土楽の土鍋が間に合った!

「あなたが頼んだアレが届くのはいつ?」……家族に何度聞かれたことか。土鍋の水漏れがひどくなり、限界を感じながら騙し騙し使用。というわけで新しい土鍋を購入すべく、知識ゼロからあれこれリサーチした結果、伊賀の陶土で作られた鍋が熱に強く良いとわかってきました(かなりざっくりしていますが)。

そのうち焦ってウッカリ持ち手のない鍋を頼んでしまい返品するなど凡ミスを冒したり、現行の鍋から水漏れが止まらなくなり、どうしたものかと案じていたところ……。小誌ジュエリー連載でいつも素敵な写真を撮ってくださるカメラマンの赤尾昌則さんから「土楽」がいいらしいよ〜とオススメいただきました。(赤尾さんの常に研ぎ澄まされた審美眼と、食に対する飽くなき探究心。いつも撮影の合間にうつわから調味料まで、ナイスな情報をいただいています♪)

「土楽」の鍋は、型で量産するのではなく、職人さんがろくろ&手びねりで作っています。というわけで、手元に届くのは時間がかかるとのこと。ちなみに私、「型でなく職人の手で」という文言に弱い。すごくロマンを感じます。メールで問い合わせると、昨年12月中旬の時点で出来上がりが1月半ばになると。家族は若干急いで欲しそうでしたが、「待つのもワクワクする」と押し切りまして(笑)。リアルジャパンストアでポチりました。

1月に入り、冒頭のセリフをたびたび投げかけられ、このままじゃ鍋の季節も終わっちゃうかも、なんて頃に配送連絡が来ました! やっと届いても、すぐ使えないんですよ(笑)。「目止め」が必要なんです。仕事しながら、じっくりお粥を炊いてまる1日置いて、きれいに洗って完全に乾かす。リモートワークだからできる作業ですね。まさに憧れの丁寧な生活!

茶を帯びたツヤのある黒と、釉薬がかかっていないテラコッタ色。あたたかみのあるコンビネーションがどんな食材も美味しそうに見せてくれます。フォルムもふっくらしすぎずシャープで、食卓が引き締まる。朝の土鍋ご飯から夜のしゃぶしゃぶまで、大活躍です。

ちなみに地味に気に入っているのは「持ち手」。耳たぶみたいな丸みと凹みがあって、掴みやすいし手に心地いい。これぞ職人さんの絶妙な成形によるのでしょう。使うごとに微細なヒビが入り、良い土鍋に育つというのも楽しみ。

ちなみに、8歳の娘がいる家族三人暮らしの私がオーダーしたのは、口付黒鍋8寸。ご飯をたくさん食べる方がいるなら、9寸でもいいかもしれません。

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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