリエステルタフタジャケット(右から:黒、ダークブラウン)各¥9,990/MUJI Labo

A 撥水ポリエステルタフタジャケットのカラー展開はダークブラウンと黒の2色。S/M/L/XLの4サイズ展開です。私の着用したダークブラウンのLサイズは、赤みを抑えたトーンでネイビーやグレーに合わせても洒落た感じに仕上がります。

Y どちらも光沢を控えめに仕上げてあり、カジュアルになりすぎないのが魅力ですね。それから、改めて驚くのは1万円以下というプライス。

A このクオリティのアウターが4ケタ、というのは本当にありがたいですね!

Y  シワがついてもきれいになる形状記憶に撥水素材、しかもマシンウォッシャブル。「色チ買い」したくなっちゃいます!

キュプラの優しい肌触りと落ち感が上品、着幅の広いワンピース

MUJI Laboキュプラの優しい肌触りと落ち感が上品なワンピース。アシメトリーに紐をアレンジしてこなれた着こなしに

キュプラ混ノースリーブワンピース¥9,990/MUJI Labo その他私物

A 続いては、「キュプラ混ノースリーブワンピース」です。しっとり柔らかな着心地にうっとりしました!

Y 天然素材を原料とするキュプラは、綿の種子のまわりに付着している産毛のような、コットンリンターを一部に用いた優しい肌触りが特徴です。両サイドのリボンをアレンジして着られるワンピースに、なめらかな質感がマッチしています。

A とろみと落ち感があり、リボンを結ぶときれいなドレープが出ますね。

Y はい、アレンジでさまざまに楽しめるデザインもこのワンピースの特徴。ノースリーブのデザインを活かし、ロングTシャツをイン。リボンをアシンメトリーに結んでアクセントをつけました。

A こなれた着こなしになりますね! フラットシューズでもスタイルアップして見えます。

Y そうそう、縦長なシルエットもポイントなんです。ゆとりのあるアームホールで、レイヤードした時に見た目もすっきり。 

両サイドのリボンで自由なシルエットに

MUJI Laboキュプラ混ノースリーブワンピースの後ろ姿

A リボンを結ばずに垂らすアレンジもいいですね。イレギュラーな裾の揺れがモードな印象です。

Y キュプラ混の素材にはリッチな艶があり、洗練された印象に仕上がります。甘さ控えめなミニマルデザインも着こなしやすさの秘訣。着るだけで簡単におしゃれになれるアイテムでもありますよね。

A 墨黒のようなブラックの色も気に入りました。ユニフォームのように着こなせるダークネイビーとの2色展開。どちらも気になります!

軽やかで万能、ボリビア・リャマのハイゲージボレロ

MUJI Laboリャマハイゲージボレロをロングワンピースに重ねてポイントに

リャマハイゲージボレロ¥7,990/MUJI Labo その他スタイリスト私物

A 透け感があり、ふわりと軽いのに、暖かい! 「リャマハイゲージボレロ」はすごく新鮮に感じたアイテムです。

Y このボレロにも、MUJI Laboらしいバックストーリーが詰まっています! 素材は、MUJI Labo開発スタッフがはるか南米のアンデス山脈まで探し求めたというリャマの毛。

A ふむふむ……古くから山岳地方で家畜として育てられているラクダ科の動物なんですね。素材を求めて地球の裏側まで行くなんて本気度がすごい! Labo=実験室の名にふさわしいチャレンジ精神を感じます。

Y 毛色が豊かなリャマは柔らかな長毛が特徴。硬い上毛を取り除いて繊細な産毛だけを用いて仕立てたこのニットは、毛玉もできにくいそうです。ボタンのないシンプルなボレロカーディガンは、羽織りものとしても活躍しますよ。

ミニマムなボレロは旬のバランスで着こなせる

MUJI Laboリャマハイゲージボレロ、無染色のオフ白をまとって

A 今までなじみの薄かったボレロのデザインですが、着てびっくり。モードにもカジュアルにも似合って、普段のスタイルにフレッシュさを加えてくれるんですね。

Y ミニマルなデザイン、重ね着の新しいバリエーションを探している人にぜひ挑戦していただきたいアイテムです。足もとに色をきかせたレオパードのドレススタイルを、上手にまとめてくれますよね。

A コンパクトな丈と長めの袖もポイントで、バランスよく着られます。袖口と前立てのリブがさりげなく幅広にとってあるのも、洗練度を高めてくれる気がします。

Y 細部まで考え抜かれたシンプルさに脱帽です。薄く軽いので、肌寒い時の羽織りとしてバッグに忍ばせておいても便利。ストールのように襟もとに巻くアレンジもおすすめです。

A 無染色でそのままの色を使ったオフ白に、ほどよく肌が透ける軽やかさも魅力。長袖のヘンリーネックセーターも優しいライトイエローで秋の着こなしに活躍しそうです!

