【CORTIS(コルティス)】新時代を切り拓く5人にインタビュー! メンバーそれぞれを一言で表すと?

"COLOR OUTSIDE THE LINES"というフレーズからランダムに6文字を抜き出して作られたその名の通り、彼らは既存のルールにとらわれず、自由に思考することを標榜する。先駆的なサウンドやアートワークは瞬く間に支持を集め、Spotifyの累計ストリーミング数は2億回を記録し、米ビルボードをはじめとした各国のチャートを席巻。さらにInstagramのフォロワー数は870万人を突破している。デビュー半年足らずで大きなムーブメントを巻き起こしているヤングクリエイタークルー。ミュージックシーンの未来を塗り替えるCORTISの魅力に、日本の雑誌として初めて迫る

"COLOR OUTSIDE THE LINES"というフレーズからランダムに6文字を抜き出して作られたその名の通り、彼らは既存のルールにとらわれず、自由に思考することを標榜する。先駆的なサウンドやアートワークは瞬く間に支持を集め、Spotifyの累計ストリーミング数は2億回を記録し、米ビルボードをはじめとした各国のチャートを席巻。さらにInstagramのフォロワー数は870万人を突破している。デビュー半年足らずで大きなムーブメントを巻き起こしているヤングクリエイタークルー。ミュージックシーンの未来を塗り替えるCORTISの魅力に、日本の雑誌として初めて迫る

INDEX
SPUR3月号に登場したCORTISのモノクロ写真

(上から)(MARTIN)シャツ¥203,500・デニム¥258,500・ブーツ¥297,000(すべて予定価格)・ニット¥203,500・ベルト¥72,600(ともに参考価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ) 

(KEONHO)ニット¥132,000・Tシャツ¥61,600・デニム¥112,200・デニムのポケットにつけたネックレス¥71,500・靴¥154,000/マルジェラ ジャパン クライアントサービス(エムエム6 メゾン マルジェラ) 

(JAMES)チェックシャツ¥250,800・レザーシャツ¥717,200(ともに参考価格)・デニム¥139,700・下に重ねたパンツ¥196,900・ブーツ¥205,700/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) 

(JUHOON)ニット¥1,550,000・デニム¥160,000・スカーフ¥480,000・靴¥165,000/クリスチャン ディオール(ディオール) 

(SEONGHYEON)ジャケット¥85,800・パンツ¥72,600・ピン(クロス)¥33,000・(ラウンド)¥3,300・(ベア)¥3,080/アンダーカバー シャツ¥8,800・ベルト¥8,800・ブーツ¥33,000/ジャンティーク

ファッションも固定観念にとらわれず、ジャンルレスに楽しむのがCORTISのスタイル。

JUHOON

SPUR3月号に登場したCORTISのJUHOON

ジャケット¥740,000・パンツ¥910,000(ともに参考色)・靴¥165,000/クリスチャン ディオール(ディオール)

2008年1月3日生まれ。CORTISに最後に加わったJUHOONは、それまでに子役モデルやジュニアサッカー選手、オーケストラの団員など、さまざまな経験を積んできた。「幼い頃からいろんなことに挑戦してきたおかげで、自分自身について知ることができたと思うんです。僕は何が好きなのかを把握するきっかけになりましたし、アーティストという職業に就いた今、うまく自己表現する助けになっているように感じます」

ジョナサン・アンダーソンによるディオールのファーストコレクションをまとったJUHOON。メゾンのアイコンである「バー」ジャケットはツイード素材に変わり、「デルフト」ドレスのデザインコードはカーゴパンツに落とし込まれている。静謐な品格を保ちながらも、力強い。革新的なルックが彼の魅力と呼応する。

JAMES

SPUR3月号に登場したCORTISのJAMES

ジャンプスーツ¥108,900・中にはいたパンツ¥58,300・靴¥86,900(すべてトーガ ビリリース)・ベスト¥58,300・ベルト¥46,200(ともにトーガ トゥ)/TOGA 青山店 ピアス¥28,300・ブレスレット¥255,900・リング(右手)人さし指¥47,300・中指¥62,300・(左手)¥66,100/トムウッド 青山店(トムウッド)

2005年10月14日生まれ。メンバーそれぞれに声をかける明るいムードメーカーだが『COLOR OUTSIDE THE LINES』のリリースパーティで初めてファンの前に立った際は、感極まって涙を流した。「自分にとって本当にインパクトのあるステージでしたし、音楽の力であんなに多くの人が集まってくれるなんて、簡単なことじゃない。それが実現したんだな、僕はこのために努力をしてきたんだなと実感できました」

