まあるい、しあわせ「koé donuts」

桜の便りに心がはずむ今日この頃。前回の細見美術館に続いて、京都の話題をお届けします。

今回ご紹介したいのは、本日、3月21日にオープンした「koé donuts」ドーナツがまたひとつ進化を遂げた、というお話です。どのように進化をしたかというと、まずは看板メニュー、”ドーナツメルト”の写真を見てください!

ドーナツというとデイリーなおやつをイメージしますが、”ドーナツメルト”はいわばよそ行きのスイーツ。クリームといちごでドレスアップされた、ひと目ぼれ間違いなしのビジュアルです。さらにメルトという名前の通り、口のなかでほどけるようなふわっとした食感が新しい。そして自家製の有機小麦全粒粉をはじめ、有機グラニュー糖、京都美山産美山牛乳、国産米油、京都美山産の美卵を使うなど、素材もこだわって作られています。

そのほか、さくさくの"ドーナツパイ”や食事としても食べられる”ドーナツバーガー”もあり、自分のなかのドーナツのイメージを覆されるメニューが多数揃っているんです。

熱々のリンゴのフィリングと冷たいバニラアイスの”ドーナツアップルパイ”
熱々のリンゴのフィリングと冷たいバニラアイスの”ドーナツアップルパイ”

甘辛なテリヤキソースがおいしい”テリヤキベーコンエッグ”
甘辛なテリヤキソースがおいしい”テリヤキベーコンエッグ”

さらに「koé donuts」は、ドーナツが新しいだけではありません。こちらのショップの最大の特徴は、工場併設型店舗であること。石臼で粉を挽き、ドーナツを揚げて、トッピングをするまでの全製造工程を見ながら食べられるんです。食事中はもちろん、注文を並んでいる間も、ワクワクしながら待つことができるなんて、せっかちな自分にとってはまるで夢のよう。しかも和の要素を取り入れたモダンな店内は、竹でできた六ツ目編みのかごが飾られているのですが、この店内デザインは建築家の隈研吾さんによるもの。

京都に行ったら訪れたいショップが、この春、またひとつ増えました。

テイクアウトのドーナツも。長場雄さんのイラストのパッケージが可愛いです
もちろんテイクアウトのドーナツもあります。パッケージのイラストは、長場雄さんによるもの
©Masaki Hamad a (kkpo)
©Masaki Hamada (kkpo)

エディターMORITAプロフィール画像
エディターMORITA

物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。

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