元コスメ! アップサイクルクレヨンに共感した話

発売中のSPUR8月号で、化粧品ゴミの捨て方特集を担当しました。取材でたくさんのプロにお話しを伺い、美を楽しむには未来の美を守る責任が伴う、そう感じさせられました。同時に、様々な取り組みがなされていることを学んで希望を感じ、そういった活動を行う企業や人を応援したい、と情報をこまめにチェックするようになりました。

そんな中で最近心動かされた商品がこちら。ネーミングもなんともキュートなハロヨンです。コスメティックスからアップサイクルされたクレヨンなのです!

 化粧品は最後まで使い切るのがもちろん理想的ですが、残ってしまうこともしばしば。捨てるたびいつも忍びない気持ちでした。そんな役目を終えたカラーたちが生まれ変わり、新しいクリエイティビティの一環となる、なんて素敵な試みだと思い、すぐにポチってしまいました。

私の手元に届いたのは、市販のクレヨンの鮮やかなカラートーンとはまた異なる魅力を放つ、絶妙なカラー。11本色が異なる、世界に1色のクレヨンなのだそう。私は子供に贈るために購入したので、「私は好きだけど、キッズにはもしや地味かな?」とも思いましたが、7歳の娘は「思っていた髪や唇の色を描ける色!」と大喜び。さすが元コスメティックス!と思うと同時に、大人の押し付けではなく、このクレヨンの意義を娘に教えたいと思えた瞬間でした。

美容業界のPRを長年されてきた大澤さんが手がけられているこのエシカルな試みは、COSME no IPPOというサイトからチェックできます。クレヨンの一般的な販売価格を考えると割高ですが、心から共感できる買い物でした。

ちなみに、回収にも参加できるそうです。手元に余ってしまった化粧品のうち、固形または粉体のカラー材を容器から出して梱包し、送るシステム。(送り先はインスタグラムDMから教えてもらうことができると書かれていました)化粧品ゴミの捨て方は、きちんと向き合うと手間も多く大変なので、どうせなら誰かが喜ぶ色に生まれ変わってもらったほうが嬉しいですよね。私も次に捨てる機会に活用してみたいと思いました。

 

エディターMIZUNOプロフィール画像
エディターMIZUNO

主に美容を担当。好きな食べ物は卵かけごはんと芽キャベツ。
歴30年超の宝塚観劇がライフワーク。

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