噂のHooked Vintageに行ってきた

早耳のスタイリストさんやおしゃれな友人が教えてくれたこのお店。中目黒の「ジャンティーク」で経験を積んだ安藤小葉さんが夫婦ではじめたヴィンテージショップです。渋谷のイメージフォーラムの通りを六本木通りに向かって歩くと、右手にガラス張りの大きな入り口が。ラックにギュッとかかった色とりどりの洋服や、テーブルにディスプレイされたアクセサリー類を見ると、毛細血管に至るまで血が騒ぎだすような、期待と興奮に包まれました。

私が訪れたGW明けは、ちょうど初めての買い付けから戻られた後(4月のオープン時は私物として集めていたものを出していたというから驚き!)。

店内には民族調のドレスやミリタリージャケット、ワークウェアからレースのドレスまで幅広く並んでいますが、どれもきちんとセレクトされた“質”を感じます。つまり、大人が着ても様になるヴィンテージ。

「この店では、より自分らしく、洋服に限らず家具やお皿などの買い付けも、“うちにありそうなもの”色が強いかもしれません」と小葉さん。30代の働く母でもある彼女自身のスタイルは、芯が通っていて、エッジが効きつつもフェミニンで、とても素敵です。昨今のヴィンテージブームで様々なお店が百花繚乱ですが、30代の自分が等身大で買い物できるお店って実は難しい。大人のみなさん、Hooked Vintageは大丈夫ですよ!

この日出合ってしまったのは、ポリエステルが出始めた50年代に仕立てられたというノースリーブブラウス。花飾りや小粒パールのボタンなどロマンティックなディテールが満載ですが、ポリエステルだから許される甘さ加減がいい。試着するとボタンホールが少しゆるいことに気付いた小葉さん。その場でちゃちゃっとお直ししてくれました。さらに、スタイリングの提案や次に欲しいものの相談など話は尽きません。おしゃれ好きな友達とあーだこーだと服の話をする幸せな時間を思い出しました。

 ちなみに、夏には新しいアプローチにて、ヴィンテージのリペアスペースをスタート予定。ここで買ったものだけではなく、自宅で眠っている“着られなくなった服”にも対応してくれるそうです! それもまた楽しみです。

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エディターKINUGASAプロフィール画像
エディターKINUGASA

顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。

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