ラフに着崩したジャンプスーツを、しなやかな肢体を生かしてクールに自分のものにしたJAMES。

SEONGHYEON

SPUR3月号に登場したCORTISのSEONGHYEON

Tシャツ¥24,200(UNDERCEmma Bennett. All rights reserved, 2026)・ブラウス¥44,000・コート¥187,000/アンダーカバー パンツ¥33,000・ベルト¥8,800・靴¥33,000/ジャンティーク 手首に巻いた布/スタイリスト私物

2009年1月13日生まれ。「GO!」の冒頭とエンディングで、その美声を響かせているSEONGHYEON。自分を「シャイ」と語る彼は、はにかむようなスマイルを浮かべながら話す。「僕は恥ずかしがり屋というよりも、人見知りなんですよね。でもステージは、自分がずっと立ちたいと思っていた場所。これまで長い間練習を重ねてきたので、今では人前でパフォーマンスをするのが恥ずかしいということはなくなりました(笑)」

メンバーと一緒にヴィンテージショップによく足を運ぶという彼。"不均一の中に宿る美しさ"を描いたアンダーカバーのトップスとヴィンテージのワークパンツとの組み合わせに「このスタイル、好きです」と胸をときめかせていた。

KEONHO

SPUR3月号に登場したCORTISのKEONHO

ジャケット¥891,000・シャツ¥192,500・パンツ¥369,600・ベルト¥73,700・ベルトにつけたネックレス¥129,800・靴¥245,300/ルイ・ヴィトン クライアントサービス(ルイ・ヴィトン) 

2009年2月14日生まれ。SEONGHYEONとともに最年少メンバーである彼は、映像面で多数のアイデアを提供し、ミュージックビデオのプロットも担当。「映像を作るときもたいていみんなが集まって始めるし、全員の意見を調整するんですが、僕が"こうしたい"と提案することが多いですね。映像制作には音楽とは違った魅力があって、僕はいろんなものを探して見たりするのも好き。だからいつも自然に、映像について考えているんです」

やわらかな笑顔を絶やさず、朗らかな人柄を感じさせながらもカメラの前では凛とした表情を浮かべる。ラグジュアリーなジャケットとストリートライクなパンツのミックススタイルは、アンビバレントな魅力を放つ彼によく似合う。

MARTIN

SPUR3月号に登場したCORTISのMARTIN

ジャケット¥220,000・ニット¥53,900・パンツ¥66,000・靴¥170,500/コム デ ギャルソン(ジュンヤ ワタナベ マン) ベルト¥8,800/ジャンティーク ピアス(片方だけ使用)¥66,000・ネックレス¥221,760・リング¥66,000/エドストローム オフィス(オール ブルース)

2008年3月20日生まれ。デビュー前から先輩たちの楽曲制作にも携わってきた彼は、ほかのアーティストの作品に関わることにもCORTISの曲を作ることにも、それぞれに違う魅力があると話す。「先輩方やほかのアーティストの曲を作る際は、自分が彼らになったと想像するんです。ステージの映像を見たりしながら。その一方でCORTISの曲を作るならやっぱり、自分が音楽を通して今何を伝えたいのか、どんな音を鳴らしたいのかを考えています」

彼自身がもともと好きなブランドだというジュンヤ ワタナベ マン。ヴィンテージ要素を落とし込んだグランジテイストのルックを、体を揺らしながらロックスターのごとく着こなした。

メンバーそれぞれを一言で表すと?

SPUR3月号に登場したCORTISの5人

JAMES

大人 何だか考えが深いと感じるときがある。(JUHOON)
おかしなお兄さん 音楽番組への出演が続いていた頃、眠気を覚ますためか変で笑えることをたくさんしていたので。(SEONGHYEON)
おかしなお兄さん その奇想天外なアイデアで、結果いいものが生まれる。(KEONHO)
好みがはっきりしたお兄さん 創作するときに、アイデアや意見がはっきりしていてよくまとまっているタイプ。食べ物の好みも多様で幅広いけど、自分のスタイルでよい場所を見つけ出す。(MARTIN)

SEONGHYEON

強い人 自分の信念がすごく強い。(JUHOON)
同い年 同い年だからけんかもするけど、いちばんよく遊ぶ相手。(KEONHO)
VISION 自分のビジョンがあり、自分の望みがはっきりしている。(JAMES)
奇想天外な人 普段からいちばん"COLOR OUTSIDE THE LINES"を体現している人。「JoyRide」の歌詞がなかなか書けなかったときも、最初に場所を変えて出かけて書いてみようと言ったのがSEONGHYEONでした。(MARTIN)

