【サンタ・マリア・ノヴェッラ】初のオードパルファムで春香水に模様替えしました

4種の花にフォーカスしたブランド初のオードパルファムコレクション

ようやく春らしい暖かさに。ということで季節の変わり目にはフレグランスも模様替え。冬よりもライトで、春らしい多幸感と華やかさのある香りが自分から漂ってきたら、それはそれは気分がいいはず！　ぴったりなコレクションをサンタ・マリア・ノヴェッラで発見しました。

これまでは、オーデコロンをメインに展開していたため、実は、大々的なオードパルファムのコレクションがブランドから登場するのは初。この4月から待望の発売開始となりました。コレクション名は、『ジャルディーニ メディチェイ -メディチ家の庭園-』。ルネサンス期に栄華を築いた名家の庭園を彩った植物がルーツとなっています。そう、そこは“花の都”フィレンツェ！　フローラルを貴重とした、ビッザリア、アイリス、マグノリア、ジェルソミーノをキーとした、4種で展開しています。

全て嗅いだのですが、どれも共通して華々しい主張と、上品さのバランスが絶妙。清潔感がありつつも、物足りない感じがしないのが、新鮮でした。フローラルや柑橘系の香水は、付けやすく爽やかである反面、子供っぽい印象になることを懸念してしまうのですが、メディチ家インスパイアなだけあって（!?）、どれも高貴な雰囲気が漂っています。正直どれも素敵で迷ったのですが、私は、このコレクションを代表するアイリスをセレクトしました。

美しい本型パッケージにも胸が高鳴る！

アイリスの花は、フィレンツェの紋章にもなっており、今回のコレクションと縁の深い花。このオードパルファム アイリスは、花の根茎を6年間をかけて抽出して作られるとっても貴重な原料イリス・フィオレンティーナからできているとか！　前半は、ネロリやゼラニウムなど爽快でポジティブな華やかさが広がり、後半からアイリスやムスクのパウダリーで高貴な香りが重なっていき、まさに大人のためのフローラル。

そして見逃せないのがパッケージです。香りのキーとなる植物を繊細なタッチで描いた本型のボックスに美しく収まっています。本のカバーは、1800年代後半の「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のカタログの装丁を忠実に再現したデザインです。ディスプレイするだけで絵になります。絶対に捨てられない！

新しい環境に飛び出すことも多い4月。新しく魅惑的な香水を味方につけるのはいかがでしょう。