MUJI Laboリャマハイゲージボレロと同素材のヘンリーネックセーターは、ライロイエロー色が新鮮

右から:リャマハイゲージボレロ¥7,990・リャマハイゲージヘンリーネックセーター¥7,990/MUJI Labo

リッチなシルクリブのタンクトップ&ロングTは全型・全色買いしたい!

MUJI Laboシルクリブタンクトップ(ダークグレー)とクルーネック長袖Tシャツを重ねて旬の着こなし

シルクリブタンクトップ(ダークグレー)¥4,990・シルクリブクルーネック長袖Tシャツ(アイボリー)¥5,990/MUJI Labo その他スタイリスト私物

A ラストは、「シルクリブ クルーネック長袖Tシャツ」と「シルクリブ タンクトップ」のレイヤード。これは私、即セット購入を決意しました(笑)。

Y 私も同じく、全型・全色、サイズバリエまで欲しくなっています(笑)。シルク100%でこのプライスというのも……ありがたすぎる。  

A 天然素材の肌触りのよさは、まさに極上。薄く繊細なのに“守られている”感が素晴らしい。

Y シルクは吸放湿性に優れ、肌にも優しい究極の天然素材。アンダーウェアとしても最上ですが、MUJI Laboではファッション性を高めたリブトップスに仕上げているところに服づくりへの矜持を感じます!

A 細身のリブの効果で、シルク100%のなめらかな質感が引き立ちますね。薄手トップスのレイヤードがしっくりまとまるから、絶対セットで揃えたくなります。

Y センシュアルなムードを楽しむのに理想的な透け感だと思います。それから、袖と丈がちょっと長めに設計されているのが、“下着見え”しない絶妙なバランス。タンクトップを上に重ねる、旬のレイヤードスタイルにも気軽に挑戦できて、無限の着こなしが楽しめそう。

1枚でも、組み合わせても、無限の着こなし!

シルクリブタンクトップ、シルクリブクルーネック長袖Tシャツはそれぞれ、ダークグレー、アイボリー、黒の3色展開

右から:シルクリブタンクトップ(ダークグレー、アイボリー)各¥4,990・シルクリブクルーネック長袖Tシャツ(黒)¥5,990/MUJI Labo

A 「シルクリブタンクトップ」と「シルクリブクルーネック長袖Tシャツ」は、それぞれアイボリー、黒、ダークグレーの3色展開。どれを組み合わせても今っぽく仕上がりますね。 

Y M/Lの2サイズ展開も魅力です。フィット感の違いを楽しみながら、同色での重ね着もしたくなる。  

A  本当に毎日飽きずに着られそう!

Y  秋から春へ、ヘビロテのアイテムになるのは間違いないです(笑)

素材とものづくりへの探求心が「未来のベーシック」を生み出す

Y それぞれの背景にストーリーのあるMUJI Laboのニューアイテム。素材、製法、生産地に対するこだわりが垣間見えて、今シーズンも「価値ある買い物ができる」と確信しました! 

A 本当にそう思います。現地に実際に足を運び、時間をかけて開発するものづくりの姿勢に感動しました。かかっている労力を考えるとすごく良心的なプライスなので、色チ買い、型チ買いしたいものがたくさんありました。

Y 「シンプルな素材のよさ」は無印良品のアイテム全体に言えることですが、MUJI Laboは、さらに一歩踏み込んでいます。「素材の可能性を追求する実験室」としての矜持を感じますよね。 

A 形状記憶素材から天然素材まで、背景を知れば知るほど奥深く、実際着てみるとその心地よさにも納得しました。こうしてMUJI Laboで生まれた服を、新しい定番として自分のワードローブに加えていくことに意義を感じます。

Y 伝統や風土に根ざした技術を洗練されたデザインに昇華する。私たちはそこに共感し価値を見出す。そんな循環が私たちの「未来のワードローブ」を作り出すのですね。

 


MUJI Labo
https://www.muji.com/jp/ja/special-feature/clothes/mujilabo/ 

YAMAZAKI(山﨑静香)プロフィール画像
スタイリストYAMAZAKI(山﨑静香)

村山佳世子に師事し、2021年に独立。雑誌やデジタルメディアなどで幅広く活躍中。身長は168cm。趣味はヴィンテージのブローチ集めとドライブ。ワンピース好きの山﨑さんは、今回の取材でもMUJI Laboの「キュプラ混ノースリーブワンピース」に注目。「アレンジの幅広さがスタイリング心をくすぐります。素材に合わせたカラーのニュアンスも、いつも絶妙!」。

AKAMATSUプロフィール画像
エディターAKAMATSU

ファッション担当のSPURエディター。YouTube『シュプールTV』でも活躍中。身長は170cm。今回MUJI Laboで紹介した服の、肌触りのよさに驚愕。「一番新鮮だったのは、それまで着こなしが難しいと敬遠していたボレロ。ミニマルなデザインが気に入り、この秋はぜひワードローブに加えたいと思いました!」。