昔からトマトが大好物で、丸かじりした時の果肉の味はもちろん、ヘタに近いところのグリーンな味が大好きでした。オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの新しいコレクションは、「菜園の香り」がデーマ。私が手にしたこちらのオー・トリプル グロゼイユ・ドゥ・スカンジナーヴ・エ・トマト・デュ・ペルーは、名前にトマトがはいっている通り、幼少の頃から好きだったトマトの味覚を想起させる香りなのです。
トマト、とありますが、香りのキーノートはグロセイユ（レッドカラント）。この少し酸味のある、弾けるようにフレッシュなノートがジューシーな果肉を彷彿とさせ、さらにベルガモットやローズマリーが、夏野菜特有のグリーンな味を想起させます。
香料の配合で、夏のトマトを丸かじりした時のようなフレッシュさを連想させるなんて！ と、最初トライした時に感動しました。
ビュリーといえば、香水にアルコールやエタノールを使わない水性香水を採用している代表的なブランド。肌に優しく、つけた時の香りがそのまま柔らかく持続。インティメイトに楽しめるのも特徴です。時々アルコールにかぶれる私はこの処方はありがたい限り。そして、何よりも美しい包装とボトルにも気分が上がります。実はここしばらくは、フレグランスをあまり使っていなかったのですが、夏はこの香りが定番となる予感。
このコレクションは、この他にきゅうり、ニンジン、クレソン、ビーツとルバーブ、ヴァーベナなどなど、全６種類がラインナップ。野菜の香りってどんなの？ と興味を持ちながらトライしてみると、ああ、なるほど、と、そのイメージに納得しながらも、洗練された味わい深い香りにときめきます。現在は「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー 代官山猿楽町店」、「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー 神戸店」にて先行発売中。6月15日からは全国直営店舗にて発売予定。お店で全種香ってみて、選ぶ作業も楽しいと思います。
主に美容担当。山登りなど自然に触れることが好き。最近は健康とかインナービューティとかいう言葉にめっぽう弱くなりました。
