おとなの女性にちょうどいいブラ、CALVIN KLEIN UNDERWEAR(カルバン・クライン アンダーウェア)

ランジェリーは編集会議でもいちばん盛り上がるトピックスです。普段、おおっぴらに語られる領域ではないからでしょうか。「気が付いたら毎日カップつきキャミソールだった~」というラクチン派に「そんなのダメ! 大人になったらレースの素敵な下着くらい身につけないと」という檄が飛んだり。

自分も「気が付いたら毎日カップつきキャミソール派」に陥っていました、お恥ずかしながら。「レースの素敵な下着」をまといたいのはやまやまですが、毎日となると気が引けます。

↑ブラは¥8,400、ショーツは¥4,500

そんなときに出会いました、原宿にオープンしたばかりのCALVIN KLEIN UNDERWEARにて。カルバン・クラインといえばロゴ入りウエストバンドのアンダーウェアを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? それもいいけど自分にはちょっとスポーティすぎる、もう少しフェミニンな要素も欲しいワと思っていたらドンズバで現れたのがこちらでした。ショーツの左側とブラの左肩ストラップにさりげなく配されたロゴが、ミニマルなデザインに映えます。けれども、トライアングルになったブラの形や胸元に施されたレースのようなメッシュ飾りが絶妙に女らしい。

さらに着用するとその素晴らしさがわかります。”Asian Fit”を謳うだけあり体にぴたりと沿いますが、スムースなストレッチ生地で着け心地は抜群。しかもとても軽いので肩も凝らない。インポートのブラは詐欺的にボリューム感が強調されることも多く、私はそこに気まずさを覚えますが(笑)、その意味でもこちらは丁度良い。夏の薄いトップスにも響かないインビジブルなシェイプというのも嬉しい(ちなみにショーツもインビジブル)。カルバン・クラインはNY発祥のブランドですが、アンダーウェアのショップは先行して他アジア地域に展開しており、そこでアジア人の体型や要望と真摯に向き合い商品の開発を重ねた結果、このような逸品の誕生となったと聞きました。

さらに店内のスタイリッシュなビジュアルで、アビー・リーが身に着けているのもこのモデル。ミーハーな私はそれだけでも気分が上がりました。

ちなみに、カルバン・クラインといえばラフ・シモンズがチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したコレクションがこの秋いよいよお目見えする、今いちばんホットなブランド。コンクリート仕上げのモダンな内装など、ラフの考えるショップコンセプトは既に反映されていますが、彼がデザインに関わるアンダーウエアは2018年春夏シーズンまで待たねばなりません。ですがシュッと細身の知的なロゴといい、ランジェリーのモダンさとフェミニニティの塩梅の程良さといい、既にラフの息吹が感じられると思うのは私だけでしょうか?

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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