MARTIN

リーダー 責任感を持っていいムードを作ろうと努力してくれる。(JUHOON)
リーダー 最近はその役割をもっと果たそうとしていて、いいリーダーだと思う。
(SEONGHYEON)
E ほかのメンバーと違って誰とでも親しくコミュニケーションが取れて、会話もできる。
(KEONHO)
PASSIONATE 改善すべきことがあると、熱心に取り組む人です。(JAMES)

KEONHO

マンネ(末っ子) いちばん無垢だと思う。(JUHOON)
同い年 ’09同士でいちばん普通に友達っぽいし、楽なことが多い。(SEONGHYEON)
ロックスター 自分が定めた目標を必ず達成して、手に入れたいものや達成したいものがあると惜しみない努力をする。(MARTIN)
KIND 人の感情や視点を考慮して、気配りをしている。(JAMES)

JUHOON

『ズートピア』のナマケモノ 『ズートピア』のナマケモノに似ているし、スローペースなところも似ている。(SEONGHYEON)
SLOW いつも行動がcalmでchillだけど遅くもある。個性的です。(KEONHO)
CHILL 何が起きても、何があっても、チルしている。(JAMES)
クール 理解力が高く、フィードバックも文句言わずに受け入れる。最も正直で冷静で、争うことをしないメンバー。(MARTIN)

INTERVIEW WITH CORTIS

SPUR3月号に登場したCORTISのメンバー

5人で一歩ずつ、ゆっくりと前進していきたい

既存のルールにとらわれない若きクリエイター集団

撮影は2025年の秋。半数以上のメンバーが初めて日本に訪れたというCORTIS。さらにファッション撮影は久しぶりだったそうで、「緊張半分、ワクワク半分で臨みました」とJUHOONは話すが、スタジオ内で流れていたケンドリック・ラマーやタイラー・ザ・クリエイターの曲に合わせてステップを踏みながら、リラックスした5人は「楽しかった!」「日本での雑誌の撮影は初めてだったので、新鮮でした」「衣装がカッコよく気分が上がりました!」「新しい魅力を引き出してもらえた気がします」と代わる代わる感想を口にする。

彼らは周知の通り、BTSとTOMORROW X TOGETHERが所属するBIGHIT MUSICから6年ぶりに登場した新人グループとして、2025年8月にタイトル曲「What You Want」でデビューし、瞬く間に世界規模でブレイク。その強みは、まずはなんといっても、20歳のJAMES以外はまだ10代だというメンバーのフレッシュな感性にある。しかも〝COLOR OUTSIDE THE LINES(線の外に色を塗る)〟を意味するグループ名に違わず、既存のルールや基準にとらわれない。たとえば、各々得意分野はあるものの、MARTINがリーダーであることを除いて明確な役割やポジションを決めず、全員がオールラウンドなパフォーマー。「自分ができることをみんなが全力でやっている感じですね」とJAMESはグループのスタンスを説明する。

「僕はいちばん上の兄として責任感を持って物事に取り組んでいますが、だからこそ同時にいろんなことに自由な気持ちで挑戦しています」

「僕はメンバーの中ではどちらかというと性格が落ち着いているほう。だから、たとえば曲作りをしていてつい方向がずれてしまったときに、本来の目標に向かってみんなを引き戻す役割を担っているんです」(JUHOON)

「僕も、やっぱりその時々に自分ができることをさらにうまくこなせるように努力しています」(SEONGHYEON)

「互いに影響を与え、助け合って、一緒に成長する関係が理想です」(KEONHO)

またCORTISのユニークな存在感を際立たせているのは、メンバー自ら作詞作曲・プロデュースのみならず、振り付けや映像制作まで多方面でクリエイティビティを発揮し、〝ヤングクリエイタークルー〟と名乗っている点だ。5人は練習生時代から仲間たちと曲や映像を作って楽しみ、何かを作ることの面白さに目覚めたというが、中でもMARTINとJAMESは過去に、ILLITの「Magnetic」やTOMORROW X TOGETHERの「Deja Vu」などでソングライターやコレオグラファーとして参加し、実力を証明済み。

「僕は練習生になって2カ月くらいたった頃に、仲間から〝ラップをやってみない?〟と誘われて、カッコいいヒップホップの曲を聞かせてもらったんです。それまでは主にロックやポップスを聞いていたんですが、その影響でラップを始めて、曲を作っては会社に定期的に提出して聞いてもらっていました。やっているうちに真剣にもなったし、曲や映像を作ったり、振り付けを考えたりする人たちによって形成されているカルチャーの面白さを見てきたので、自分たちもみんなでひとつのカルチャーを作りたいという想いで続けてきたんです。大勢で作ったほうがさらに楽しいですから」(MARTIN)

