セロルの正体とは?
本展の主役は、髙橋さんが作り出した不思議な生き物・セロル。大きな羽根のような耳、鳥のような足、ふわふわの体、涙を溜めた瞳が印象的なキャラクター。2024年に髙橋さんのSNS上で初めて現れ、以降ファンに親しまれる存在に。セロリとアイスが好物で、食べたものによって体の色が変わる……など、まだまだわからないことだらけのセロルの生態を、アートを通して紹介する。 会場はアミューズメントパークのような空間で、来場者がインタラクティブに楽しめる体験型展覧会となっている。髙橋さんの分身ともいえるセロル、その世界観を表現した展示では、よりパーソナルな部分に触れることができる機会に。
寝不足でもキラキラ! 記者会見をレポート
本イベントが開催されたのは、オープン前日の朝。会場に現れた髙橋さんはコーラル系のハウンドトゥース柄スーツを着用。ラペルなどを羽根の飾りで縁取ったエッジの効いたデザインに、白のインナーを合わせ、軽やかに着こなした。そこに勾玉デザインの、シルバーのピアスとネックレスがポイントとなり、アーティスティックなオーラが全開。
まず、自身初の個展に際して今の気持ちを聞かれると「実は、夜中まで会場で作り込みをしていたので、今はいろんな意味で夢みたいな感じです。作業中に周りを見渡すと、各セクションごとにたくさんの方が笑顔で『こうしたらいいよね』とか話し合って進める様子があって、気づいたらセロルの味方がいっぱいできていたんだなって思いました。自分が最初に想像していたもの以上になったという感覚があり、セロルも嬉しいだろうなと温かい気持ちに。ほんとうに青春の日々でした」と、ひとつひとつの出来事を思い出すように振り返った。
夜更けになるまでこだわった点については、「全セクションに対してもっとこうしたいっていうのはありましたが、一番工夫を凝らしたのは、セロルたちが暮らす森」とアンサー。ついさっきまで作業をしていたとは思えないほど爽やかな髙橋さんだが、「気持ちがメラメラ燃えすぎて、いろんなところをチェックして修正していたら、『やばい、こんな時間だ』と。しっかり寝てきましたけど、気を抜くと目がバキバキになりそうなので、優しい視線で話すようにしています(笑)」と明かした。
山梨で泊まり込みの制作も。バイブスを作品に!
会場からは、制作過程についての質問も。「半年以上の時間をかけて制作を進めてきました。結構長い時間をかけたので、振り返ってみると大変だったなと思うんですけど、作っている時はずっとワクワクしていましたね」と展示への情熱が伝わってくる回答。
本展では建築や音響装置、映像制作を横断して活動するクリエイター集団のSAMPO Inc.が空間演出と作品制作を手掛け、彼らとのコラボレーションが楽しかったという。「力を貸してくださったSAMPOさんのアトリエが山梨にあって、King & Princeの活動の合間を縫いながら計7日間ぐらい行きました。そこで実際に粘土を使って立体造形や展示に関するテクニックを教えていただきました。川に行ってフィールドワークもして、石に生えている苔を観察したり、枝を手に取ってみたり、実際に自然と触れ、セロルの森のイメージをどんどん膨らませて。山梨だったから生まれたバイブス、そこからできた作品みたいなところもたくさんあったなって思いますね!」
本展について永瀬廉さんも楽しみにしていて「観に行くよ」と話していたとか。最後に来場者に向けて「会場にはたくさんのセロルがいるので、何体いるのかと探していただくのもおすすめ。入場特典でひとり一体セロルのフィギュアをカスタムして作ることができるので、そういったところも楽しんでいただけるかなと思います」とメッセージを残し、会場を後にした。
『不思議なセロル展 created by 髙橋海人』の会場をのぞき見!
『不思議なセロル展 created by 髙橋海人』は渋谷パルコ4階にあるパルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)で開催中。髙橋さんのクリエイティビティからセロルが生まれたきっかけは、「ファンのみんなと自分なりに交流したい、そして自分が持つ世界観をファンのみんなにも楽しんでいただけたら嬉しい気持ちがありました」という本人の言葉の通り、会場ではセロルはもちろんのこと、髙橋さん自身に近づけるような空間に。夢のひとつであった初個展、「ここまで自分の脳内をさらけ出すことはなかなかなかった、と思うものになっています」と語った渾身の展示の様子をご紹介。
髙橋さんが制作した、こだわりのパート
展示は、もふもふのセロルの毛並みのような壁の空間から始まり、そこではオリジナルアニメーションが流れる。次に待っているのが、セロルたちが暮らす森。原生林のような空間には、そこかしこにセロルの姿が。ラムネ瓶の展示がある一帯は、木のオブジェまで髙橋さんが制作。夜遅くまでこだわったパートのひとつはお見逃しなく! この向かいにあるカスタマイズフィギュアのコーナーでは、パーツを組み合わせ自分だけのセロルを作ることができる。
髙橋さんとセロルが暮らす部屋は見どころ満載
3つ目の空間は、髙橋さんとセロルが暮らしている部屋を展示。ここではセロルとの日常を垣間見ることができ、ヴィンテージ調のおしゃれな室内は髙橋さんの世界観をたっぷりと反映しているそう。
髙橋さんが描き下ろしたドローイングも数多く展示。カラフルなインテリアもポップで可愛い!
家具や壁にセロルがつけた傷跡から、冷蔵庫に貼ったセロルの研究メモまで髙橋さん自身が制作。
冷凍室には、溶けそうな⁉︎セロルを発見。氷の配置まで髙橋さん自身が行っているそう。
セロルの重さを量る上皿天秤は、来場者が実際に手に触れることができるコーナー。時計やコーヒーカップなど、雑貨を使って調査してみよう!
アートワークだけでなく、ラックにかけてある洋服も自分でチョイスするなど、隅々まで見応えのある空間になっている。
締めくくりは、オリジナルグッズショップでお買い物
展示は、オリジナルグッズショップでフィナーレ。髙橋さんが多数のイラストを描き下ろし、細かい部分までデザイン監修したグッズを思い出に持ち帰って。
初めてのセロルグッズは、クリエイターのmoi.さんとともに制作。キーホルダー、シールセット、Tシャツなど、大充実のラインナップに。日常にセロルがそばにいれば、その愛らしさで元気をもらえそう!
全国計6カ所のPARCOへ巡回予定! 開催概要
◆開催概要期間 期間:2026年9月11日~28日 会場:渋谷PARCO 4F・PARCO MUSEUM TOKYO 入場料:¥2,200
【巡回予定】詳細はPARCO各店の公式SNSで順次ご確認ください。
心斎橋PARCO|14階 PARCO HALL:2026年10月17日~11月8日 名古屋PARCO|西館6階 PARCO GALLERY:2026年11月20日~12月6日 福岡PARCO|本館5階 PARCO FACTORY:2026年12月26日~2027年1月11日 仙台PARCO1|5階 PARCO FACTORY:2027年1月16日~31日 札幌PARCO|7階 PARCO FACTORY:2027年2月6日~21日https://art.parco.jp/museumtokyo/detail/?id=1982