ぽってりしたガラスが無性に好きなんです。うすはりの緊張感のあるグラスなどももちろん素敵なのですが、ちょっといびつなくらい人の温かみが残るアイテムにより魅力を感じます。最近我が家にやってきたタンブラーも、そんなもののひとつ。
「Lagos del Mundo（ラゴスデルムンド）」というメキシコのプロダクトブランドだそう。なんといっても、このぽてっと野暮ったいくらいのフォルムがツボです。厚みもしっかりあり、サイズ感も大きめ。そのガラスをよく見ると、中に無数の気泡が。作業中にできちゃった泡をそのまま残しています、的な不規則に浮かんでいるそれらにもきゅんときました。さらにエッジを縁取っている白いラインもポイントです。購入直前に在庫をすべて並べて見せてもらったですが、どれもぜんぜん太さが違う！（笑）。1つのタンブラーをとってみても、ハンドペイントらしくラインが均一でなく表情豊か。じっくり吟味してお持ち帰りする子を選びました。決して装飾的ではなく、どちらかといえば無骨でメンズライク。緻密すぎないおおらかさがありとても気に入っています。
ちなみに、このグラスを手に入れたのはスタイリストの方に教えてもらったショップ、ideot。初台駅からほど近いこちらには、ニューヨークのガラスブランドや、日本の作家の陶芸品、照明などのインテリアにユニークな造形のアクセサリー……などなど、際立つ存在感がありながら、品のいいアイテムが揃います。素敵なギフトも見つかりそう。とってもおすすめです。
エディターSAKURABA
好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。
