定番ブランドのアイテムを実際に試して、隠れた名品を見つけ出す良品ハンター。今回は世界的にブレイク中のスポーツブランド【アシックス】のスニーカーをフィーチャー。スタイリストMIYAZAKIとエディターAKIYAMAがプレスルームに潜入し、ファッション視点で選んだ10足を試着した。話題沸騰中のモデルから、パリ五輪のアニバーサリーモデル、知られざるウォーキングシューズまで幅広くセレクト。履くだけで足もとから旬のムードが演出できる一足を手に入れて！
定番ブランドのアイテムを実際に試して、隠れた名品を見つけ出す良品ハンター。今回は世界的にブレイク中のスポーツブランド【アシックス】のスニーカーをフィーチャー。スタイリストMIYAZAKIとエディターAKIYAMAがプレスルームに潜入し、ファッション視点で選んだ10足を試着した。話題沸騰中のモデルから、パリ五輪のアニバーサリーモデル、知られざるウォーキングシューズまで幅広くセレクト。履くだけで足もとから旬のムードが演出できる一足を手に入れて！
ローテクバッシュを最新テクノロジーでアップデート
エディターAKIYAMA（以下A） ずっとアシックスのGELシリーズが気になっていて、今日はリアルバイ目線で探しに来ました。
スタイリストMIYAZAKI （以下M） GELシリーズは衝撃緩衝性のあるゼリー状のGEL（TM）素材を搭載した看板商品ですよね。ハイテクスニーカーのイメージがあります。
A と思いきや、こちらのローテクスニーカーもGELシリーズなんだとか。映画『THE FIRST SLAM DUNK』にも登場したモデルで、80年代のバスケットボールシューズをベースにしているそう。
M ローテクな外見とは裏腹にすごく履きやすい。ピンク系のレイヤードスタイルのハズしにしてみました。
A 甘めの服にスポーティなスニーカーがきいています！
アシックスブームの火付け役になった「KAYANO」シリーズ
M 現在のアシックスブームの火付け役になったのが、GELテクノロジー搭載の「KAYANO」シリーズ。ファッショニスタからブレイクしたハイテクスニーカーです。
A 爪先上がりで蹴り出しやすい設計は、ランニングシューズならでは。クリーンな白のアッパーに、シルバーとネイビーのアシックスストライプが映える、爽やかな一足。
M ソックスとボトムスをブルーで統一して、清涼感あるスタイリングに仕上げてみました。
A 素敵です！ 通気性のいいメッシュも魅力。温暖化の今、これなら秋冬も快適に過ごせそうですね。
ハイテクスニーカー初心者におすすめ！
A お次は「GEL-KAYANO 14」の兄弟モデル。ホールド感を高めながら見た目をすっきり洗練させた進化版で、スニーカーショップ【アトモス】との共同企画。
M GELテクノロジー搭載なだけに、歩きやすさは格別。服にも意外になじみやすいのは、ゴールド使いでもベージュのようなやさしいトーンだからかな？
A ハイテクスニーカーの食わず嫌いはもったいないですよね。まだ持っていない人は、ぜひ試してほしい一足です。
ミニマルなオールブラックの厚底スニーカー
A かなりの厚底！ これはうれしい。
M オールブラックのスニーカーに合わせて、黒を基調に引き締めました。
A ちらりとのぞくイエローメッシュのタイツも、エッジがきいています。
A こちらは走る、歩くの両方に特化した「パフォーマンスライン」のモデル。表からは見えないけれど、やっぱりGELテクノロジーが搭載されています。
M ふわふわの履き心地！ 高いクッション性を備えていて何より軽いのがいい。爪先上がりで踏み込みやすいから、どこまでも歩いていけそうです。
大人気！ ロンドン発キコ・コスタディノフ・スタジオ監修モデル
A 続いてはロンドン発の【キコ・コスタディノフ・スタジオ】監修モデルの新色。以前コラボレーションしてから、アシックスオリジナルモデルの一部を手がけているそう。キコ・コスタディノフとアシックスのコラボスニーカーは毎回即完なので、このモデルは狙い目かも！
M キコ・コスタディノフならではの独特な配色が可愛い！ ファッションブランドの監修なだけあって、服なじみも抜群です。
A シュータン部分のループもユニーク。着脱しやすいし、アクセントにもなりますね。
M アシックスがはじめましてのモードラバーは、このモデルからデビューするのもありですね！
韓国コラボレーションは大胆なブランドイニシャルが目印
M シュータンにアシックスのイニシャルが！ これはインパクト大ですね。
A “着るアート”がコンセプトの韓国ブランド【THE MUSEUM VISITOR】と手がけた新作なんですって。