「練習生時代も曲作りは本当に楽しかったですね。完成した曲を聞くと大きな満足感を得ましたし、自分がステージに立って歌う様子を想像したりもしていました(笑)」(KEONHO)

「僕もデビュー前から映像制作などに取り組んでいたんですが、僕たちが作ったものを皆さんが楽しんでいる姿を見ることで、クリエイティブの楽しさが倍増しています」(SEONGHYEON)

「僕らにとって日々の出来事が、何かを作るときの刺激になってくれているんでしょうね。日常生活の中で抱く感情も大切だし、たとえば映画を観て〝あのシーンのアングルが衝撃的だった〟とか、街を歩いていて〝今通り過ぎたおじさんの帽子はカッコよかったな〟と感じたり、自分のアンテナに引っかかる場面に遭遇したら、何でもインスピレーションになります」(JAMES)

もっとも、個性も嗜好も異なるメンバーが集まれば、意思を統一してコラボレーションを成功させるのは容易なことではない。彼らの場合、意見の相違があればとことん話し合うという。

「まずは、自分がいいと思ったことについて、みんなに納得してもらえるくらいの意見を述べるんです。新しいものを生むには、ぶつかりながら創作するのがあるべき形だと思うし、反対意見も含めていろんな意見を聞けば、より広い視野で物事を捉えられます。その上で全員がいいと思うものを絞り込んでいく。こうしたプロセスが重要なのかなと思います」(JAMES)

「つまりそれは、ほかのメンバーのアイデアのほうがいいなと思ったら、そう認めるというプロセスでもあります。なぜって全員が共有する目標は、よりクオリティの高い、優れた表現を実現することなので、そんなふうにお互いを説得し、説得されながら作るんです」(JUHOON)

5人はThe 1st EP『COLOR OUTSIDE THE LINES』でももちろん曲作りに関わっているが、ソウルとロサンゼルスでのソング・キャンプ(注:複数のプロデューサーやソングライターと集中して曲を作るイベント)で綴った楽曲や、2年間にわたる準備期間中に生まれた300曲に及ぶ膨大な候補の中からわずか5曲を厳選して収録。コンパクトな作品でありながら、サザン・ヒップホップからサイケデリック・ロックまでジャンルを飛び越え、メロウだったりハイテンションだったりモードもそれぞれに異なる曲で、多様な表情を見せる。メンバー間で交わされた会話を織り込み、彼らの日常をそのまま描いたリアルな歌詞も、本作の魅力だ。

「このEPは、〝こういう作品にしよう〟などと考えずに着手したんですが、それがよかったんじゃないかと思っていて。何よりもありのままの姿を収めることを考えていました。あくまでも自分たちらしく、率直に、正直に表現をしようと。ある意味で、僕たち自身もまだ自分探しの途中にあるので、そんな今の姿を切り取りたかったんです。言ってみれば、写真のような作品なのかもしれません」(JAMES)

「JAMESさんが言う通り、僕たちはまだ若者だから、日々どんどん変化している。最近は次の作品の作業中なんですが、また違った作品ができるんじゃないかと自分でもすごく楽しみにしています」(JUHOON)

フィナーレを飾るドリーミーなバラード「Lullaby」はまさに、プレッシャーを乗り越えてみんなで未来を切り拓きたいという想いを込めた一曲。早くも勢いに乗った5人は、先を急がず、じっくり次の動きを見極めているようだ。

「当面の目標としては、みんなでゆっくり、一歩ずつ前進したいと思っています」(KEONHO)

「僕たち自身がいつも楽しみながら活動するということも、譲れない点かな」(JUHOON)

「そして、2枚目、3枚目と作品を作っていくうちに、CORTISの音楽性やカラーがよりはっきりしていけばうれしいですね」(SEONGHYEON)

「メンバーでよく、〝10年たってもクリエイトすることへの関心を失わずにいたいよね〟と話しているんです。みんなで集まって一緒に何かを作って楽しむという初心を、ずっと忘れずにいたいと思っています」(MARTIN)

CORTISプロフィール画像
CORTIS

2025年9月にBIGHIT MUSICから、The 1st EP『COLOR OUTSIDE THE LINES』を発表。米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で15位に初登場し、プロジェクト型グループを除く歴代K-POPグループのデビュー作品として最高順位を記録。2025 MAMA AWARDSではBEST NEW ARTIST賞を、Asia Artist Awards 2025ではAAA ルーキーオブザイヤーとAAA ベストパフォーマンスの2冠に輝いた。