BTS、TOMORROW X TOGETHERが所属するBIGHIT MUSICの5人組CORTISが、初の単独ツアー『2026 CORTIS TOUR <PUT YOUR PHONE DOWN> IN JAPAN』ファイナル公演を日本で開催。9月4日から6日にかけて神奈川・ぴあアリーナMMで行われた公演から、SPUR.JPでは初日となる9月4日公演の様子をレポート。
BTS、TOMORROW X TOGETHERが所属するBIGHIT MUSICの5人組CORTISが、初の単独ツアー『2026 CORTIS TOUR <PUT YOUR PHONE DOWN> IN JAPAN』ファイナル公演を日本で開催。9月4日から6日にかけて神奈川・ぴあアリーナMMで行われた公演から、SPUR.JPでは初日となる9月4日公演の様子をレポート。
“ヤングクリエイタークルー”である5人のこだわりが詰まったライブ構成
2025年8月、彗星のように音楽界に現れたCORTIS。メンバーはMARTIN、JAMES、JUHOON、SEONGHYEON、KEONHOの5人で、デビュー時の平均年齢17歳というフレッシュさでありながら、自ら楽曲制作や振付、映像制作などを手がける実力派としても知られ、“ヤングクリエイタークルー”として注目を集めている。1st EP『COLOR OUTSIDE THE LINES』と2nd EP『GREENGREEN』はいずれもミリオンセラーを記録。この夏はアメリカの大規模フェスティバル『Lollapalooza Chicago』に出演するなど、華々しい活躍を続けている。
初ツアー『2026 CORTIS TOUR 』では韓国や北米など全9都市を巡り、日本公演が千秋楽となった。直訳すると「電話を置いて」を意味するツアータイトルには、「ライブそのものに没入し、一緒に飛び跳ねながら楽しんでほしい」というメッセージが込められている。その世界観を実現するため、CORTISは公式アプリ「PYPD」もリリース。ライブ中に飛び跳ねることで、歩数計のように動いた回数が記録される仕組みとなっており、メンバーの本気度が伝わってくる。
会場のレイアウトやライブの構成にも、メンバーの想いが表れていた。メインステージはやや前にせり出した配置で、そこからアリーナ後方まで長い花道が十字に伸びている。ステージ上に置かれているのはソファ1脚のみ。シンプルな空間によって、音楽への没入感が高まる。ライブ中のほとんどの時間、メンバーはステージと花道を縦横無尽に駆け回り、あらゆる方向のCOER(CORTISファンの呼称)と心を通わせていた。
“めっちゃ頑張った”と語り、日本語でのMCにもトライ
照明やCOERが手にしたペンライトが真っ赤に染まると、ステージの大型スクリーンには舞台裏で円陣を組むメンバーの姿がリアルタイムで映し出される。メンバーがアリーナ席横の通路を歩いてステージへ向かうと、会場のCOERは割れんばかりの歓声で5人を迎え入れた。SEなどは流れず、メンバーは「横浜、叫べー!」「立ってください! stand up!」と、自らの声だけで観客のボルテージを高めていく。
ライブは彼らのアイデンティティを示す楽曲「YOUNGCREATORCREW」からスタート。重低音が響く中、5人はデビューからわずか約1年とは思えないほど堂々としたステージングで会場を魅了していく。COERは大きくペンライトを振り、掛け声を届け、序盤から会場は最高潮の盛り上がりを見せた。「FaSHioN」では、メンバーが長い手足を生かしたダイナミックなダンスパフォーマンスで観客を沸かせる。SNSでバズを起こした「REDRED」では、楽曲に同期して照射されるレーザーが、躍動するメンバーの輪郭をさらに引き立てた。
「僕たちがついに日本にやってきました!」と喜びを爆発させたCORTIS。パフォーマンス中のカリスマ性あふれる姿とは打って変わって、MCでは少年らしい等身大の魅力をのぞかせる。日本公演に向けて、メンバーは日本語の勉強を「めっちゃ頑張った!」そうで、MCの多くは日本語で進行。特にJAMESは積極的に日本語を使い、自然なイントネーションで話す姿からは努力の跡がうかがえた。また、機材トラブルのためMC中にその場を離れることになったKEONHOに対し、メンバーが「何してんの!」と冗談まじりに突っ込み、KEONHOが「すみません!」と爽やかに詫びるなど、仲のよさが垣間見える一幕もあった。
未音源化曲「NANI」をサプライズ披露!