M まさにアートピース。アシックスってコラボレーションが盛んですよね。
A 国内外のブランドとのコラボレーションは、年間40近くに上ることも。最近は音楽プロデューサーやアーティストなど、クリエイターとコラボレーションすることも増えているんだとか。
M 今後のコラボレーションにも注目ですね。
進化系ローテクスニーカーでヨーロッパのトレンドを先取り
M パープルのアッパーにオレンジのアシックスストライプが鮮やか！
A Mさんお得意のレイヤードスタイルも俄然映えますね。これは北欧のインテリアブランド【HAY】とのコラボレーションモデルをベースにした一足。90年代のハンドボールシューズを着想源にしているんですって。
M レトロなラバーソールのローテクスニーカーだけど、しっかりクッションがきいています。
A アシックスはローテクスニーカーの進化も著しい。ヨーロッパでは今、ハイテク系のネクストとして注目されているそう。
M ローテク系を先物買いするなら今ですね。
フューチャリスティックなルックスのニューモデル
A こちらは比較的新しいモデルで軽い撥水性もあるとか。
M サイドのアシックスストライプが、止水テープで表現されていますね。
A アシックスストライプは足のフィット感を高めるために生まれたディテールだけど、今やアシックスの象徴的なデザインになっていますよね。
M グリーンのアッパーにパープルの靴紐の取り合わせも新鮮。アウトドア風の丸紐も、シンプル服のハズしにぴったりだと思います。
モードにも履けるウォーキングに特化したスリッポン
M 面ファスナーのデザインが新鮮！
A 歩くことに特化した「ウォーキングライン」のモデル。こんなスリッポンもあるとは驚きです。
M 履き口が大きく開くから着脱が簡単。甲もかかとも包み込まれるような履き心地ですよ。
A シニアの方にも履きやすいように工夫されたシリーズで、アシックスの路面店などで扱っているそう。
M ファッションシューズとしても魅力的ですね。
ひねりのきいたトリコロールカラーのパリ五輪モデル
M ラストはパリオリンピックを記念したモデル。
A 【三田スニーカー】とのコラボレーションです。
M 青いトゥ、白いミッドソール、赤いプルタブで表現したトリコロールが可愛らしい。スタイリングはシューズのカラーをひろって、全身にトリコロールカラーをちりばめてみました。
A 赤いプルタブとピンクのソックスも調和していますね。
A 【三田スニーカー】と作るモデルは、シュータンを縦に分割したスプリットタン構造が特徴だとか。
M ファスナーで着脱できる。これは便利。
A パリ五輪といえば、パラリンピックしかり、日本代表選手のイエローシューズが目立っていますよね。
M すべてアシックス製なんですよね。
A 各競技に特化した特別仕様だそう。日本のブランドが世界の舞台で活躍するのは、うれしいことですよね。
機能性とデザイン性を両立したアシックスの魅力に開眼！ 次回作も待ち遠しい
A アシックスは「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」でセレクトされているようなハイテクスニーカーだけじゃない。バリエーション豊富なことがわかりましたね。
M じつは私、スニーカーには苦手意識があって。
A アシックのスニーカーを４足も持っているMさんですが、履き始めたのは最近なんですよね？
M カジュアルな服にカジュアルな足もとだとスタイリングがぼやける感じがして、スニーカーを敬遠していたんです。でも、アシックスは抜群に服に合うと確信。特にファッションブランドとのコラボレーションモデルを履いてそう思いました。
A 一見、独創的なのはデザイナーの感性が息づいているから。こうしたコラボレーションモデルの発売は直前までシークレット。ちなみに近々、セシリー・バンセンとのコラボーションモデルも予定しているとか。
M それは待ち遠しいですね！
アシックスジャパン カスタマーサポート部
https://www.asics.com
0120-777-591
都内百貨店に勤務後、スタイリストの早川すみれに師事。2022年に独立。愛用中のアシックスは４足目に突入。今回気になったのはオールブラックの「GEL-NIMBUS 26」。アシックスのテクノロジーを搭載しつつも、汎用性の高い色に惹かれた。
SPUR.JPではファッション、カルチャー、SDGsなどを担当。今回はキコ・コスタディノフ・スタジオ監修モデルにロックオン。一見奇抜なグリーン×イエローは、地味になりがちな秋冬スタイルの差し色に最適。チョコレートのような甘め配色のブラウン×ピンクも気になる！
