フィリップ・リムのお気に入りレシピ

3.1 フィリップ リムのデザイナー、フィリップ・リム。多忙な日々の合間を縫って彼が作る料理がおいしそう、と大評判。本誌のリクエストに応えて、「週末に作ったよ!」と写真とレシピを彼自ら送ってくれた。香りよし味よし食欲をそそられるレシピをお届けする。

TJAPAN(以下T)
デザイナーとして忙しく過ごす毎日の中で、料理はどういうときにするのですか?

フィリップ・リム(以下P)
料理はストレス解消にとてもいいのと、何よりも楽しいのでやっています。仕事のあとや週末など、ちょっとした空き時間をみつけて作ることが多いです。

T レシピのアイディアはどこから?

P 私の場合は、旅行先だったり、試行錯誤した結果だったり、好奇心だったりと、さまざま。とにかくいろいろと試すのが好きなのです。料理の素晴らしいところは、好みの調整がきくし、何より自分のものにできるところだと思います。

T あなたがよく使う素材や調味料はなんですか?

P どういうわけかいつも、にんにく、レモングラス、コリアンダー、塩などを好んで使うことが多いです。抗酸化物質を多く含むスーパーフードも好きです。

T 人生で最初に作った料理はなんですか?

P 鮮明に覚えていますが、それはひどいものでした。インスタントラーメンを焦がしてしまったんです。これってちょっとありえないでしょう?(笑)

T あなたのお母さまが作ってくれる料理で、いちばん好きな料理はなんですか?

P 母はカリフォルニアに住んでいるので、私は年に数回しか彼女の料理を食べることができないのです。その代わり、どんな料理でもおいしくなる手作りのカレーペーストを定期的に送ってもらっています。

T おいしい料理を作るうえで、最も大事なことはなんだと思いますか?

P そのヒミツとは......愛をこめて作ること! 今回の3つのレシピは、私自身がアレンジしてカスタマイズしたお気に入りの料理の中からセレクトしたものです。実際に作っていただいて、気に入ってくれたらとてもうれしいです!(続きを読む)

SOURCE:「You Must Cook with Love!」By T JAPAN New York Times Style Magazine
PHOTOGRAPHS, RECIPES, ILLUSTRATIONS BY PHILLIP LIM, EDITED BY SATOKO HATAKEYAMA JULY 05, 2017

フィリップ・リム 1973年カリフォルニア生まれ。2005年に自身のブランド「3.1 フィリップ リム」を設立し、2005-’06年秋冬NYコレクションでデビュー。シンプルかつモダンな佇まいにチャーミングなウイットを盛り込んだコレクションが人気
フィリップ・リム 1973年カリフォルニア生まれ。2005年に自身のブランド「3.1 フィリップ リム」を設立し、2005-’06年秋冬NYコレクションでデビュー。シンプルかつモダンな佇まいにチャーミングなウイットを盛り込んだコレクションが人気

The New York Times Style Magazine: Japanプロフィール画像
The New York Times Style Magazine: Japan

T JAPANはファッション、美容、アート、食、旅、インタビューなど、米国版『The New York Times Style Magazine』から厳選した質の高い翻訳記事と、独自の日本版記事で構成。知的好奇心に富み、成熟したライフスタイルを求める読者のみなさまの、「こんな雑誌が欲しかった」という声におこたえする、読みごたえある上質な誌面とウェブコンテンツをお届けします。

FEATURE