熱量あふれるパートから一転、オルタナティブロック調の「JoyRide」では、観客が灯したスマホライトが幻想的に輝く中、メンバーがどこか寂しげなメロディを優しい声で歌い上げていく。そして、アコースティックギターの音色が心地よい「Lullaby」では、5人が花道で横一列に並び、温かなボーカルを響かせた。
アリーナ席のみならず、2階、3階、4階席のファンにまで常に目を配り、「楽しんでますか?」「全部見えてます!」と声を届けるCORTIS。スマホを手にすることなく、メンバーとともに全力で音楽を楽しむCOERの姿に、「日本、マジやばい!」「皆さんのエネルギーが最高です」と満足げな表情を見せる。そして、アプリ「PYPD」を紹介しながら、「一緒にジャンプしてみようか!」と呼びかけ、COERとともに飛び跳ねていた。
JAMESが魔法のようにステージの炎を操ると、CORTISの原点である「GO!」へ。そして「What You Want」では、MARTIN率いるアリーナ席とSEONGHYEON率いるスタンド席の2チームに分かれ、観客がそれぞれメロディとコーラスを担当して大合唱を繰り広げた。「競争ではない」と言いつつも、ふたりはつい声の大きさを競い合い、オーディエンスを笑わせる場面も。
終盤には、「ACAI」「TNT」などを再びパフォーマンス。披露されるたびに異なる表情を見せる彼らの姿に、その実力とライブならではの魅力を実感する。また、5月にテレビ朝日で放送された冠番組「This is CORTIS!!」で制作過程が紹介され、いまだ音源化されていない楽曲「NANI」がサプライズ披露されると、会場からは歓喜の声が上がった。そして「YOUNGCREATORCREW」では5人が激しくヘッドバンキングし、「REDRED」では最後に花道を全力疾走。終盤になってもまったく衰えることのないパワーで観客を圧倒した。
JAMES「X JAPANを見て『もっと頑張らないと』と思った」
最後に、メンバーが1人ずつ挨拶。adidasのジャケットを羽織り、アンニュイな魅力を放っていたJUHOONは、昨年Spotify O-WESTで行ったショーケースで大きな力をもらったと述懐しつつ、「今回の日本公演にもとても期待して来ました。ライブをしながら、皆さんが前回よりもっと大きなエネルギーを届けてくださったように感じました。本当にありがとうございます」と笑顔でコメントした。満面の笑顔が印象的な最年少のKEONHOは、「アリーナ席だけではなく、2階、3階、4階の皆さんまで本当によく見えたし、皆さんの声ひとつひとつも聴こえて幸せでした!」と、遠くの席のファンにも想いを届けた。
サングラスを額にのせ、前髪を上げたスタイルのSEONGHYEONは、「本当に多くの皆さんが携帯を持たずに、僕たちと目を合わせながら、一生懸命ジャンプして楽しんでくださいました。そんな皆さんの姿を見て、とてもうれしかったです。僕たちと心を通わせようとしてくださったことに感謝しています」としみじみ語る。「初日からエネルギーが本当に素晴らしかったです!」と満足げに語ったJAMESは、日本語でも挨拶。「開演前にX JAPANの公演をYouTubeで観て、『もっと頑張らないと』と思いました。皆さんがこんなに一生懸命応援してくれて、本当に最高でした」と流暢に思いを伝えると、観客から大きな拍手が送られた。
そして、メンバーが話すたびに「Make Some Noise!」と会場を盛り上げていたリーダーのMARTINは、「僕たちと一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくださり、最後まで全力で楽しんでくださったCOERの皆さん、本当にありがとうございます」と感謝。さらに、「これからも一生懸命楽曲制作をして、リリースして、ツアーをして、皆さんとコミュニケーションを取っていきたいと思います」と意気込みを語り、最後に「みんなー! 愛してるー!」と絶叫した。
一度挨拶を終えて舞台を去ろうとするも、歓声はやむことがない。メンバーもその熱い想いに応え、さらなるアンコールを展開した。「NANI」「PACK IT UP」が締めくくりのナンバーとなり、5人はあらゆる方向に何度も手を振り、深々とお辞儀をしてステージを後にした。終盤まで心から楽しそうに音楽に浸り、汗だくになっても構うことなく熱量を放ち続けたCORTIS。とにかく観客と一緒に音楽を楽しみたい。そんな純粋な願いが全面に表れたライブは、幸福感に満ちあふれていた。
01. YOUNGCREATORCREW
02. FaSHioN
03. REDRED
04. ACAI
05. TNT
06. MOTION (feat. Juicy J)
07. Mention Me
08. JoyRide
09. Lullaby
10. Blue Lips
11. Wassup
12. GO!
13. What You Want
14. What You Want
15. TNT
16. ACAI
17. MONEYMONEYMONEY
18. NANI (Demo ver)
19. PACK IT UP
20. GO! (Remix)
21. YOUNGCREATORCREW
22. FaSHioN
23. REDRED








